《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“螺旋楼”

オープニングフェイズ1st
メインキャスト:ジョン・田中
シーンカード:マヤカシ
舞台:千早アーコロジー
RL TIO
ミルフィーユ状の都市――緻密かつ大雑把な組み木細工、或いは構造体の繭だとか、擬似循環都市システムだとか、環境建築だとか、色々言われてはいるが、要は街である。
光ファイバーで日光を引き、不足分の光量だけ照明をつけた天蓋。
限られたスペースを貪り尽くすべく、見渡す限りのビル、ビル、ビル――
区画番号を見なければ、初めての来訪者は自分がどこにいるのかさえ分からなくなる。
WEBのノードにさえ似たそこが、地上千早の本営、千早アーコロジー。
日頃は本社からの出勤か、外から眺めるくらいで、あまりアーコロジー内での仕事というのはない。
それだけ治安が万全ということだ。
 
ただ、今回は珍しく、中の仕事へ回された。
警備だ。
年に数度の布教活動、真教から公認聖人(セイント)が巡礼してくるのだった。
N◎VAの主立った教会を回っての講話会。千早アーコロジーでの会場は、第三層の教会だった。
田中
「…中の仕事は久方ぶりだな」
首を軽く回す
「ま、何事も無く終るのが一番だが…俺が来た時点でなんか在るって事だろうな…」
RL TIO
田中が選ばれた理由は、主に二つ。
VIPの警護ということで、後方処理課からの人員を派遣し、警備の動向を社長に近い位置で把握する必要があったこと。
もう一つは、式典の中身が中身だけに、あまりにもあからさまな武器を持っての警護はしかねる、ということ。
脇の下が膨らんでいるだけでも、教会関係者は嫌な顔をするのである。
RL TIO
?「おじさーんっ」
ぱたぱたと忙しなく、ローティーンの女の子が駆けてくる。
田中
顔を顰め
「おいおい…俺はまだ28なんだ…ナイーブな青年の心を傷つけちゃいかんと学校と教会で教えてもらわなかったのか?」
RL TIO
?「あ、ごめんなさいっ、ええと……お兄ちゃん?」
田中
「…まぁ、いいが…お前さん、一人か?」
RL TIO
聖歌隊の衣装を着て、長いブロンドを靡かせた、北欧系の少女だ。
アンネという。田中の友人の娘で、以前家に邪魔した時から、妙に懐かれていた。

アンネ「うん。練習のお昼休みなの。窓からおじ……お兄ちゃんが見えて」
田中
「で、抜け出してきた…・と?」
RL TIO(舞台裏)
|- ̄)
|- ̄) 12,3歳です
|- ̄) らきすた聞きながらシナリオ考えたせいで脳内CVがゆたか
ジヴリル(舞台裏)
ジヴ「射程距離だっ!」|っ_A_)+  (DAMARE
田中(舞台裏)
ジブリル・・・w
RL TIO(舞台裏)
|- ̄)そ
RL TIO
アンネ「うん」
田中
「…仕方ない奴だな…」
苦笑を浮かべ
「親父さんに代わって罰でもくれてやるか…よし、俺も喉が渇いていてな…少し、つきあいな」
まぁ、パフェくらいの散財してもいいだろう
RL TIO
アンネ「わ、本当? でもお兄ちゃん、お仕事は?」
田中
「今までしてたさ…で、20分ほどの休憩は許されるだろう」
ポケロンに少しシフトを変えて、20分ほど休憩に入ると連絡
「…こいつでよし…ところで、何か食いたいものはあるか?」
RL TIO
アンネ「ごちそうになりまーす。じゃあ、ホットサンドとパフェで」
愛らしい顔をして、遠慮をしない子だ。
田中
「やれやれ、よく食う奴だ・・まぁ、それくらいの方が見てて気持ちは良いがな」
近くの喫茶店にはいると即注文
「…で、調子はどうだ?」
その後学校や近況の話を聞く
RL TIO
嬉しそうに、中学に入って友達が増えたとか、数学が分からないとか、給食がおいしいとか、他愛もないことを話して、
アンネ「あ、そうそう、あのね、私たち今度、聖女様の前で歌うんだよ」
と、アンネが入ってる聖歌隊の話をする。
田中
「…ほぉ…歌か…そいつは凄いな…」
RL TIO
アンネ「でしょ、でしょ」
田中
「俺にはそっちの才能はなくてな…頑張ってるじゃねえか…親父さんもきっと特注のカメラもってその勇姿を映しに来るぜ」
RL TIO
アンネ「う。お父さんならやるかも……聖女様の講話会なんだから、恥ずかしいことしないでって言っておかなきゃ」
田中
「そいつは無理だ。親ってのはそういうもんさ…」
RL TIO
アンネ「え~」

――PiPi!
キャッチが入る。
田中
「ん…すまんな、仕事だ…」
直にポケロンを手に取る
RL TIO
クグツ『田中さん? すぐ戻ってくれませんか。教会裏のブランク区画をチェックしてた連中が、妙なものを』
田中
「…了解、直に戻る」
それだけ返すと
「…嬢ちゃん、悪いな…一寸緊急の仕事だ…また、今度な」
RL TIO
アンネ「う、うん。ごめんね。気をつけて」
田中
清算をすませて外に歩いていく
「何、たいしたことじゃねえよ…」
RL TIO
最低限の作業用照明だけがついた、区画表層地下――
発見されたのは、変死体だった。
ぱっと見で、外傷はない。
腐敗の進みからして、少なくとも死後数日……しかし地下区画は熱がこもるため、腐敗の進行は早い。
詳しいことは鑑識送りだろう。
酷い臭いだった。
クグツ「お疲れ様です。……この遺体なんですが」
田中
「…何者だ?」
RL TIO
クグツ「指紋とIANUS照合の結果、ランクB、四層5B-512、佐藤裕次……」
クグツ「ただ……この人、死亡届が出てるんですよねえ、先週。交通事故です」
クグツ「遺体は勿論、遺族が引き取って、火葬の届けも出てるんですが」
田中
「…おいおい、じゃ何か?あるはず無い死体が此処にあるってか?」
匂いと同じくあまりに臭い話に顔を顰める
RL TIO
クグツ「そういうことです」
田中(舞台裏)
なんて胡散臭い話なんだ・・・w
あるはず無い死体、正にホラーw
マルス(舞台裏)
いい話だ(ぇ
田中
「…とりあえず、報告だ…検証した後は念入りに関係者の口止めしておけ…公開するかどうかは上の判断だからな…」
RL TIO
クグツ「勿論」
田中
そこで、溜め息一つ
「…ジンクスって信じるか?」
クグツに問いかける
RL TIO
クグツ「は?」
田中
「毎回、俺がろくな目に合わない時には同じ事が起きるんだよ…こういう話を聞いた後、30秒後後に連絡が入るんだ…そうだな、後、3、2、1…」

Pipipipipi…

「…ほらな」

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