《難攻不落》っ!!!　トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“銀色の虹 with 魔術争乱”

………当機は間もなく、房総南国際空港に───



　　　　　　　　　　　アナウンスが遠く聞こえる。

ああ、また

　　　　　　　　　　　　　　　　　　夢を見ている。



戦争。
　　　　人の悲鳴馬の嘶き───

そんなものが、世を支配していた時代。
自分もまた、人々を護り、人々を導く立場に在った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　───だが。

敵の将が持ち出したものは、剣でも馬でも弓でもなかった───

　　　　　　　　　　　　　　　　“神”

敵が、味方を蹂躙するべく繰り出してきたものは、

“神”だったのだ。

その存在に立ち向かう術はなにもなかった。
手にした剣も、魔術も、投石器も何もかもが通じなかった。
ただ、残されたものは意志だけ。
　
「…………」
　
　壊走し、逃亡する味方の軍勢の中。
　男は唯一人だけそこに残り。
　“神”を見上げていた。
　潰すなら潰せ。
　そう言わんばかりに、たった一人で。
　男は“神”を見上げていた。

いつもならば、それはそこで死のイメージに塗りつぶされる夢
　
黒いシルエットに、悪魔のごとき紅い瞳を輝かせる、神々しさと禍々しさを併せ持つ神
人の心を押しつぶすようなその姿を
視界から消すように
　
此度の夢には、もう1柱の神が、存在していた
　
　
立ち尽くす男に背を向け、敵の"神"に相対するその姿は
　
　
相対する神と同じく神々しく、しかしそれと同じ割合で、無骨で、疲れ果て、焦燥しているように見えた

男は、その姿を見て目を細める。
その姿に、多くを思い出したように。
ふっと、口をつく言葉。
　
「“戦場”にて、共に有るのは八生ぶりだな」
　
口元を微かに、笑みに歪める。
前の七生は、敵に対して悉く死んだ。
指一本触れること違わずに、ただ淡々と。
変らないのは、その意志だけ。

『わたしは』
　
『わたしたちの"敵"にとっての悪夢』
　
　
背を向ける2柱目の神が告げる
　
　
『倒せないほど強い』
『倒し方が分からない』
　
『そんなものは条理の範疇でしかない』
　
　
　
『主』
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　――わたしは、
　
　
『戻ってきました』
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　――真の悪夢とは
　
　
『条理すらも乗り越えて、敵を討つために――！』
　
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　――倒したという事実、その条理を覆し
　　　　　　　　　　　　　　　　　　――不条理にも、何度でも蘇る、この姿のことを指すのだと!!

「ああ。待っていたぞ、朋友」

「“約束”通り……自分は、あの時と同じ魂で、お前を待ち続けた」

『……すみません』
　
少しだけ、笑うような吐息の音がする
　
『お待たせしました。そして……この右半身を取り戻すために、少し、浮気をしてしまいました』

「構わないさ。お前は今、“ここ”にある」
　うむ、と頷き。片手を掲げる。

『……はい』

　　　　　　　──────　今　此処に　──────

　　　　　　　──────　“世界律-Rule-”が認める　──────


　　　　　　　──────　“彼の男”は“此の書”の　──────

　　　　　　　──────　“真の主”である　──────





　　　　　雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄　　　！！！




相対する神が吼える。
　　　　　　　憎悪を込めて咆える。


　　　　　　　　　　その神の名を

　　　　　　　　　　　　　人は、“単眼鬼王”と呼んだ。











　

◎　真央

登場判定：Ｃ４きり
えっと………
リサーチ：自我のある”銀灰の魔術師”について
かな

社会：アストラル　ストリート　聖母殿　軍事(+3)　　　コネ：ジヴリル　聖母殿系
成立　10　15

おういえ、常備化しておいて良かったぜ
〈コネ:ジヴリル〉で　【理性】９＋Ｓ９＝１８　だだだだだ

成立　“魔法使い-Wizard-”篠塚煉のクローン体、“銀灰の魔術師”は、一つの特性を持っている。
　　　その力の強弱が、自我の強さと反比例するのだ。
　　　その為、氷の静謐に都合の良い人形を作ってしまうとものの役に立たない兵士が出来上がる。
　　　逆に、強力な力を持たせると“制御”が難しくなってしまう。
　　　───勿論、君の良く知るジヴリル=クライスは後者のパターンだ。

10　　では、強力かつ“氷の静謐”にとって都合の良い個体を作るには如何すれば良いか。
　　　ある一定の自我を持たせた上で、その自由意志の一部にブロックを掛ける。
　　　「氷の静謐のために活動する事」その一点のみに強固なブロックを掛けた上で、自由にさせるのだ。
　　　───結果として強力な力を得る事が出来る代わりに、その精神は徐々に歪み、壊れてゆく。

15　　彼等の中に存在しているのは、強烈な“憎悪”と言う感情。
　　　それらは作り主である“黒”以外にも、クローン体である自らや、この世界全体に向けてまでも
　　　その感情の対象としている。

◎　西島

登場失敗Ｄ３捨て
静謐の動向について
大雑把なところを。

社会：ストリート　アストラル　企業　軍事(+3)　　　コネ：篠塚煉　ジヴリル　和泉藤嵩(+3)

成立　13　15

これは大雑把でいいか。
〈社会：ストリート〉【感情】３＋Ｊ＝１３
は。
〈交渉〉＋〈コネ：藤咲竜二〉　があった。

|っ－∀－)っ　うおｗ

〈交渉〉＋〈コネ：藤咲竜二〉【感情】３＋２(コネレベル)＋Ｊ(札)=１５
ＯＫ？

|っ－∀－)っ　OKｗ

成立　世界各地で呪物・魔具の類を強奪して回っており、更にその力をトーキョーNOVAで炸裂させた事もある。

13　　“銀灰の魔術師”………“黒の”アムールが創り出した、篠塚煉のクローン体が、現在世界魔術協会から奪った魔導書と呼ばれる書物を手に、潜伏している。

15　───更に、その足で、
　　　NOVA軍“黄泉千五百軍”の呪物管理庫に侵入しその宝物“■■教典”を破壊している。










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　to be continued later......