《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“the Life Smith”

オープニングフェイズ2nd
シーンカード:カゼ(勝利)
メインキャスト:ヨーシュ
舞台:クリルタイ
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BGM:ファイナルファンタジーV オリジナル・サウンド・ヴァージョン DISC1-15 幻惑されて


RL揚: 舞台は、クリルタイ。カムイST☆Rの外れの原野。 旧知の退魔師から、SOSを受け、やってきた。

RL揚: 見渡す限りの荒地。 友人の退魔師の住む場所だったのだが、家の周りは荒れ放題………
RL揚: だが、おかしい。 君の知って居る彼の家は、豊富な緑に囲まれた森の中だったはず………

RL揚: そして、その家は、火に焼かれ、黒焦げになっていた。

ヨーシュ: 「―――…」 吹き荒ぶ風が肌を打つ。 友の安否を確かめるべく扉に手をかける。

ボロ……
ヨーシュ: 焼け焦げた扉が触れただけで崩れ落ちた。
ヨーシュ: 「自分だ、邪魔をする―――居るのなら返事をしたまえ」
              ………ガタ

RL揚: 微かな物音
RL揚: 鍛え抜かれた感覚が、人の気配を捉える
ゴッゴッゴッゴッ……

ヨーシュ: 硬いブーツが床を打つ音が響く。 物音へと、一歩、また一歩と進む。 その足取りに躊躇はない。
観客藤宮in舞台裏: Σ
RL揚: 物陰に、力なく伸ばされた手が、見えた。
ヨーシュ: ぐ、と手を握る。
RL揚: その手は、旧知の身体に、繋がっていた。
観客藤宮in舞台裏: 男先輩、確認ぐらいしてください Σ
RL揚: 退魔師=グィル(今命名)「ヨーシュ………か………」
ヨーシュ: 「遅れた事を謝罪しよう。スマン―――何があった」

RL揚: グィル「………やら、れた………“黒”………だ………」
ヨーシュ: 「―――彼奴か…っ!!」
RL揚: グィル「………奴が………ゴホッゴホッ!!!」  血を吐く

ヨーシュ: ぎり、と歯を噛み鳴らす。
ヨーシュ: おのれ、浄化派―――と心の中で叫ぶ。

ヨーシュ: 「しっかりしろ。貴様はこの程度で死ぬ男ではないはずだ―――」
RL揚: グィル「………たの、む………俺は………俺の事は、構わん………早く、“黒”を………ッ!」

ヨーシュ: 「馬鹿者ッ!!」

ヨーシュ: 叱咤する。

ヨーシュ: 「己の命を無駄にするヤツが有るか。貴様は自分の戦友だ―――戦友を見捨てるヤツがどこにある」

ヨーシュ: フ、と笑う。

RL揚: グィル「………スマン………」  ゆっくり、目を閉じ、浅く呼吸を繰り返している
ヨーシュ: 「彼奴は自分が追う。―――任せろ、戦友(とも)」
RL揚: グィル「頼んだ………ぞ………戦友………」


ヨーシュ: グィルを抱え挙げ、原野へと出る。
RL揚: 荒れ果てた土地。赤茶け、木も草も生えなくなった剥きだしの大地

ヨーシュ: 「黒よ―――どこまで世界を壊せば気が済む」
ヨーシュ: 低い決意の声が風に乗って飛んだ―――




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