“聖戦争”第二ルート 第一話

オープニングフェイズ1st

Scene Card:トーキー
Main CAST:セシリア
Stage :スラム街の裏通り
RL揚紅龍
──セシリア=プラナアイスは、現在、死の淵にいた

順を追って状況を説明しよう。

真教浄化派の能天使である、“震緑”の活動がトーキョーN◎VAで確認されたと言う情報が聖母殿に齎されたのが昨夜の21時。

すぐさまN◎VAに駐留していた聖母殿のエージェントに対象の捜索・討伐命令が下され、セシリアも含めた5名が出撃。

同日23時。スラム街の裏通りで目標を捕捉。交戦を開始。
そして──

現在、午前1時。

                  ──ゴォンッ!!!

重い音と衝撃、振動と共に、仲間の最後の一人が『粉砕』された。
──敵はどうやら重力を操るらしい。
セシリアもまた、右足を丸ごと押しつぶされ、そこからの出血により、持ってあと数分──
RL揚紅龍(裏)
|っ0∀0)っ 既に、戦闘不能となって、 ぶっ倒れている状態です。
|っ0∀0)っ 軽くロールプレイどぞ
セシリア(裏)
|っF_E)っ ここは盛大に負ければいいんですね。把握(何
セシリア
「くっ、血が、とまら……っ!」
血が流れればそれだけ動きも鈍る
RL揚紅龍
出血に従い、意識も遠のいていくような気がする。
セシリア
「ここまで来ながら……」
現実は相手に対して歯がたたなかった
仲間は1分と持たずやられ、かろうじて即死は避けたものの自分も死にかけ
セシリア(裏)
|ノF_E)ノ 敵上げ
RL揚紅龍
“震緑”「ふん、他愛も無い── 少々時間を取られてしまった様ですな」

ぱんぱん、と体をはたき、男はいやらしく唇を歪める。
聖職者が身にまとうカソック姿の男は、
倒れた聖母殿のエージェントたちには興味を失ったようで、

“震緑”「既に聖痕戦争は始まっていると言うのに。出遅れてしまうではありませんか」

独り言のように呟くと、男は背中をむけ立ち去ってゆく。
“震緑”
セシリア
「聖痕戦争……?一体、なん、の……」
そう思った時には、既に意識も途切れかけていた
セシリア(裏)
|っF_E)っ 何のことか分からない……で、いいんですよね? >聖痕
RL揚紅龍(裏)
|っ−∀−)っ まだわかんないね
セシリア(裏)
|っF_E)っ あいあい
RL揚紅龍
             ── 聖痕者とまともに戦って勝てるのは聖痕者だけじゃよ。
             ── それも、あ奴を下すならば戦闘向けの聖痕でなければの

答える者が無いと思っていたセシリアの疑問に、返事を返す声があった
セシリア
「……一体、誰、ですか?……いえ、もう、答えてもらう、意味も、ありません、か……」
途切れ途切れに言葉を紡ぐ
RL揚紅龍
老人の声は、なおも続く。

老人「いいや、わしよりもおそらくお前さんの方が、聖痕戦争を勝ち抜けるじゃろう」
老人「残念ながら、他のお前さんの仲間達には渡すことは出来ぬ様じゃが──お前さんならば大丈夫じゃ」

神業《守護神》
RL揚紅龍
DIVINE WORK《Guardian》

ギイイイイイイイインッ!!!

耳障りな音が響くと、セシリアの心臓がばくん、と跳ねる。
力を失い始めていた心臓が、強く脈を打ち、熱を持ち始める。
すると如何したことだろうか。
失われていたセシリアの右足も元の形──靴や服は壊れ、裂けてしまって素足になっているが──を取り戻した。

失いかけていた視力も戻ってくる。
セシリアの目の前に立っていたのは、黒い衣と木の杖を突いた白いひげを生やした老人。
──ただ、奇妙なことに、その姿は実態ではなく、霞のような幽体である。

──& DIVINE WORK《Guardian》
セシリア
「……貴方は……?」
目の前の老人に問う
RL揚紅龍
神業《守護神》

老人「わしは黒李王(へい・りーわん)」
黒「マヤカシの聖痕者と呼ばれる存在だったものじゃ」
黒李王
セシリア
「……だった?」
RL揚紅龍
黒「然様、その称号は、たった今、お前さんが名乗るべきものとなった」
セシリア
「ぇ……?私が、ですか?どうして?」
分からない事だらけである。疑問が口から出てしまう
RL揚紅龍
黒「一つはお前さんを生き残らせるため」
黒「そして、もう一つは」
黒「お前さんの方が、そのマヤカシの聖痕を上手く扱い、勝ち残ることが出来ると、踏んでの事じゃ」


          ── この、聖痕戦争と呼ばれる戦を
(C)ルート / 《難攻不落》っ!!!