《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“紅蓮の虹-Crimson Bow-”

オープニングフェイズ3rd
メインキャスト:レイ
シーンカード:レッガー
舞台:  6年前~回想

RL揚: 炎上する聖母殿を前に、自分達はただ、立ち尽くすことしか出来なかった。
RL揚: 裏切った仲間たち。知らぬ間に聖母殿を侵食していた病巣が、一気に蜂起したあの時。

RL揚: 抵抗勢力を追い払い、辛うじて、組織としての体裁を守りきった、あの後………

レイin舞台裏: そして回想からw
レイin舞台裏: そういえば聖母殿時代とその後はロールしたことはあるけど。決起の時のロールは初めてだ(笑)
RL揚in舞台裏: |∀-) 浄化派の反乱イベント直後です。w 何とか防衛しきって、さぁ、これからどうしよう?と
RL揚in舞台裏: |∀-) 途方に暮れまくってる頃。
アゼルin舞台裏: とりぜず、アゼイリアを抱えて「俺は何のために戦ってるんだぁああっ」 とか叫んでおけばOkじゃまいかっ
サファイアin舞台裏: ぶははははw
RL揚: アゼイリア「私は──私たちは、一体何の為に………」

RL揚:                             戦ってきたと言うのだ?

RL揚: 聖母殿でも将来を嘱望された女性──いつかは聖人に列されるやも?とまで言われたアゼイリア。
RL揚: 流石の彼女も──最早、立っているのがやっとの風情だった。
RL揚: 肉体も──魂も。

レイ: 「この煉獄が俺たちに与えられる結果と言うのか…氷ではなく炎が…俺たちを焼き尽くすのか…なぁ?」
RL揚: アゼイリア「………………──そんな」



RL揚: アゼイリア「…アヤカシから、災厄から、人々を守り続けて、戦って、殺して──その結論が」

RL揚: アゼイリア「……殺し、殺される…果てない地獄──?」

レイ: 「…人が人を裁いては行けないという代償だとしたら? 人を裁く者は人に裁かれる…その結果だとしたら…? 俺たちは本当に癒しを与えられるのか?」



RL揚: アゼイリア「………もう、分からない──私には………分からない──」
RL揚: 今度こそ、折れるように、雪に膝を付いた。

レイ: 「立ち上がれ…俺にだって答えを出している訳じゃない…だが、俺は答えを探そうと思う……乗らないか? 道が別たれるまでは運んでやるぞ…」
RL揚: アゼイリア「──すまない、レイ………ありがとう──。だが、私は………」

RL揚:                       まだ、動けそうに無い

RL揚: 吹雪の中、辛うじて届いたその呟き。
RL揚: そう言って、彼女は雪の中、立ち上がった。

レイ: 「なら、白紙のワンウェイチケットは用意しておく…行き先は……いつかお前が教えてくれ…」

RL揚: 倒れる前とは違う──砕け散った残骸のような笑みを浮かべ、
RL揚: アゼイリア「………ああ。いつか………」
レイ: 「…その行き先が俺たちが求めたEDENであればいいんだがな…」





レイ:   そして…俺は、聖母殿からのワンウェイチケットを切った…まだ、あいつのチケットは届いて居ない。

RL揚:                     ── あれから6年経った。
RL揚in舞台裏: |∀-) 現代は フリーランスのカタナ、でしたっけ?
レイin舞台裏: カタナですな…地獄へと運ぶ運び屋ですw
RL揚in舞台裏: |∀-)
RL揚in舞台裏: |∀-)ぅ

RL揚in舞台裏: 「炎に包まれる彼のマシンと依頼者。それは運び屋たる彼の心を打ち砕いた。」
RL揚in舞台裏: 「その真相を暴くために手にしたのは新たなるマシンではなくただのカタナ。」

RL揚in舞台裏: |∀-) これ、借りて良い?
レイin舞台裏: いいですよぃ
RL揚: 傭兵-KATANA-としての稼業も、もうすっかり馴染んだ。
RL揚: 何時ものバーで、酒を飲みながら、仲介屋からの紹介で来る予定の依頼人を待っていた。
                                    カラン──
RL揚: ドアベルの音が響く。待ち人だろう。

レイ: 「誰を運んで欲しいんだい? お客さん」
レイ: 「もっともチケットは一枚しか用意してやれないがね…」

RL揚: 現われた人物は、聖母殿の聖印を身に付けていた。
RL揚: 依頼人「──“能天使”を一人。」
RL揚: 傍に立った人物は、事務的に告げた。
レイ: 久しぶりの感覚に依頼人から視線がそれる。グラスに浮かぶ氷がやけに冷たく見えた…



RL揚: 依頼人「ターゲットは………貴方とは無関係ではありません。」
RL揚: 依頼人「名は、“紅蓮”。火炎の精霊を操る事を得意とし──嘗て、貴方の乗る車両を襲ったテロリストです。」
RL揚: そう告げながら、 その人物は、懐から取り出したデータクリスをポケットロンのプロジェクタに挿入する。
アゼルin舞台裏:
アゼルin舞台裏: なんだってーっっ
レイin舞台裏: いきなり過去が迫ってきましたよ?w
RL揚in舞台裏: |∀-) 6年前と、運び屋ドロップアウトのきっかけの2段構えで
レイ: 「……今日の氷がやけに音が鳴ると思った…それが能天使の仕業と言うのかい?」
RL揚: 依頼人「ええ。“紅蓮”の、ひいては“氷の静謐”にとって都合の悪いものだったのでしょう。」

RL揚: 依頼人「そして、今もまた。」
RL揚: 依頼人「“彼女”は、我等の手から一つの秘宝を奪い去って行きました。」
レイ: 「…一つだけ言っておくことがある。今の俺は”炎の運び手”だ…”輪”じゃあないさ…それでも良いなら運んでやる…」
RL揚: 依頼人「………“彼女”の企みが潰えれば、後の事は我等のエージェントが行ないます。」

RL揚: そう言うと、依頼人はプロジェクタを起動した。
RL揚: 投影される一人の人物の姿。
RL揚: それは、紛れも無く

RL揚: 6年前に姿を消した女──  アゼイリアの姿だった。



レイ: 「…これが…動いた答えか…」
RL揚:                             依頼人は応とも否とも答えず、
RL揚:                             ただ、ゴールドのキャッシュをレイの目の前に置いた。



レイ: 「良いだろう応えるために引き受けよう…だが、氷が溶けても文句は言うな。俺達が会えば氷なんて炎に解かされてしまうだろうさ…」

レイ: 指先が揺らめく。そっと炎がサインを刻む。 

レイ: 「領収書だ…。そのフレイムラインなら俺だと伝わるだろう…」
RL揚: 依頼人「お任せ致します。」

RL揚: 受け取った依頼人は一礼すると、
RL揚: その姿を揺らめかせた。
RL揚:                             ──それだけで、その姿は消えてしまう。



レイ: 「陽炎…か……」





レイ:   …果たして、最後に俺たちが見た陽炎は一緒だったのだろうかと。6年前の陽炎へと問いかけた…。
サファイアin舞台裏: かっこえぇっΣ
レイin舞台裏: 設定なんて今まで味付けだったのにぃ(笑)











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