トーキョーN◎VA the Detonation “聖痕戦争” リプレイ

女トーキーは、藤堂咲と名乗った。

藤堂「どぞどぞ、おねーさんのおごりだから食べてよー」
公園に出ていたクレープの屋台で3人前を買った藤堂は、二人にお菓子を手渡し、
藤堂「やー、二人が聖痕がどーのこーのって話してるの聞こえちゃってさー」

──この怪しい新聞屋に引っ張ってこられたのだ。
　
藤堂「あたし、聖痕戦争の事について調べてんのよー」

「なるほどー、そうなんですかぁ」

藤堂「いやぁ、何かアングラで怪しいうわさが飛び交ってんのきいてさぁ」
藤堂「で、編集長にこれ絶対スクープだから！っていったのに信じてくれなくって」

「……どんな噂ですか？」

藤堂「良くぞ聞いてくれました！　なんでも、N◎VAに、なんでも願いが叶う凄いお宝があるって言う噂をきいてさー！ そして、それを巡って、ストリートの大物や超エグゼクなんかも血みどろの戦争を始めたとか で、それのとばっちりで、さっきの子が亡くなったんじゃないかってねー あたしもその情報を確かめに来たら君達がいるでしょー。もーあたしってば超らっきー！って感じよね そろそろあたしも原稿料が入らないと生活厳しくってさー ここらで一発スックープ！を当てないと、家賃3ヶ月待ちとか笑えなくなっちゃうのよー

「なるほどぉ、なるほどぉ………どれくらいまで、動いてる人を知ってるっすか？」

藤堂「ぜんぜん。」けろっ

「は、はぁ……(汗」
　本当に勢いだけなんだなぁ、この人

藤堂「ていうか、聖痕ってあるの？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　──…………
　

「はいはーい、見たことあるっすよ？」けろっ

藤堂「まじ？まじまじっ？！いつどこでなんじなんぷんなんびょうっ！！！」

「！？ ちょ、ちょっとイサリさん、そんな軽々しく(汗」
「そして、藤堂さん少し落ち着いてください……(汗汗」

「あと、聖痕者って人に会いに行くところっす」

藤堂「がるるるる……」
　　どうどう、と言いたくなる様な様子で、イサリに食いついている

「セシリアちゃんは眉つば系にくわしいからなんか知ってるかなーと思ったっすけど」

藤堂「まーじーで？イサリちゃんだっけ？あたしも連れてってよ！」

「お、聖痕一緒に探すっすか？なかーま」

「……というか、藤堂さん。聖痕を探るのがどれだけ危険か分かっているんですか……」

藤堂「だーいじょうぶよっ！横からこそっと取材するだけなんだから！」

「それってそんなに危険なんすか？セシリアちゃん」

「……恐らくですが、先の弥生さんが死んだのも聖痕が原因だと思いますよ」

藤堂「そーなのよね。聖痕戦争？だっけ。それに巻き込まれたんだよね」
藤堂「聖痕者だかなんだかで、懸賞金がかかってたとか、そんな話がネットに流れてたわー」

「じゃぁじゃぁ、セシリアちゃん……こんな無力なイサリ達を護ってほしいっす（ぉぃ」うるうる

「……いや、その護ると言われても」

「うーん、ところでセシリアちゃんはどうしてそんなに聖痕戦争について知ってるっすか？」

藤堂「なんでなんで？」　目ぇキラッキラ☆

「ぇ、いやそれは……その……」
といいつつ、ディーノについて調べて見ます

〈社会：ストリート〉〈社会：警察〉or相当コネ
目標：13

ディーノ
主にスラムを根城にし、企業やヤクザに雇われて殺しを請け負う傭兵。
金の貰えない殺しはしない主義。──いわゆるプロフェッショナルである。
エイダ=フォールと言うクロマクに雇われて聖痕者を追っている。
28歳、男性。カブトワリ◎　──カブトワリの聖痕者である。
アドレスは──現在警察当局の手を逃れてスラム街。
既にエイダの保護下に逃亡しており、手出しは出来ない。

