“聖戦争”take67 第一話“未知”

オープニングフェイズ2nd

Scene Card: Legger
Main CAST: DIO
Stage : アサクサストリート  六区
RL揚紅龍
                     宙を舞うナイフ。
        火の粉を散らし舞い躍る炎
 
 
        ───踏み越えるか否かのギリギリのギリギリを見極め
 
 
        ───パフォーマーたちの業が観客を魅了する
 
 
 
───ここはアサクサ六区。様々な人種の行きかうメインストリートの中でも一番賑やかな場所。
その広場の一角に、今、半円状に人だかりが生まれている。
ディオミディア
他のパフォーマーからブン捕った火の点けられたナイフ
        どこから持ってきたのか分からないチェーンソー
                買い物帰りの観客の持っていた生卵
 
どうみてもアンバランスなアイテムが宙を舞い
           それを受け取っては空中に投げ返す
RL揚紅龍
              オオオオオオオオオオオオッ!!!!
ディオミディア
     加えて、合間合間に繰り出されるアクロバット
RL揚紅龍
 投げる動作、躍る動作、リズムを付けて行えば、観衆から手拍子が始まる
 
            最後の大技が決まった瞬間、それは拍手に変わり、
            チップの代わりにと、カッパーの詰まったキャッシュが投げられる。
 
 
満足した観衆は、三々五々、自分の元来の用事へと散っていった。
ディオミディア
「ふぅ……今日の稼ぎもまずまず、かな?」
キャッシュを拾いながら、額の汗を拭う。
「おつかれさ〜〜〜ん」
パフォーマー仲間に声を掛け合う。
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ こう言う場合、帽子とか箱とか置いてあんのかねぇw
ディオ(舞台裏)
たぶんw
ラティ(舞台裏)
帽子がいいなぁ個人的にw
ディオ(舞台裏)
じゃあ、帽子で!w
拾ってたのは、帽子から外れたヤツだなw
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ YESYESYES
|っ−∀−)っ それなりの量だろうしなw
RL揚紅龍
                      「乙〜。」
と、帽子の回りに零れ落ちてたキャッシュを拾っていると
ディオの方を見ながら、如何しようかと迷っている素振りの
少女の姿が目に入る。───暫く前から、キミの業を見に来ていたのを覚えている。
………話した事は、まだ、ない。
ディオミディア
視線がぶつかって、ふ、と笑顔を返す。
「よぉ!」
RL揚紅龍
少女「あっ………」
少女「あの………」
彼女は手に、カッパーのキャッシュを握り締めている。
弥生霞
ディオミディア
「固くなるなよ……あ?」
RL揚紅龍
少女「えっと………その、」
もじ、と恥ずかしげにディオを見上げて、なんと続けたらよいのか迷っている様子。
ディオミディア
「おし、じゃあ」
「口が動きやすくなるまで待つよ」
RL揚紅龍
少女「あ………ぅ………ぅう………」
真っ赤になって俯いた後、
少女「あ、あの、凄かった………です。」
少女「あ。あの、これ。」
ディオミディア
「あは、ありがとう」
RL揚紅龍
握り締めていたキャッシュをディオに突き出し
少女「………………あ、あんまり、お小遣い無くて、少ないですけど………。」
ディオミディア
「あぁなんだ、そんなこと気にしてたのか」
「タダ見して帰ってるヤツもいるの知ってるだろ?」
RL揚紅龍
少女「あ、あ、でも、その。」 じ、と見上げる。………なんというか、子犬か何かのような。
ディオミディア
「歓声と拍手、そして少しのお捻りがあればいいんだよ?」
RL揚紅龍
少女「………はい。」  こく、と首肯した。
              ───学校帰りなのだろうか。清和学院のセーラー服を着ている。
              ───ネームプレートにある文字は“弥生”
弥生「………カッコよかったです。」  ぱちぱち、と手を短く叩く
ディオミディア
「あは、改まって拍手貰うと……照れるな
「それで ――え〜と、弥生さん?
「用はそれだけじゃ、ないんだろ?」
RL揚紅龍
弥生「………ぇ、っと………。」
              首を軽く傾げる。
弥生「わたし、名前………?」
ディオミディア
「名前?」
RL揚紅龍
弥生「あ、あの───名前、言いましたっけ───?」
真っ赤になって首を傾げている
ディオミディア
「あ、いや」
「ほら、それ」言いながらネームプレートを指差す。
RL揚紅龍
弥生「………あぁ!」
今気がついたと言わんばかりに目をまん丸にして、直ぐに恥ずかしげに顔を伏せる。
ディオミディア
「名前、読み間違えたかと思ったぜ?」
RL揚紅龍
弥生「あ、合ってます。」
弥生「 ……… やよい、かすみ───です。」
ディオミディア
「よかった。まさか“やなま”とか読むんじゃないかとハラハラした」
RL揚紅龍
弥生「───あ、あの。」
弥生「よかったら、その………」
弥生「わたしも、お名前………
ディオミディア
「あぁ、うん」
「俺はディオミディア。みんな“ディオ”って呼んでる」
RL揚紅龍
弥生「ディオ………さん。」
 
