RLクグツ： 日常に帰ってきた
RLクグツ： それは得がたいものなのだと 今回の一件で思い知らされる
RLクグツ： 人ならざるものの生活 それは身近でしかし遠い世界だった



由佳梨： あの後、皆と別れて千早アーコロジーに行き、 夫と娘と合流した。
由佳梨： 夫は由佳梨の姿を見るなり抱きついてき（言ってしまえば理性の制御判定失敗状態）、
由佳梨： 娘はそんな夫を慰めていたようだ――あれ？　ちょっと立場逆じゃない？
由佳梨： そう思いつつも、夫も娘も随分と心配していたのを知り、 嬉しさと申し訳なさでいっぱいになる。

由佳梨： 「――よしっ」



由佳梨： [ｍ]ディクショナリ起動
由佳梨： [Ｍ]〈売買〉
由佳梨： 【外界】５＋装備１＋Ｄ４＋お金２＝１２　若妻用のかわいいエプロン（クラフトワーク相当）購入　常備化。



由佳梨： 自宅に戻り、したことは――約束を果たすこと。

由佳梨： 台所に立ち、エプロンに身を包み… 由佳梨： INSTANT　〈芸術:愛情料理〉　〈製作:健康食〉　【理性】【感情】　それぞれ２レベルずつ。 由佳梨： 「いっちょやるかぁっ！」

由佳梨： [Ｍ]〈芸術:愛情料理〉＋〈製作:健康食〉×２
由佳梨： 【理性】６＋ＳＱ＋装備１＝１７　【理性】６＋ＳＫ＋装備１＝１７

由佳梨： タタタタタンッと、刻み！
由佳梨： ジュワワワッ！と炒め！

由佳梨： （中略）



由佳梨： 「――ん、ＯＫ！」　最後の味見を終えて、満足行く出来に。
由佳梨： まずは約束していたレバニラ炒め。
由佳梨： それに加えて、――何となく見た目と付き合いから、好きそうなモノを考え
由佳梨： チャチャッと作り上げる。

由佳梨： 「よし、完璧ッ」
由佳梨： 二人分の弁当完成！

由佳梨： ――――さて、問題は。



由佳梨： 「……」



由佳梨： どうやって届けよう。



由佳梨： ２秒で解決。





由佳梨： 　　　　「あーなーたー♪　ちょっと　お・ね・が・い♪」



由佳梨： [ｍ]おしおきステッキ（やっぱり仮称）準備
由佳梨： [Ｍ]〈交渉〉＋〈コネ:司馬継雄〉
由佳梨： 【理性】６＋美麗装飾３＋Ｓ２＋コネ４＝１５
由佳梨： 夫はあっさりとオツカイを頼まれてくれた。


由佳梨： 継雄「うん、そうだよな。もうお前に…あんな無茶されたら…」
由佳梨： そして二つ返事で、そのお弁当を受け取り――

由佳梨： 「ああ、ストップ。ちょっと待って」

由佳梨： [Ｍ]〈芸術:愛情料理〉＋〈製作:健康食〉　【感情】８＋Ｃ８＋装備１＝１７

由佳梨： 勿論、夫の分を作っておかないわけがない。

由佳梨： 「――いつ食べてもいいよ」
由佳梨： にこりと、それを差し出す。

由佳梨： 継雄「…あー…いいや」
由佳梨： ――思わず、「は？」と返しそうになる。

由佳梨： 継雄「帰ったら、ゆっくり味わうよ。じゃ、言ってくる」

由佳梨： そう言って、半ば呆気に取られていた由佳梨に　軽く口付けをして
由佳梨： 手を振り、弁当二つを持って夫は出かけた。 由佳梨： 「――ん、もう」



由佳梨： ふぅとため息。
由佳梨： ――でもこっそり、今月のお小遣いアップさせようかな、と
由佳梨： 思ったりするのでした。





由佳梨： 何だかんだで

由佳梨： 平和が一番。

由佳梨： 何だかんだで

由佳梨： 司馬家を取り巻く周囲は――否、周囲“も”

由佳梨： 愛に満ち溢れているわけです。まる。





RLクグツ： シーンエンド

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