「ぅー、なんでと言われても当事者だからとしか……」
はっと気付けば、一番重要なことをしゃべってしまった

藤堂「なんとおおおっ！？って事は、セシリアちゃんも聖痕者？聖痕者よね！聖痕者に決めた！」

「咲ちゃんさん！確保！確保するっすよ！！」

藤堂「さぁさぁさぁ、どこどこどこっ！何処にあるのかしらセシリアちゃんの聖痕ッ！！！」

「ちょ、ちょっと？！ いや、まあ確かにあると思いますけど……ちょっとどこにあるかは(汗」

藤堂「さぁ、イサリちゃん、セシリアちゃんを捕まえて！剥くわよっ！！！」
手をワキワキさせながらにじり寄ってくる藤堂。目がちょっとコワイ

「どぉぉぉぉぉれぇぇぇぇ！！」
〈知覚〉！！　【生命】７＋ＨＱ＝１７

藤堂：〈知覚〉【感情】ＣＡ

──本当に服にまで手をかけてきやがるこの二人。
危なく天下の往来で下着姿に剥かれ掛けるが

　　　　　　　　　　　　　ヒィィィ──……ン

……訂正。剥かれるかもしれない。
セシリアの聖痕の反応があった。
制服の内側から。
──聖痕は、セシリアの心臓に刻まれている。

　　　　　　マ　ヤ　カ　シ

藤堂「うおおおおっあったあああっ！！！」　かしゃかしゃ☆
ポケロンのカメラに撮られる。
──この女、何処を撮っているのか自覚してないんじゃないか。

「なんか………見えそうで、見えないっすねぇ」がっくし
「胸の奥の方がピカピカしてるっぽいっす………」
「ということはあれっすか？実はセシリアちゃんもひそかな願い事を叶えたかった乙女のひとりっすか？ん？」

「ちょ、ちょっとどこを取ってるんですか！？ いや、まあこんな所だと中々見つからないでしょうけど」
「……ところで、イサリさん。貴方に依頼した人ってエイダ・フォールさんとか言いませんか？」

（のヮの）「何のことっすか」

藤堂「なにいいいいっ！いさりちゃんっ！きりきり吐きなさいっ！」

「……先ほどの殺人の実行犯、ディーノという傭兵の方らしいですが。雇い人はその人だということです」

「いやいやいや、」
「イサリはふつぅに聖痕１ゴールドで買うから譲ってもらえるように交渉しなさーい？って言われただけっすよ」
「確かそんな意味合いの事をですね？イサリよくわかんない」うるうる（ぇ

「よく分かんないって……」

藤堂「ほうほう、ストリートのクロマクかぁー」

「殺してでも奪い取る！とか愛＄っぽいことはひとっこともいってなかったっすよ！」

「逆に言えば、そうしないとも言ってないのでは？」

「えーあーうん、まぁ、そこはそれっす。平和的に〜イサリがぁ、解決すれば………ね？」冷や汗

「……確かに貴方はそうかもしれません。しかし、相手がそういう手段を取るとも限りませんよ」

藤堂「なるほどぅ。──でぇ、ええと、」
藤堂「イサリちゃんも聖痕者なん？」|ω・）

「………だったら、エイダのおばちゃ……おねぇさんとこ行ったときに譲って？って言われてるはずっす」

藤堂「それも一理あるわねー」

「その時気付いてなかっただけかもしれませんが……」
「ただ、エイダさんが真っ当な手段以外でも手に入れようとしているのは覚えておいてください」

「なにも、持って行かなかったら、酷いことされそう………」

「まぁ、とりあえず、イサリはぁ……フェイトの聖痕者さんのところに行くっすよ」

「……場所、つかんでるんですか？」

「なにしろ、聖痕戦争についてエイダの人は何にも教えてくれなかったっすからねぇ」
「ういっす♪なんと、結構前から聖痕戦争について知っていたらしいという話っす！」

「私の知ってる情報、余り多くはありませんが……それと引き換えで場所を教えてもらえませんか？」
「一緒に行くのでも構いません」

「別にお話聞くのはただっすよね？」
「それに、咲ちゃんさんも拳銃突き付けられながらお話しするよりは、話し合いの方が……ねぇ？」

藤堂「うんうんうんうんうん」
こくこくこく

「抜け駆けなしっすよ！」

藤堂「ばっちり」ｂそ

「んじゃぁ、後藤さんって言うんっすけど、ここで探偵事務所を開いていてっすねぇ」（ひそひそ

「なるほど……」

「とぉ、言うことで後藤さんにアポイントを取って会いに行くっすよ！」
と、片手を天につきだす

　　　　　　　──　先程、グリーンエリアの住宅街で、十代半ばと見られるの少年の他殺体が──




　　　　──　環状高速道路8号線で原因不明の爆発事故。会社役員、真野静さん（20歳）が巻き込まれ死亡　──

神業《天変地異》

　　　　　　　　　　　　──マネキンの聖痕が“震緑”に移動しました