RLくろしろ: かくして、戦場には静けさが訪れ――
ジヴリル: 「は、ふぅ………」
ジヴリル: くたっと、地面に座りこむ。
真央: 「これで・・・終わったの・・・」
レティシア: 「…。すっきり、した?」>マオ
ジヴリル: 「僕は未だ一仕事あるけどね──」
ジヴリル: と、真央に答えてから、
ジヴリル: レティシャの言葉に、真央の表情を伺う。
真央: 「エレナの無実はこれで証明された・・・でも」
真央: 「彼女は帰ってこない・・・」
真央: また、涙が溢れてくる
ジヴリル: 「………………。」
レティシア: 「…そう、ね。帰ってこない。」
真央: 「人を傷つけることしか出来ない私が生き残って、誰よりも他者の幸せを願っていた彼女が帰ってこない」
ジヴリル: 「──ん………じゃぁ
ジヴリル: 「真央がするべき事は、決まってるじゃない。」
ジヴリル: 俯いた頭の、髪を左手で撫で、言葉を掛ける
真央: 「・・・?」
ジヴリル: 「エレナ嬢の遣り遺した事を
ジヴリル: 貴女が、継がなきゃ。」
ジヴリル: 「彼女のしたかった事を──貴女の出来る方法で。」
真央: 「私が・・・エレナの・・・遺志を」
ジヴリル: 「それが、彼女にして上げられることじゃないかな。」