《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“蟲姫”

エンディングフェイズ3rd
メインキャスト:ジヴリル
シーンカード:タタラ
舞台:“高野壱式”下船口

RL柳生in舞台裏: んじゃ、個別に入りますか。 誰から入ります?
天宮in舞台裏: (´TωT)
天宮in舞台裏: (´TωT)ノ
ジヴリルin舞台裏: |m-∀-)m どーしよ。エンディング………うーんと。
レイドin舞台裏: なんか、最後だと 危険なシーンカードがきそうな予感がします(ぁ
RL柳生in舞台裏: ふははw 最後は誠ちゃんかレイドさんだよなぁと思うw
ジヴリルin舞台裏: |m-∀-)m お。 じゃぁ、ウチから行こうか。w
RL柳生in舞台裏: あ、ジヴジヴは冒頭だけ演出させてw
天宮in舞台裏: (´TωT)そ
RL柳生in舞台裏: おうけい。
ジヴリルin舞台裏: 演出して貰えるなら貰う~っw
RL柳生: 長い戦いを終え、M○●Nの港に返りついた制圧軍と機動戦艦。
RL柳生: 誰もが司令官である“鋼法大師”空魁の死を悼み、皆黒一色の姿である。
天宮in舞台裏: (´TωT) やべーせつねー ししょーっ
ジヴリル: 「………………………。」
ジヴリル: 旅装のままでは有るが、皮肉な事に喪に服するには丁度良い黒衣。



RL柳生: 作戦は失敗であったが、“死国”にここまで深く攻め入った例はかってなく、迎えの人の波は温かかった。
RL柳生: これは、そんな中の一つの風景。
RL柳生: 一人の鱗の生えたヒルコ然とした男が大きな紙包みを持って歩いていた。

RL柳生: 一人一人に別れを告げる、鉄武蔵がふと彼に声をかける。
RL柳生: 彼は名うて人間嫌いであったが、“鋼法大師”の男気に触れて参加したヒルコの一人だ。

RL柳生:       「それはどうしたんだ?」
RL柳生: 「ああ、友からもらったものですよ」
RL柳生:       「友? それは人間かね?」

RL柳生: 彼がこの戦いで人に打ち解けたのは知っている。思わず問うた武蔵に、

RL柳生:       「さあ。そう言えば、どっちか聞いてもいませんでしたね」

RL柳生: きょとんとして、不思議そうに答える彼。
RL柳生: 人でもヒルコでも関係ないと言わんばかりの、無意識な答だった。

RL柳生: 「そうか。そうだな、すまない。無用な問いであったな」
RL柳生: 鉄武蔵はそう言って、嬉しげに苦笑するした。



ジヴリル: 「………………。」
ジヴリル:                    ───空魁は亡くなった。
ジヴリル:                    ───それでも、彼は確かに多くの物を残した。
ジヴリル:                    ───多くの人たちに。

ジヴリル: 「───貴方の心は、沢山の人に、受け継がれていくんですね………。」
ジヴリル:                    ───自分はそんな存在になれるだろうか。

ジヴリル: 空魁の亡骸をを納めた棺が、“高野壱式”へと運ばれていく。
ジヴリル: それを見送り………



ジヴリル: 「………ありがとう。」
ジヴリル:                   「もっと色々、教わりたかったな。」

ジヴリル: 誠に、僅かな嫉妬を覚えたが、頭を振ってそれを追い払う。

ジヴリル: 「さて、帰ろうか。」
ジヴリル:                 ………教わる相手なら、他にも居る。

ジヴリル: 「とりあえずは………アゼルかな。」
ジヴリル: 「空魁師に比べたら、頼りないけどさ。」

ジヴリル: くるりと、一団に背を向け、
                     ………ふわり………
ジヴリル: 背から、光の翼を生み出し、宙へと舞い上がる。
              ───瞬
ジヴリル:                流れる地上には、樹海。無数の蟲。ヒルコ。
ジヴリル:                              ───命の海。



RL柳生:        そして、今日だけは晴れ渡った“死国”。
RL柳生:         視線の彼方には、“石鎚山”が遠く見えた。











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