《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“太古よりの挑戦者”

エンディングフェイズ4th
メインキャスト:ジヴリル
シーンカード:クロマク
舞台:ウェンズディマーケット

RLクグツin舞台裏: (-■_■) では、ジヴリルのシーン
RLクグツin舞台裏: (-■_■)ノ 場所はどうしやしょう
ジヴリルin舞台裏: |っ-∀-)っ んー、ストリート。 ウェンズディマーケットあたりで
ジヴリル: 賑やかな音楽と煌びやかなイルミネーションと人の笑い声の流れるストリート。
ジヴリル: その中を、外套と黒尽くめの何時もの服装で歩いている。
ジヴリル: 顔の包帯ももう直ぐ取れそうだ、と言う話だったが、よく覚えてない。
ジヴリル: ………あの時のことが頭に焼き付いて、最近は考え事が少し多い。

ジヴリル: 「………………。」

ジヴリル: 教会の寮にいると、アゼルを始めとした、優しい同僚達に心配されてしまう。
ジヴリル: 自分はそんなにヒドイ顔をしているだろうか?



ジヴリル: ───誤魔化すのは得意になった心算だったのだが。箍が緩んでしまったのかもしれない。

ジヴリル: 「………まずいなぁ。」

ジヴリル: ぴた、と広場の中央、大きな木の元で足を止める。…ああ、来月のイベント-クリスマス-に向けて飾りつけが始まっている。
ジヴリル: 日はとうに落ち、家路を急ぐ者と、これから街に繰り出す者、
ジヴリル: 二つの人の流れの中で一人、取り残されるようにしてそれを見上げる。

ジヴリル: 「いろんな死、いろんな別れを見てきたけど─── やっぱり、キツイ、かなぁ………。」

ジヴリル: ───あそこで死ぬとしたら、自分。 そう決めていたはずなのに。
ジヴリル: ───[イレギュラー]………この世界の「予定外」である自分───そう思っていたのに。

ジヴリル: 「そっか………オルデは………」

ジヴリル: 余りにも自分似に過ぎていたから。

ジヴリル: 「………。」

ジヴリル: ベンチに腰を掛け、俯く。
ジヴリル: ───まだ、暫く帰れそうにない。いや、いっそ───

ジヴリル: 「───………っ………!」

ジヴリル: 肩が震える。



オルデ: ――人の波の、賑わいの。その向こう側、はるか遠くの街角に。
オルデ: あまりにも考えすぎていたからだろうか?…居るはずのない、黒い、人影を……見た。

ジヴリル: 「………?」

ジヴリル: 「オルデ?」

ジヴリル: 自然と足が其方に向かい駆け出す。
ジヴリル: 見間違い?───いや。

ジヴリル: 「オルデ!オルデュール!」

オルデ: その声が届いていないのだろうか?それともやはり別人か。その姿はスッと裏路地へと消える。
ジヴリル: 「───っ!」
ジヴリル: たん、たん、と 気がつけば本気で駆け出して
ジヴリル: その姿を求め、路地へ駆け込む
ジヴリルin舞台裏: ジヴ|ノシ-∀-)ノシ"" ← 必死
オルデin舞台裏: |・w・) 可愛いのでそのジヴジヴはあいどるがお持ち帰りします。
ジヴリルin舞台裏: |っ_A_)っそ
ジヴリル: 「オルデ?」

オルデ: 人気のない裏路地。そこに佇むのは、紛れも無く……
オルデ: 塵と化したはずの……。

オルデ: 「――……」
ジヴリル:                    ───はっ、はっ……… 息が切れるほど必死に追った姿

ジヴリル: 「………オルデュール?」

ジヴリル: 震える声………心臓が波打つ。
ジヴリル: ───確かめるのが怖い。

オルデ: 静かに。
オルデ: 静かに、振り返る。
オルデ: 拘束具で覆われた視線が、確かにジヴリルの方を向いた――

ジヴリル: 「───………。」
ジヴリル: なんと声を掛けるべきなのか。短い間だけの邂逅で積み上がった物は何だったのか。
ジヴリル: 確かめられる事は、少なくて。結局───

ジヴリル: 「………生きて、いたの?」

ジヴリル: そんな、当たり前の、だけど重い、一つしか聞けない。
ジヴリルin舞台裏: |っ_A_)っ ………
オルデin舞台裏: |」・w・)」←やりたい放題の構え
ジヴリルin舞台裏: |っ_A_)っ
ジヴリルin舞台裏: |っ_A_)ぅ ← 受けてたつ構え
オルデ: 「…………」
オルデ: 長い沈黙。
オルデ: 実際はほんの数秒だったのかもしれない。しかし、体感的にはとても長く感じられた空白の後、口を開いた。

