RL伏見堂： 日の暮れた教会。眠らない街Ｎ◎ＶＡに夜が訪れつつある────
RL伏見堂： 君は今、その暗い教会の懺悔室にいる。迷える子羊の悩みを聞くのは、神父である君の仕事の一つだが────…

RL伏見堂： ???『────…“光 -Lux-”』
アゼル： 「―――…」

RL伏見堂： 仕切りの向こうに居る人物は機械音声と思しき声で君の聖名を呼ぶ。
RL伏見堂： 君のもう一つの────…いや、本来の、と言うべきか。
RL伏見堂： 異端を排撃する、血塗られた聖務────…異端改宗局･局員としての仕事が来た。

RL伏見堂： ???『────…“濁りし黄金”が、この街に。────…5年前の生き残りが、新たな企みを進めています』

RL伏見堂： 男性とも女性ともつかない声が忌まわしい名を呼ぶ。

RL伏見堂： “濁りし黄金”
RL伏見堂： 聖母殿･秘蹟管理局にかつて所属していたその魔術師は、己が管理するはずの魔に見入られ、闇に堕ちていった
RL伏見堂： そして5年前の争乱において────…己の主義も無く、主張も無く、目的のためにただ同胞を喰らったマギウス。
RL伏見堂： その男が、また動き始めた。


アゼル： 「………」
RL伏見堂： ???『……神罰の代行者よ、今世の異端査問官よ────…歪みし闇の明日を狩れ』
アゼル： 「―――…御命、了承した」


RL伏見堂： ???『────…“光 -Lux-”』
RL伏見堂： ???『奴は、あるモノを探している。回収が可能であれば、回収を────』
RL伏見堂： ???『そうでなければ、最低でも、奴の手にはどうか、渡さぬよう』
アゼル： 「―――…判った」


RL伏見堂： その声に、仕切りの向こうの人物はうなずいた気配を見せる。
RL伏見堂： ???『────…奴が求め、我らが捜し求める“本”の名は────…』

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