《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“閉ざされし扉”

RL揚(裏)
|っ-∀-)っ
|っ0∀0)っ
|っ0∀0)っ?!
|っ0∀0)・;∴゛
シキ(裏)
|へ○)
武藤(裏)
ヤン師 何を引いた
RL揚(裏)
(。_ _)。___
(。_ _)。___ TIOさん
武藤(裏)
なによ
シキ(裏)
|へ○)業物ニューロデッキは、ナニを引いたんだ!
RL揚(裏)
(。_ _)。___ 久しぶりに当てちゃったよ
信也(裏)
あれか、あれなんだなっ!
シキ(裏)
|へ○)きたか!
武藤(裏)
|- ̄) あたっちゃったんだ
エンディングフェイズ4th
メインキャスト:信也 &──
シーンカード:マネキン
舞台:通学路 下校中
シキ(裏)
|へ○)b GJ!!!
武藤(裏)
|- ̄)b
RL揚(裏)
|っ0∀0)っ めっちゃナチュラルに マネキンをドロー
信也(裏)
業物すぐるw
武藤(裏)
|- ̄) 一ヶ月後とかでもいいかなあッ <信也
信也(裏)
武藤がどんな演出をひっぱろうとしてたかわからないから、お二人に舞台はお任せしますぞ
RL揚(裏)
|っ0∀0)っ 1月後?w
武藤(裏)
じゃあ信也宅を一ヶ月後に尋ねよう ケーキでも持って
|- ̄) 一人で
シキ(裏)
|へ○) どきわく
RL揚
あの、荒れに荒れた嵐の夜から1ヵ月後。
高校生である信也は、普段どおりの生活に戻っていた。
宿題の入っていたはずのデータクリスはブラックハウンドに回収され、戻ってこなかったが──

暦の上では、梅雨も空けそろそろ夏になろうとしている。──常春であるNOVAでは季節を感じ辛いが。
武藤(裏)
|- ̄)
|- ̄) 南無い <宿題
シキ(裏)
(@○へ○)ぶはっ!<宿題
信也(裏)
ところで時期っていつごろだっけ? 今夏休みだな!
RL揚(裏)
|っ0∀0)っ だな!
信也(裏)
補修だな!!
武藤(裏)
|- ̄)b
信也(裏)
家か?帰宅途中か?
武藤(裏)
任せたッ
信也(裏)
帰宅中!免停中で徒歩か!
武藤(裏)
|- ̄) おお。 ソレダ
RL揚(裏)
|っ0∀0)っ ぶははははっwww
武藤(裏)
南無過ぎる
信也
「あちぃ…」
夏休み?そんなものは彼には影も形も訪れなかった。
宿題の未提出。
挙句に、拘留されていた間の欠席。
そして当たり前のように、その穴埋めに行われる…

補習

その帰宅途中、彼は一人…無駄に晴れ渡った快晴の空に愚痴る。
武藤
免停中につき歩くしかない家路。
昼下がりの焼けた舗装が疎ましい。
そんな折に脇に止まったセダンの窓からは、酷く涼しげな冷房の匂いが漂ってきた。
「よう、不良少年」
信也
「なんすか、おまわりさん。乗ってないっすよ」
武藤
突然顔を見せたのは、微妙に見覚えのあるイヌ。

「お前さんの家に行くとこだったンだ。乗るか?」
信也
「まじすか?いやそりゃ嬉しいな…って」
「なんで?」
当たり前の疑問を口にする。
武藤
「お前さんには知らせておこうと思ってな、色々」
信也
「まあ、いいか」
セダンの助手席に乗り込む。
武藤
途端、強めの冷房が汗を一気に引かせる。
よく冷えた缶コーヒーを手渡され。
信也
「ふぃー、文明最高。ラッキー、いただきまーす」
先ほどまでの疑念を吹き飛ばしたかのように何の疑いも持たずに一気に喉を潤す。
「うへ、これちょっと濃くないすか?」
思わずむせてしまう
武藤
「そいつの味が分からんとはまだまだだな」
行ってアクセルをゆっくり踏み、車を出す。

「Behind Stalkerだがな、極刑になりそうだ」
信也
その名前を聞いて、神妙な顔つきになる。
「……」
無言のまま、キャルムの缶を見つめる。
武藤
「具体的な罪状は、ま、ぐだぐだ転がりそうだが、始末されるってことではどこの派閥でも一致を見てるンでな」
信也
「大人の事情ってやつでしょ?よく…わかんねえっすよ…」
武藤
「そのうち分かるようになる。避けるにしろ突っかかるにしろ、付き合いは避けられねぇからな」
信也
「そんなもんすか…」
信也(裏)
一ヶ月間、キューブからは音沙汰なしなんだろうねえ?
武藤(裏)
|- ̄) ウン
RL揚(裏)
|っ0∀0)っ 寧ろ、警察にとっ捕まって以来、行方が知れないレベルだから
|っ0∀0)っ 武藤の胸倉掴むんじゃないかと冷や冷やしていた(ぁ
信也(裏)
あー、その反応は想定してなかったなw
武藤
「っと、そういや名乗ってなかったな、俺は武藤だ。武藤戒巡査部長」
「ネットに晒すなよ」
信也
「はは…ネットは苦手です」
自嘲気に笑う。
あれからwebには触れてない…キューブを思い出すからだ。
武藤
「そいつは奇遇だな、俺も苦手だ」 そんな信也の心情を知ってか知らずか、にやにやと笑い。
缶コーヒーを一口含んで、表情を消す。

