《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“紅蓮の虹-Crimson Bow-”

オープニングフェイズ2nd
メインキャスト:アゼル
シーンカード:ハイランダー
舞台:聖母殿 自室

RL揚: 部屋で休憩を取っているときだった。

                                 ガタン
RL揚: 扉を軋ませ、入室して来た小柄な人影──キミの弟子の、少年(少女?)

RL揚:            「………ただ今。」

RL揚: ジヴリル=L=S=クライス──キミの姓も受け継ぐ者。

アゼル: 「――おかえり」
アゼル: 読んでいた本を閉じる。
アゼル: 小さな、空気の閉じる音が室内に響く。溜息をつき本をデスクに置いた。

アゼル: 「――……どう、した?」
RL揚: ジヴリル「え──?」
アゼル: また何処かで衝突でもしてきたのか――声に元気はなく、表情に明かりはない。

アゼル: 「――……なにか、なくした……か?」

RL揚: ジヴリル「………あ、えっと──………多分、大丈夫…後で、あやまっとく……
RL揚: 図星だったのか、歯切れ悪く答える。

アゼル: 「――そう、か」
アゼル: ゆっくりと立ち上がる。ベッドが小さく悲鳴を上げた。

アゼル: 「――……いいこと、だ」
RL揚: ジヴリル「うん。」
RL揚: 彼の表情に精彩が無いのは、それだけではないだろう。連日の任務で、疲労が蓄積しているのも、確かだ。

アゼル: 「――……ベッドは、好きに使え」
RL揚: ジヴリル「ありがと。」
RL揚: 彼がふらふらと休もうとした時、
                                      カンカン
RL揚: 部屋のドアをノックする音。
アゼル: 「――……」
               きぃ
アゼル: 扉を内より開く。

RL揚: 使者「ジヴリル=クライス修道士にお呼び出しが。」
RL揚: 扉の向こうに立っていたのは、聖母殿の伝令だった。

アゼル: ヒトツ息をはき、ベッドに倒れこもうとして、倒れ損ねた頭を軽く叩く。

アゼル: 「――“聖務 -Order-”」
RL揚: ジヴリル「──………Sir,Yes.,sir。」
真央in舞台裏: (-■_■)そ いつから聖母殿は外人傭兵部隊になったんだ!?
RL揚in舞台裏: |∀-) ジヴリルのは半分ヤケ混じりのわざとですがw
RL揚: 使者「絶滅騎士団・第5特務分隊への従軍を命じます。」
RL揚: ジヴリル「拝命いたします。」

RL揚: 使者はジヴリルに指示書を与えた後、立ち去って行った。
RL揚: ジヴリル「…“静謐”のアジト叩き、か。」

アゼル: 「――……ジヴリル」
RL揚: ジヴリル「………ん。」

アゼル: 肩に触れ、髪に触れる。
アゼル: 唇が、額に、頬に、触れた。
RL揚: その感触に、目を細め、首を竦める。慣れ始めたばかりの猫の様に。



アゼル: 「――征って、こい」
RL揚: ジヴリル「うん。──いってきます。」
RL揚: そう言って頷いた少年は、扉を………キミの元を出て行った。





アゼル: それは、どこか――初めてあったときに思ったことにも似ていたが――
アゼル: 酷く研ぎ澄まされた刃物のようだった。
アゼル: 研ぎ過ぎて、ボロボロになった刃。
アゼル: 触れれば、折れそうな――そんな脆さ。



アゼル: だから、いつか――そう、遠くないいつか――……



RL揚: ──感じた予感は、翌日、カタチとなってやって来た。

RL揚: 使者「アゼル=クライス神父。絶滅騎士団・第5特務分隊壊滅の調査を命じます。」

RL揚:                    ── それは、奇妙な殺戮現場だったと言う。
RL揚:                    ── 一人残らず焼死しているにも拘らず
RL揚:                    ── 現場となった教会には焦げ目一つ付いていなかった

RL揚: そして──

RL揚: 使者「ジヴリル=クライス修道士の安否が確認されておりません。」





アゼル: ああ――……
アゼル: それは酷く乾いた衝撃だった。少しだけ、予想よりも速かった。



アゼル: いつか、あのコは――砕けるだろうと思っていたから。





アゼル: 男は剣を手に取る。
アゼル: 男は衣を身に纏う。

アゼル: 刃金は白く、法衣は黒く。

アゼル: ただ、その神父は“あのコ”がしたように“聖務 -Order-”に従った。
アゼルin舞台裏: OK! こんなものでっ
真央in舞台裏: (-■_■)そ 砕けたこと確定!?
RL揚in舞台裏: |∀-) アゼるんはらくだわぁ。w RLがやりたい演出全部やってくれるw
観客明夏in舞台裏: 怠けてやがルナw
アゼルin舞台裏: 俺はやりたいほうだいだったぜっ(笑)











▼面白かったら呟いてみてっ!▼




クリックが励みになりますッ
Web拍手について(公式サイト)
[PR]《難攻不落》っ!!! のスポンサーサイト
[PR]《難攻不落》っ!!! のスポンサーサイト
Copyright(C) TRPGトーキョーNOVA リプレイ 《難攻不落》っ!!!. All Rights Reserved. since2000 3 27