RL柳生： 「ジヴリル。おぬしを見込んで頼みがある。わしの弟子を、“奥道後”まで連れて行ってやってはくれぬか？」
RL柳生： 部屋に入ってきた空魁はそう言って、 背後の少年をジヴリルに紹介した。

RL柳生： ※登場許可:誠

ジヴリル： 「ええ、構いませんけど、どんな………って、ええええええっ？！」
RL柳生： 「む？」

ジヴリル： 最後の部分は当然、空魁に向けられたものではない。
ジヴリル： 指を指しあんぐり口を開け、心底意外………以外にも何か不平っぽいもの………が混じった声。

ジヴリル： その先にいたのは当然。

天宮： 「あれ？」
天宮： 同じ様な顔をした少年だった。

ジヴリル： 「何でキミがここに居るのさ。」
天宮： 「そら、こっちの台詞や」

ジヴリル： 「いや、僕は………えっと、親戚のお墓参りに。」
ジヴリル： 視線を微妙に泳がせた後そう答え ジヴリル： 「そっちは？！」
天宮： 「えっと、親戚のお墓参り……て、んなわけあるかい。どんな親戚やねん。子供は危ないから、早ぅ帰りぃや」
天宮： 咎めるのでは無く、やさしい口調。
ジヴリル： 「………いや、その───五月蝿いなぁ！子ども扱いすんなって言ってるだろ？！そっちだって十分餓鬼の癖に！」
ジヴリル： ぷっくぅ、と言う擬音が聞こえそうな勢いで膨れながら言う

天宮： 「子供は皆そう言うんや。今のＭ∞Ｎは観光なんかできんで？わや言わんと、帰るんや」
天宮： 宥めるように諭そうとしている。



RL柳生： 「そこまでにしておきえ、二人とも。話がすすまんではないか」
RL柳生： 空魁が割って入った。

天宮： 「せやけど、師匠」
RL柳生： 「誠」　にこりと笑んで、拳を握る。
天宮： 「師匠には、かなんなぁ」
天宮： すごすごと引き下がる。 ジヴリル： 「一応、これでも戦闘訓練は受けてる。護衛に付けって言うんなら、正式な依頼でも請けられるくらいにはね。」
天宮： 「……」
RL柳生： 「うむ。あてにしておるぞ、ジヴリル」
天宮： 空魁に視線を向けるが……抗議できそうになかった。

ジヴリル： 「伊達や酔狂でつけてるんじゃないってこと、今度こそ証明してやるよ。」
ジヴリル： 一応、外套の下に隠してあった義手を見せて宣言。
RL柳生： それを見て、満足気に頷くと。
RL柳生： 「では、わしはブリーフィングがあるでな。資材は、係りのものにいっておるでの。好きに使ってくれて構わんよ」

RL柳生： ※それぞれ報酬点8点相当取得。

ジヴリル： 「はい。」
天宮： 「はぁ……」

RL柳生： 「誠、しゃきっとせんか。最超の頼みもしっかりと受けねばならんぞ」
RL柳生： 言って、その頭をかい繰り回し、恩師は部屋を出て行ったのだった。



ジヴリル： 「───ふぅ。」

ジヴリル： 「…師匠って？」
ジヴリル： 出て行った空魁を見送って、隣の誠に尋ねる。

天宮： 「あの人の事。僕のお師匠さんや。いろいろ教わった」
天宮： いろいろ、の部分にアクセントを置く。
ジヴリル： 「ふぅん……」

天宮： 「なんぞ飲むか？」
ジヴリル： 「うん。」
天宮： ＤＡＫを操作して珈琲を二つ手に取る。

天宮： 「そっちは？まさか、ほんまに墓参り――」
ジヴリル： 「あの人にさ、研究所の跡地で会ったんだ。」
天宮： 「…研究所？」

ジヴリル： 「───ヒルコのお墓に凄く丁寧にお経を上げてた。凄く、思いつめた様子でさ。」
ジヴリル： ………言外に、自分が参る心算だった場所であると言いながら
天宮： 湯気の立つカップをシヴリルの前に。
ジヴリル： 「………何か、理由でもあるのかなぁ、ってさ。ちょっと気になって。」
天宮： 「さよか。師匠が……」 天宮： 「……墓参りは出来たんか？」
ジヴリル： 「ん、お陰様で。」
天宮： 「そか。故郷ゆーんは解ったけどな、それでも今のＭ∞Ｎは危険やで？」
天宮： 故郷＝ヒルコ　の事実を肯定しながら。

ジヴリル： 「分かってるよ。だから、早めに終わらせて欲しいんじゃない。」
ジヴリル： ずず、とカップに口を付け
ジヴリル： 「───おいし。」

天宮： 「ほな、止めん」
天宮： 小さく息を吐く。
ジヴリル： 「ありがと。」
天宮： 「それはこっちの台詞や。よろしゅー頼むで、シヴリル」
天宮： 苦笑して右手を差し出す。

ジヴリル： 「ん………と、これで良い？」　機械化された鋼の右腕を見せてから、それに応じる。
天宮： 「ああ。よろしゅうな」 RL柳生： 握手をする二人の少年。
RL柳生： 残された時間は作戦実行前。
RL柳生： 蟲達も高周波装置への耐性をつけつつある今、作戦決行時刻は早まることが予想される。

RL柳生： 　残された時間はそんなに多くはなかった。

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■舞台裏

■レイド

レイド： 登場C6切り

レイド： 蟲の皇に付いてリサーチ
RL柳生： 〈社会：死国〉〈コネ：蟲姫〉　15　18
レイド： 死国は空魁で代用可能？
RL柳生： 可能。

レイド： 〈コネ：空魁〉【理性】8+SJ=18

RL柳生： 15　セントラルスポット“石鎚山”に住まう八十八ヶ所の【“蟲の王”】達の王。比較にならぬほど強力な力を持つ。
RL柳生： 18　その寿命は10～12年。生物学上では、単体で数十万～数百万年の年月を平気で超える筈である。【その理由】は不明である。
RL柳生： ※【その理由】　〈交渉〉【“四つ眼”】or〈コネ：蟲姫〉　15

RL柳生： ＢＯＮＵＳ　マヤカシ達の一部では“王”や“皇”をさして“贄”と称するらしい。その根拠は不明。

RL柳生： 以上。

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