「お前さんがつるんでた“キューブ”だがな」
信也
はっと顔を上げる。
武藤
「市外退去が決まった」
信也
そしてその言葉が重く…その心をえぐる…
「市外…退去っすか…」

ゴールへ連れて行くと言った。
あいつは最期まで信じてくれた。
でもその約束は守れなかった。

「どこに行くとか…わからないっすか?」
武藤
「東南アジアのどっかで、監督つきで暮らすことになるかね」
「そういうやつの行き先は機密だ、俺達にも分からん」
信也
「遠い…っすね…」
窓の外を見てつぶやく
武藤
「ああ」
信也
「もしあいつに会えるチャンスがあるなら…伝えてくれませんか?」
うつむいたまま…
武藤
「……」
信也
「ごめん、約束は守れなかったって」
空き缶を握る両手に思わず力が篭るのがわかる。
武藤
「悪ィな、保証のできん約束はしねぇ」
信也を見ずにそう言い捨てる。
信也
「いや、もし会えたら…でいいっす」
武藤
「そうだな」
大人が子供に気休めを言う時の口調。

そしてほどなく、信也の家に到着し――と、見知らぬ車がもう一台、家の前に停まっているのが見えた。
「ところで加藤信也君」
信也
「なんです?急にあらたまって」
武藤
「送迎代とお前さんの不始末の処理の代金分、頼みたいことがある」
信也
「高くついたな。なんです?あんまりうち…金ないっすよ」
武藤
「本当はこんなのぁ生活安全課の職分なンだがな、家出した子供を保護したンだが」
信也
「はあ」
気のない返事
武藤
「そいつの家がなくてな。……なんでか俺が面倒を押しつけられた」
「つっても、うちは赤ん坊が一人いるし、そもそも留守がちでな」
「赤ん坊も基地内の託児所に預けてるか、仮眠室借りてあやしてるかってなもんで、とても面倒見れん」
信也
「そいつの面倒見ろってんですか?そりゃ…母さんに聞かないと…」
武藤
「施設の都合もつかなくてな。お前、夏休みの間だけでも預かってくれんか」
信也
「いや、でも…まいったな」
武藤
「親御さんにゃ俺から言うさ。なに、この手のプログラムはけっこう頼んでるんだ」
「やっぱ少年の更生にゃ当たり前の家庭で過ごすのが一番イイ」
ドアを開けて炎天下へ出る。
「とりあえず今日は顔見せってことで、さ、出てくれ」
信也
「そりゃ…それならいいですけどって…待ってくださいよ」
車を降りる
武藤
「おいアーニー、連れてきてくれ!」
RL揚
アーニー「あいよ。 来たってよ」
  女性警官が車の後部座席を覗き込んでいるが
              「── まだ こころの準備が 」
アーニー「今更何言ってんだ」
  向こうもなにやら揉めている
信也
「参ったな…どうせ俺が面倒みるんでしょ?ガキのお守りなんか…」
RL揚
アーニー「だってよ」
              「──……」
アーニー「いや、そんな目で睨まれてもなァ」

ルーフに肘を掛け、けらけら笑いながら後部座席を覗き込んでいるが

アーニー「お。行くかい?」
彼女が身を退くと、ドアの影から小柄な姿が現れる。
武藤
《不可触》
「紹介するぜ」
RL揚
──髪を以前と違う色に染め、白いワンピースの上にカーデガンを羽織った『少女』の姿。
信也(裏)
わーい、二人はどこで打ち合わせしてるんだいw なにこの息の合い方w
RL揚(裏)
|っ0∀0)y-~
シキ(裏)
知ってるか?ここ(《難攻不落》)の人たちはね、面白いことにかけては、労力を惜しまないんだ。
武藤
DIVINE WORK《Untouchable》

「三条麻由美――先週レッドエリアで保護されたンだが、家出中に御両親も家族も亡くなっちまってな」
「優しくしてやってくれ」
信也
「ウソ…だろ…」
あまりに違うその姿
RL揚
                 「………………」 がちがちに緊張した様子で、信也を見ている
信也
しかしその少女を…
少年は確かに知っている。
歩み寄り、その前に膝をおり…
見上げる。
RL揚
                 「あ、その……」
少し上擦った声は、懐かしい響きのもの
信也
「お前…どこいってたんだよ…」
「何で今まで何も連絡してくれなかったんだ…」
RL揚
                 「お、おれ……だって早く来かったさ」
信也
緊張にこわばる少女の手を取る。
「俺…約束…守れたかな?」
RL揚
                 「……」
一度、二度、口を開きかけ
                 「……まだ」
                 「まだ、先だろ」
信也
「そうだな…これからだ…」
少女の手を取り立ち上がり
優しく抱きしめる。


「帰ろうぜ…お前のゴールへ」
RL揚








閉ざされていた扉の鍵が開いた先に続く道。
行く手に見える終着を目指し、少女は“Buddy”と共に足を踏み出した。







トーキョーNOVA the Detonation
“閉ざされし扉”









── XYZ









 

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