RLクグツ： 早川美沙からの呼び出し
RLクグツ： まぁ、いつものことだ忙しいときに仕事はブッキングするもの。 それが後方処理課
RLクグツ： 今日は一体どんな厄介ごとを押し付けられたのやら



オルデ： 「―――……」　無言で扉の前に立ち、そしてノック。呼び出しを受けた時にすべき行動。
RLクグツ： 「お入りなさい」
オルデ： 「失礼します」　一言述べると、室内に足を踏み入れる。盲目でありながらその動きには危なっかしさの欠片もない。 RLクグツ： 「足を運んでもらってごめんなさいね、早速だけど貴方に任務を与えます」
RLクグツ： 「新興格闘技の”アルティメットコロッセオ”というものが有るんだけれど、 そのチャンピオンについて調査して欲しいのよ」
オルデ： 「……」　唯黙って聞いている。道具は余計な口は開かない。

RLクグツ： 「サイバーウェアをインストールした者同士、時にはアーマーギアやウォーカーですら使用を認められる文字通りのコロッセオ」
RLクグツ： 「それを己の体一つで王座に付いた現チャンピオンには何かしらの秘密がある、と技術部では考えているみたいね」

オルデ： 「そのコロッセオに潜り、その強さを探る――そういう事で宜しいでしょうか」
RLクグツ： 「ええ、そうよ。」
RLクグツ： 「サイバーウェアを扱っている企業のほとんどが自社のアピールの為にファイターを送り込んでいるくらいだし」
RLクグツ： 「千早からエントリーしても何の不思議はない」
RLクグツ： 「ついでに言うと、チャンピオンは今、とある人物を名指しにしてチャンピオンの座と全財産をかけて舞台を整えようとしているし」
RLクグツ： 「それを千早が一手に引き受けられれば、利益になるわ」 オルデ： 「了解。この身命尽きるまで私は任を全うしましょう」
RLクグツ： 「調査費用として、3シルバーを渡しておきます。有効利用してください」
RLクグツ： 「ミッション内容は以上、他に質問は？」
オルデ： 「ありません。任に就きます」　拘束具に隠された瞳、見えてない視線が、それでも真っ直ぐに見据えながら。





RLクグツ： 「よろしい、期待していますよ」
RLクグツ： 後方処理課も至って平和だった





RLクグツ： シーンエンド

---