オルデ: 「―――誰だ?」

ジヴリル: 「………………! ──────。」

ジヴリル: 「………ああ、うん───。」

ジヴリル: ───やはり、そうなのか。自分と同じ。“真田廉”………自分の“オリジナル”と同じ。…つまり、クローン。

ジヴリル: 「ごめん………でも───そっか、初めまして、になるのかな?僕は、そうじゃないんだけど………」
ジヴリル: 自分でも支離滅裂だと思うことを口にする。

ジヴリル: 「キミに、助けてもらったことがあるんだ。」

オルデ: 「……そうか。…記憶の継承が上手く行っていない。分からない」
ジヴリル: 真っ直ぐに、オルデの無表情を見上げながら
ジヴリル: 「………うん。やっぱり、“あの時のキミ”じゃ、ないんだ………?」
ジヴリル: ぼろ、と紫の双眸から、雫が落ちる

オルデ: 「――……お前から哀しみの気配が感じられる。お前は何をそんなに嘆いている?」 紡がれる言葉に抑揚はない

ジヴリル: 「………分かってる心算だったんだ。あの時のオルデはもう………でも。」
ジヴリル: 「あの時のキミに、お礼が言いたかったんだ。それも出来ない内に、消えてしまったから。」

ジヴリル: 左の手で顔を押さえる。
ジヴリル: まだあの時の傷は疼いていて、それが記憶の傷まで疼かせる。
ジヴリルin舞台裏: |__A_)_ でろり
RLクグツin舞台裏: (-■_■)そ とけてる
オルデin舞台裏: |・w・) とけてるとけてる
オルデ: 「―――……」
オルデ: 「……………ジヴリル……」

ジヴリル: 「───………?!」
ジヴリル: ぐす、と洟を啜る音に混じって聞こえた、自分を表す音
ジヴリル: 驚いて涙塗れの顔を上げる
 ぽふ。
オルデ: その頭に、手が乗せられる。
ジヴリル: 「っ………………?」
オルデ: ぎこちなく、どうしていいか分からないように。それでも優しく。

ジヴリル: 「オル、デュール………?」
オルデ: 「……お前が泣くと……私は、道具なのに……心が、ざわつくんだ。……だから…泣くんじゃない」
ジヴリル: 「………オルデ………」

ジヴリル: 「ごめん………ありがとう………ありがとう、オルデ」
ジヴリル: 目の前に立つ彼女に、礼を告げて良いのだと───多分、それで正しいと
            ばふ。
ジヴリル: その首に両手を回し、抱締め 何度も繰り返す。

オルデ: 「おっ、おい……!?」 その行動に戸惑い、しかし振り払えない自分にさらに戸惑う。
ジヴリル: 「もう、泣かないから─── 前のキミに………伝えて………ありがとうって………」
オルデ: 「………………その必要はない。きっと私も、お前に感謝していたのだろうから」

ジヴリル: 「うん………。」
オルデ: ほんの僅か…きゅ、とジヴリルの身体を抱き返して。
ジヴリル: 涙声は変わっていないが、

ジヴリル: 「ありがとう………オルデ。もう、死んだら、駄目だからね。」
オルデ: 「――善処する」

ジヴリル: オルデの首筋に埋めていた顔を上げたとき、その表情には、
ジヴリル: ようやく笑顔が戻り始めていた。
ジヴリルin舞台裏: |っ_A_)っ
ジヴリルin舞台裏: |____)_ でろろ
オルデin舞台裏: |・w・) とーけたとけた
RLクグツin舞台裏: (-■_■)そ さらに溶けた
ルフィニアin舞台裏: ( -ω∴・.、思わず砂糖になってしまう





RLクグツ: 大事な物は無くなってしまったけれど
RLクグツ: でも、思いは受け継がれた
RLクグツ: 今までも、これからもその連鎖は続いていくのだろう

RLクグツ: でも、今はささやかな平穏の中で





“ 太古よりの挑戦者 ”



---xyz











▼面白かったら呟いてみてっ!▼




クリックが励みになりますッ
Web拍手について(公式サイト)
[PR]《難攻不落》っ!!! のスポンサーサイト
[PR]《難攻不落》っ!!! のスポンサーサイト
Copyright(C) TRPGトーキョーNOVA リプレイ 《難攻不落》っ!!!. All Rights Reserved. since2000 3 27