ジヴリル： 小さな足音が、レティシアの後ろで響き、

ジヴリル： 「お姉さん♪　今、一人ですか？」

レティシア： 「口調。似合って無いよ。」苦笑しながら。

ジヴリル： ──その通り、今時誰もやらん様な軽い口調。



ジヴリル： 「あははははっ。いや、やっと仕事から解放されたのは良いんだけど、どうにも
ジヴリル： 「お金もないし時間も持て余してるし──」

ジヴリル： 「…て、訳でこの間のラティアの報酬、未だあるんだったら、ちょっとご相伴させて貰おうかなぁ、と。」

ジヴリル： 受け取らないと言ったくせに、調子の良い発言をする。



レティシア： 「…ぷっ。」しばらく聞いていて。　

ジヴリル： くき、と首を傾げ、
ジヴリル： 「だめ？」

レティシア： 「分かった分かった。分かりました。」先ほどの考えを振り洗うように
レティシア： 「じゃあ、二人で半分こ。ね。」

ジヴリル： 「わい♪──じゃぁ、行こう。」
ジヴリル： と、くるりと街に足を向け………付いて来てくれると確信でもしているのか、歩き出す。 ジヴリル： [m1]起動：ホット・チリ
ジヴリル： [m2]起動：ホワイトムスク
ジヴリル： [Ｍ]〈交渉〉＋〈売買〉【生命】6+1(HC)+2(白麝香)+H8(札)=１７ ジヴリル： ──結局、レティシャ嬢、ジヴリルにそのまま、あちこち連れまわされた。

レティシア： 「後でラティア君にもお礼言っておきなさいよ。」で。
ジヴリル： 「──ん♪」





RLくろしろ： ――二人が去った教会。
RLくろしろ： 朝の日差しを受け、輝く壁面に飾られた聖氷紋章。
RLくろしろ： その一つに、小さな異変が起きていた事を――立ち去った二人は知らない。





RLくろしろ： シーンエンド

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