………イイイイイイイィィィィィ───ン───
 
 
               ク グ ツ
 
 
その時、突然、
ディオの頭の中に、唐突に響く音と、キーワード。
ディオミディア
「ん、あ?」
RL揚紅龍
                   甲高いそれは、頭痛を覚える程で───
弥生「………いたっ」
 
彼女も唐突に悲鳴を上げる。
弥生「………なん、だろう───肩が急に………」
             彼女は、服の首筋から手を差し込んで、自分の肩に触れる。
ディオミディア
「な、んだぁ?」
「ど、どっかのカブキの新曲にしちゃ、傍迷惑だ、ぜ」
RL揚紅龍
弥生「………血?」
             抜き出した指には、べっとりと、血。
さあ、っと彼女の表情が青くなる。
ディオミディア
「ぁあ?」
「怪我? なんで?」
RL揚紅龍
肩を怪我したのだろうか?
弥生「わ、分かりません、肩に、血が………」
ディオミディア
「痛みは? ちょ、見せてみ?」
RL揚紅龍
弥生「ぁ………は、はい………って、ここではちょっと───その。」
軽く周囲を見回して、人目を避けて路地裏に。
ラティ(舞台裏)
ろ、路地裏に連れ込んで何をするきだああああああああああああああああ
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ セーラー服で肩を見せるっつったら
|っ−∀−)y-~ おめー、下から捲くるしかねーだろーがw
ラティ(舞台裏)
EROSU★
ディオミディア
「ぁ、そりゃそうか……」
付き添う形でついていく。
ディオ(舞台裏)
半意図的でしたが何か?w
RL(舞台裏)
|っ−∀−)y-~ 流石だなッ!
ラティ(舞台裏)
前の部分あけて肩ずるって出せるのにwどっちにしろ結構露出するけどね!
ディオ(舞台裏)
さすが、慣れてらっしゃる(何
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ ───おお。(ぁ
|っ−∀−)っ えろい構図だ。(ぁ < 肩だし
ラティ(舞台裏)
ぷに★ ( ・w・)ァっ−∀−)っ
RL揚紅龍
背中を向けて、恥ずかしげにセーラー服を捲り、片袖を抜く。
背中側でも十分、下着の白さと、それよりも綺麗な白い肌とが露になる。
首筋は見る影も無く真っ赤になっているのだが───
問題はその肩。首筋よりも鮮烈な
                   鮮血で刻まれているのは
 
 
     ───イイイィィィ─────────ン………!
 
 
              ク グ ツ
 
                                ク グ ツ
 
  ク グ ツ
 
頭の中に鳴り響く警報。
自分の知らないはずの知識。
                     ───自分の知っている知識。
                     ───自分の身に宿る知識。
 
───これは、クグツだ。
 
弥生「な、なんですか?これ………。」
ディオミディア
「あ〜、ととと……」(自分で促しておきながら、照れて回れ右)
それでも
目の端に映った画に、ハッ息を呑む。
「――クグツ?」
RL揚紅龍
出血は止まっている様だ。傷痕が出来た時に流れた分が霞の手に付いたらしい。
彼女がティッシュで拭うとその形が露になる。
白い肌に赤黒く刻まれた傷痕。
                    ………ィィィイイイイン………
 
弥生「 ………くぐ、つ───? 」
RL揚紅龍
DIVINE WORK《Danse Macabre》

                     そう。それはクグツの聖痕。

                     ………貰い、受ける。



───ビュオッ!!!


