《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ魔術争乱“りて らぬがゆえ”

●Ending#2
メインキャスト:シラノ
シーンカード:エグゼク(運命)
舞台:●レッドエリア・教会
《難攻不落》っ!!!TOPトーキョーNOVAオンラインセッションリプレイ魔術争乱“霧りて 中らぬがゆえ”エンディングフェイズ2nd

RL伏見堂in舞台裏: 個別っ!! 誰からだっ!?
シラノin舞台裏: 手前は時間がピンチっぽいので、他の方からどうぞ。
TESTA in舞台裏: 時間ヤバイなら 先にいってはw シラノ君がくるなら、不可触使います。
シラノin舞台裏: んじゃ、こちらから、やります。
RL伏見堂in舞台裏: うい

シラノin舞台裏: 直接、教会を訪ねてよいですか?
TESTA in舞台裏: ういうい
シラノin舞台裏: んじゃ、連れて行きます。
シラノ: “神”を見た一件より数日空けて。
シラノ: レッドエリアの片隅に佇む教会へと、足を運ぶ人影がある。──奇態な組み合わせの、二人組みだ。



TESTA: 「珍しい組み合わせですね」
TESTA: 教会内部。出迎えた一人の神父が温和な笑みを浮かべる。



シラノ: 『独り立ちをする誓いを立てる意味で、その気持ちを言葉にしてみたらどうだ? 例えば、話を聞くのが仕事の神父に、な』  そう焚きつけられて、
シラノ: ひとりの少女は今、神父を前に佇んでいた。



シラノ: 「あー……話があるらしんで、聴いてやってくれや」  かつて“銀光”と呼ばれた少女の背をぽん、と叩きつつ。
RL伏見堂: 「……………」怯えたような表情で、神父を見ている。どこか、猫を思わせる怯え方―――

TESTA: ふ、と短い溜息。
TESTA: ソレはすぐに微笑みと変わる。

シラノ: 「ほれ。これが最初の一歩だ」  わしわしと、金髪の頭を左手で撫でる。
TESTA: こちらへどうぞ、と仕草。先には一つの黒塗りの箱のような部屋。
TESTA: 懺悔室。
RL伏見堂: 「…っっ」びくびく、と怯えながら、懺悔室の入り口で立ち止まっている。

シラノ: 「心配すんな」
RL伏見堂: 「ぁ、、、」
シラノ: 「何かあったら、すぐ、其処に居るから」
RL伏見堂: 「―――…う、ん…」何度も振り返りながら、懺悔室に入る。

シラノ: 変なことされたら大声で叫べ。と、言い捨て、懺悔室から一番近い席の端へと腰かける。
TESTA in舞台裏: 「何かあったら」ッテナンデスカ
シラノin舞台裏: ……PLが思った以上に、シラノは愉快属性があると判明した気がします。w <今回のアクト
シラノin舞台裏: 妖剣の人格を表に出さずに済んだので、ある意味、満足。
TESTA: 「……人を何だと思ってるんだ、ぉぃ」 少し素に戻ってしまうが、気を取り直し、懺悔室へと。
DIVINE WORK《Untouchable》

TESTA: 期待(?)していたような悲鳴などはなく、10分後。
TESTA: 中に入った時と同じ姿のまま少女は外へと出る。

TESTA: いや、心なしか顔が赤いようだが。

TESTA: 「……これからは貴方次第ですよ」

TESTA: 一言声を掛け、シラノへと背中を押し出す。

TESTA: 「(やれやれ……この俺が惚気話を聞かされた上におせっかいを焼くことになるなんてね)」
TESTA: 《不可触》
TESTA: 彼女の経歴の抹消

RL伏見堂: 「……………」白い頬を桜色に染め、眉根を寄せて俯いている。
シラノ: 「……なんか、神父にやらしーことでもされたか?」  素気無く尋ねてみる。
RL伏見堂: 「ぅぁ、、っ」

RL伏見堂: シラノに声をかけられた事に驚き、二、三歩下がる。

シラノ: 「?」
RL伏見堂: 「な、なに…も、ない」
シラノ: 「…………」  どうにも挙動不審なようなので、席から立ち上がり、懺悔室に足を向ける。
RL伏見堂: 「ほ、ほんと…っ」腕をつかむ。
シラノ: 「ほんとーなら、その言葉が掛け辛いリアクションはなんでだ?」

シラノ: 足を止めて、体ごと向き直る。

RL伏見堂: 「…ぁ、、」
シラノ: 「何か、言われたんなら、言え。怒らないから」  その分、怒りは神父に向けられるわけだが。
RL伏見堂: 「い、言えない」
シラノ: 「ほーぅ…………そーかそーか、言えないのか」 白々しく。
シラノ: 「じゃ、発言者に聞くか」  再び懺悔室に歩き出す。

RL伏見堂: 「―――ごめ、、ごめんなさい…」
RL伏見堂: 「へ、変な事は…ない。―――…あ、の…ヒトは、悪くない」
シラノ: 「そ、か……」  大股で歩いていた足を止めて、振り返る。
シラノ: 「んじゃ、行くか」
RL伏見堂: 「―――…どう、、しよう」
シラノ: 「? 何が?」

