《難攻不落》っ!!!　トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“閉ざされし扉”

トーキョーN◎VAの都市は中央区を中心とした年輪のような構造をしている。
中央から順番に第一、第二、第三、第四と4つの環状線がリニア・高速道路併設で取り囲んでいる。
その一番外のラインを、少年と少女を乗せたバイクが疾走している。

　　　　　　　　　　　　『三条さん、貴方は既に亡くなられたはず、と言う情報もあるのですが』
　　　　　　　　　　　　『おかしいですな。では貴方が今話をしているわたしは一体何者なのでしょう？』
　　　　　　　　　　　　『それはこちらがご質問させていただいているのですが──』
　　　　　　　　　　　　『私は私ですよ。それでは会議がありますので──』
　　　　　　　　　　　　『あ、ちょっと、三条さん──』

ポケットロンに投影されたニュースのライブ中継が、スタジオの映像に戻る。

キューブ「──……ウェットシティから動くみたいだ」

「どこに行くつもりだ？こっちを見つけたかな？」

キューブ「いや……ちょっと待ってろ」

ぎゅっ、と彼女の腕の力が強くなり、
コツ、と頭を背中に押し付けられる。
そのままの姿勢で自分の体の状態をＩＡＮＵＳでロック。
イントロン──　必要な時間は2秒ほどだったようだが。

キューブ「──車のオートドライブの設定を見てきた。空港だ」

「空港？逃げ出すのか？」

キューブ「分からない──けど、このルートなら、房総幹線道で追いつけると思う」

　　　　キュ、とナビゲーションマップのホログラムが浮かび上がる。
　　　　二つの矢印が競争するようにＮ◎ＶＡ高速南部線──
　　　　中央から南へ真っ直ぐのびた線──を通り房総幹線道路へ繋がるルートを走り、
　　　　幹線道の中ほどで、先を行く車にバイクが追いつく。

ヘルメットのバイザーに浮かび上がるHUDに表示されたそれを確認すると…

「キューブ、修正しろ。2秒で追いついてやる」

さらにアクセルを開けると加速するウルフ。
周りの車がスローモーションのように見える
狭まる視界。だがその全てが信也には当たり前の光景。

キューブ「きゃっ　　く。データ修正……OKだ」
高速で流れる高速道路の風景と、次々に追い越されていく車の群を横目に、

キューブ「……　なぁ。お前──」

「なんだ？」

キューブ「言ったよな。俺、人殺ししたことあるぜ。今だって、お前のIANUS、やろうと思えば焼けちまう」
キューブ「なんでそんなヤツ、助けんだ？」

キューブ「……今だってそうだ。敵討ちとか言葉で誤魔化してるけど、俺、人殺しに行くんだぜ」
キューブ「お前、それに加担して良いのかよ」

「さあな、わかんねえ」
「さっきシキさんに殴られた時…」
「なんでかわからねえけど、こうするしかない、こうしたいって思った」

「キレてるんじゃない。頭はクールなんだ」
「でも、体の芯が熱くなった」
「これ以上は今はわからん」
「ただはっきりいえることはある」
「お前を助けてやりたいから、そうした」

「こんな理由じゃ納得できねえか？」

キューブ「…………」

キューブ「なぁ」

「ん？」

キューブ「俺、戻れるかな」

「戻れるさ」

キューブ「……」

「そこがゴールならそこに向かって走っていけばいい。いつかはそこにたどり着けるだろ」

キューブ「……うん」
キューブ「連れてってくれ。決着を付けたい」
改めて、信也に頼る言葉を口にする。

「オーケー、相棒。俺がお前にゴールを見せてやる」
「お前がどう決着をつけようと…お前はお前だ」
「悪いが…途中下車なんて選択肢はやれねえな」

キューブ「うん。頼んだぜ、信也！」



2台のヴィークルの光点が、第四環状・南部線を抜け、房総幹線道へと侵入する──

・シキ

登場判定：S2切って失敗
[M]〈売買〉
達成値：【外界】5+D8=13
バランサー相当のシキ本人　購入（？）　12＜13 success!!

・武藤

登場失敗C2捨て
〈売買〉でターボユニット購入、車にくっつける。チェイスになると操縦が心配だが、なんとかなるべえ。
【生命】５＋６＝１１

了解。

─━─━─━─━─━─━─━　中　断　─━─━─━─━─━─━─━





ヾ(－∀－*ヾ)(シ*－∀－)シ　お疲れ様でした

(@○へ○)ノシ　お疲れ様です

お疲れ様デシター

おつかれさまでしたー