空気を切り裂いて、何かが飛来する。
霞に向けて、真っ直ぐに。
RL揚紅龍
            神業 《 死 の 舞 踏 》
対象:弥生霞   効果:即死
ラティ(舞台裏)
( ・w・)
ディオ(舞台裏)
Σ なんですとぉ!
RL(舞台裏)
|っ−∀−)ノ 神業カウンター可。
|っ−∀−)っ カウンターするか直撃させるかは、お好みでどうぞ。
ディオ(舞台裏)
カウンターしますぜ!
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ ちなみに飛来したものはワイヤード・ハンズ 単分子鞭だっ!
ディオミディア
      《チャイ》
ディオミディア
DIVINE WORK《Retrakt》

「俺から言っておいてナンだけど、見てもいい――んだぁ?」
微かに振り返ろうとして
       ――――ピシュ!
 
僅かな動きではあったが、肩のジャケットが切り裂かれる
RL揚紅龍
                      ………?!
ディオミディア
「にゃろう! 俺の晴れ着が!」
RL揚紅龍
                          かすかな舌打ちを響かせ、
                          人影が、ストリートの路地の闇に紛れ現れた。
 
            イィィイイイィィン───


                          その闇の中に、浮かび上がっている物が見えた。


                   カ ゲ
ディオミディア
「次から次へと、何だか分からねぇが!」
「今は店じまいだ。後にしてくれ!」
RL揚紅龍
カゲ◎「………………。」
 
返事の代わりに響くのは、ヒュン、と言う風斬り音
 
弥生「きゃっ!」 驚いた彼女が身を竦め、その直ぐ傍のダンボールが吹き飛ぶ。
 
弥生「───っ」
“無音首狩”紅
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ 演出攻撃&演出回避。一応彼女等も判定出来るがw
|っ−∀−)っ 反応したら、一旦シーンエンドで。
|っ−∀−)っ 逃げるのもありw
ラティ(舞台裏)
|w・) まずm:服を正す
|w・) をやるべきだなwww
RL(舞台裏)
|っ−∀−)っ じゃぁ、RLは威信にかけて
|っ−∀−)っ 霞の服を斬載剣だな。
ラティ(舞台裏)
|w・) わぁい変態だぁ
ディオミディア
「ったく、……誰だか知らねぇが、少しは空気読めよな!」
傍に置いていたキャッシュ入りの帽子を蹴り飛ばす!
RL揚紅龍
カゲ◎「ちっ………っ?!」
ディオミディア
木の葉のように舞うキャッシュで撹乱し
素早く弥生の腕を掴む。
RL揚紅龍
襲撃者は、その中に凶器が秘められている事を警戒して身を庇う。
 
弥生「っ!」
              きゅっと握り返される掌が温かい。
ディオミディア
「三十六計がナンとかだ!」
RL揚紅龍
弥生「───はいっ!」
ディオミディア
そのまま走り出す。
RL揚紅龍
             ───走る、走る。

             ───ストリートの闇へと向けて。ストリートの光の中へと向かって。




             ───弥生の手を引き走る、ディオの姿に

弥生「………???」


                ───ヒィィィ………ン───


             ───ディオの走る、その軌跡の中に、刻まれる
 
             ───傷痕
 
 

              カ ブ キ



             ───なる
RL揚紅龍
別けられ集うその過程で、
人々は自らの全てを賭けて奪い合う。
望む望まぬに関わらず、与えられた力、その数22

奇しくもスタイルと同じ数のそれは、
選ばれた22人に宿り、集う時を待つ。

運命に翻弄され、全知全能を尽くして対峙し、狩り立てよ。
それが、聖痕者の天命なのだから。




トーキョーN◎VA the Detonation
『聖戦争take67』─Route1─




運命の痕は、世界を変える。
(C)ルート / 《難攻不落》っ!!!