RL伏見堂: 歩くシラノの後ろでポツン、と立ち尽くす。

RL伏見堂: 「―――…なに、したら…いい? これから、ずっと―――」
シラノ: 「そうだな……」
シラノ: 「まず、自分が何をしたいのか、考えてみろ。それから、何ができるかを、考える」  足を止めて、戻りながら言葉を繋ぐ。
RL伏見堂: その躯はかたかた、と振るえているソノ顔を挙げる。

RL伏見堂: 「……殺すこと、できる」
シラノ: 「それだけじゃないだろうが」
シラノ: 彼女の前まで歩み寄り、小さな両手を手に取る。
RL伏見堂: 「ぅぁ……」

シラノ: 「人の手の使い道ってなぁ、それだけじゃねぇよ。飯を食べる、扉を開ける、文字を記す道具を持つ、人に何かを渡す時もそうだ」
RL伏見堂: 「―――…」
シラノ: 「いろいろ、使い道があんだろ? 剣も同じだ」
シラノ: 「『殺す』道具ではあるが、使い方は人それぞれ、だ」
シラノ: 「そうやって、できることを増やすんだ。それは生きてるうちに、学べる」

RL伏見堂: 「―――う、ん…」く、と腕をつかむ
RL伏見堂: 「―――…教えて」
シラノ: 「ああ、教えるとも。ただし、さっき俺が言ったふたつのこと。これはお前さんへの宿題」  右手を離し、指をふたつ立てて、言う。
シラノ: 「お前さん自身でも、考えてみな。何事も練習だ」
RL伏見堂: 「ぅ―――…ん」

RL伏見堂: 口の端をわずかに歪め、眉を動かす―――
RL伏見堂: それは、とても不器用だったが。
RL伏見堂: 確かに笑みだった。

シラノ: その笑みを見て、言葉を続ける。

シラノ: 「で、いろいろと教える手始めと言っちゃなんだが」
シラノ: 「ひとつ、聞いときたいことがある」
RL伏見堂: 「…?」
シラノ: 「俺ァ タダでものをくれるのが嫌いだ。だから、その代わりに、教えてほしい」

シラノ: 「お前さんの名前」

RL伏見堂: 「―――…名前、……」
RL伏見堂: 「―――ない」
RL伏見堂: きっぱりと、それだけは言う。特に感情もなく、すっきり言い放つ。

シラノ: 「……そ、か」  “銀光”とすら言わなかったことは、指摘せず。

シラノ: 「なら、まず、名前から考えるか」
RL伏見堂: 「―――うん」うなずく。はっきりと、素直に。
シラノ: 「……ひとまず、やることが多いんで歩きながらでいいか?」  教会の外を指差しつつ。

RL伏見堂: こくこく、と頷き、横に寄り添って歩く。

シラノ: 「屋根と寝床ぐらいは確保しとけ。衣食住は、どこでも基本だ」
RL伏見堂: 「―――わかっ、た」
シラノ: 「仕事のやり方は、当面、俺の真似をしてりゃ覚えられる」  指示を出しつつ、

RL伏見堂: そのたびに一々、律儀に頷き、一言一句覚えていく―――まるで親鳥を始めて見た小鳥のように。
シラノ: 内心で頭を抱える。──どうしたものか、と。
シラノ: 当面、N◎VAを中心に動くことになるだろう。……最初に学んだ一般常識が『約束を反故にされた』、では洒落にならないし沽券に関わる。

シラノ: 〈売買〉判定。 【外界】=Joker(21)    達成値相当の住居購入。詳細は舞台裏にて。

シラノ: 「寝床が決まったら教えてくれ。俺ァ、N◎VAに居る時ャ ここに居る」
RL伏見堂: 「―――…う、ん」

シラノ: てくてくと歩きながら、宙を見る。……宿をとるにしても、名前がないと不便だ。……ふたつ名は物騒すぎる。

シラノ: 「……見方を変えりゃ、そうとも言えるか」 独りごちて、隣を歩いていた彼女に顔を向ける。
シラノ: 「お前さんの名前な、」
RL伏見堂: 「?」

シラノ: 「ステラってのは、どーだ? 『星』って意味の言葉なんだが」

RL伏見堂: 「“星”―――…ステラ…?」
RL伏見堂: 「―――…いい」
シラノ: 「……それで、善いか?」
RL伏見堂: 「…ぅん」
シラノ: 「そ、か。じゃ、それがお前さんの名前な」
RL伏見堂: 「―――…」少し嬉しそうな雰囲気で、シラノの後を着いて行く。

シラノ: 銀の光。それはケレブロス(銀の雫)という形容をわざわざ作った種族も居るが、それでは些か色気に欠ける。
シラノ: ガスコンの青年隊隊長ほどの詩人にはほど遠い。──自分が考え出せるのは、せいぜい、それくらいだ。

シラノ: 「今後ともよろしく。ステラ」

RL伏見堂: その言葉に―――大きく頷いた。





RL伏見堂: ―――…Scene End...


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