《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“the Bleak MistStreet”

オープニングフェイズ1st
メインキャスト:鏡花
シーンカード:カタナ
舞台:放課後 通学路 ⇒ ───
RL揚
いつもの、実に変わり映えのしない放課後。気だるい夕暮れ。
街はいつもの通りに賑やかで、ストリートに繰り出していくクラスの連中なんかもいるようだが───
鏡花(裏)
ぁ、住居書いてネェ・・・えーと外界6だと
グリーンのマンションか
鏡花
「ふう、今日も一日ごくろうさんっと」

 んっ! と伸びをしつつ夕暮れの街を歩く。
 自分の住むエリアはグリーンの為に、安全である。
 帰り道、いつものヤオヨロズによって、夕食の材料と明日の弁当の材料と常備品で足りない物を買う。
 唯一の趣味である料理だが――
 悲しいかな、腕を振るう相手が自分しか居ない。

「はぁ――。 恋人とかどーなのかねぇ」
 クラスメイトの――とあるちびっこい少年を思い浮かべ――。
「ぁぁ、ありゃダメだ。 疲れるだろうし」
 てとてとと歩みながら、そんなくだらない事を考える。
RL揚(裏)
|っ-∀-)っ ── 一人暮らし?
鏡花(裏)
|ω~) 高等部進学を機に 1人で頑張ってこいと 親に言われたみたいだ
RL揚(裏)
|っ-∀-)っ 成る程
RL揚
                  たったったっ───
曲がり角の向こうから聞こえてくるそんな足音も、
鏡花
「んぉ?」
RL揚
取り留めのない考えの向こうに隠れていて反応が遅れた。
                  男の子の声「わぁっ?!」

飛び出してきた少年の影に気付いたのは、折悪しく自分も交差点に踏み入れた後。
鏡花
「ぉ? おおおお!?」
RL揚
            ───ドンッ!!!

                      どたん、バタバタがらがらがら───
鏡花
 ふらつき、荷物もあって、尻餅をつく。
「っつ、ぁ、イタタタ」
RL揚
少年は勢いよく飛び出してきた筈なのだが、思ったよりも衝撃が小さい。
                        少年「ったぁぁぁぁぁ───」
飛び出してきた相手のほうは、そうでも無い様なのだが………派手に転倒している。
鏡花
「……」 じー。
RL揚
………どうやら、反射的な回避行動の反動で自爆したらしい。
少年「で、ででで………」
  仰向けになって転がっている
鏡花
「(――なんだ、この少年は?)」
RL揚
少年「ったぁ………ご、ごめんなさい、大丈夫?」
見上げるようにして訪ねる
鏡花
「――……平気。 だと――」
 袋を持ち上げつつ立ち上がろうとする――と。
「あ゛。 タマゴ――」
RL揚
少年「───え゛?! ご、ごめん」
鏡花
 袋の上に安置したタマゴの半分が割れていた。
RL揚
ぎぎぎ、と身体を起こして、平謝り………

                        ───居たかー?!

                            ───いや、こっちじゃない
                ───向こうの通りへ走っていくのが見えたぞ!


少年「………!!!」
鏡花
「――ん?」
RL揚
少年「ご、ごめん、必ずお詫びするからっ!」
そう告げると、少年は、慌てたように身を翻し、走り出す。
鏡花
「気にしないで良いよ、めんどくさい――って、あ?」
RL揚
                          文字通りに、逃げ出すように。
それに伴って
                            ───見つけたぞ!
喧騒も一緒になって遠ざかっていく。
鏡花
「ったく、なんなんだ……」
RL揚
                              ☆─── キラン
鏡花
「人間、平穏が一番っと――ん?」
RL揚
………と、足元に何か転がっていた。
鏡花
「――データクリス?」
 拾ってみる。
RL揚
何かを記憶するための結晶媒体。データクリスだ。
ごくごくありふれた代物であるが、時によっては個人のID情報なんかも保存されている場合がある。
状況から考えてもあの少年が落としていった、と考えるのが妥当だが───
鏡花
「――…………」
「SSSにでも届けるか?」 IANUSの時計を網膜の裏に呼び出す。
「――めんどくさ。 帰って飯食って寝よう」
 ポケットに放り込み、割れたタマゴ速攻片付けないとナァとか思いながら歩く。
RL揚
                         ………その夜。


そろそろ寝ようかと思い始めた頃。
鏡花
「ふぁ――」
RL揚(裏)
|っ-∀-)っ パジャマ姿とまだ普通の格好(ギリギリ着替える前)と、どっちでもとりあえずw
シュナ(裏)
|n-ω-`)n
鏡花(裏)
|ω~) ぱじゃまで
シュナ(裏)
|n-ω-`)n お風呂上り
鏡花(裏)
|ω~) 凍死してしまえペンギンなのに
|ω~) 萌えてしまったじゃないか
※シュナPLきくさんの渾名はぺんぎんです。顔文字がペンギンに似ているから……
RL揚
           ………ワンワンワン!
 遠くで誰かが買っているバディ番犬が喚いている。アレは確か人が通っただけで喚く奴だっけ?

                        ───ききーっ!
  車かバイクかの急ブレーキの音も聞こえる。
RL揚(裏)
|っ-∀-)っ ここまでは、普通の騒音。(ぁ
鏡花
わしゃわしゃと濡れた髪をタオルで拭きながら、自分の部屋へ
 化粧台の前に座り、ドライヤーの電源を入れる。
RL揚
                  ぶおおおおおお───
鏡花
 ゴォーと言う音と共に温風が
 濡れた髪を乾かす――。
RL揚
          ───思えば、それが無ければ、或いは逃げ遅れるなんて事は無かったのかもしれない。

         こんこんっ☆

窓の方から音がする。

         こんこんこんっ☆
鏡花
「――ん、よしっと。 髪梳き髪梳きっと――ん?」 振向く。
 ブラシを持ったまま、ぢーっとその窓を見る。
RL揚
ベランダに、誰か居る。
鏡花
「――」 リンクス起動、SSSに連絡。
RL揚
少年………夕方会った少年だ。
鏡花
「ぁー、もしもし、ベランダに変態が」 わざと声を出して言う。
RL揚
少年「■■■■■■■■■■■■■■!!!」

  窓越しに口をパクパクさせて、何かを訴えている
  窓を開けろというジェスチャーをしているようだが───

       ごおおおおおおおおおおおおおおお───

同時に何かの騒音も聞こえる。

                おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
鏡花
「?」

「は?」
RL揚
少年の慌てぶりが酷くなる。
鏡花
 近寄る事はしない。
RL揚
後ろを見て何か焦ったように、其処を退け、と言うジェスチャーの後、
     ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
少年の後ろから、巨大な影が現れ───
鏡花
「ちょ、ま――」
RL揚
      ガシャァァッ!!!
  ばきばきばきばきばきばきばきばきばきばきばきばき!!!!


現れたのは巨大な腕だ。
             鋼鉄製の腕───それが窓を突き破って部屋の中に伸びてくる
鏡花
ちょっとまてぇええええええ?!
RL揚
少年「うわああああっ!!!」
辛うじて避ける事が出来た………どうやら少年も避けたらしい。
             がん!がん!がん!
巨大な手は部屋の中を探るように動き回る。
鏡花(裏)
|ω~) 鏡花の場合、ラックで避けてるなw
RL揚(裏)
|っ-∀-)っ そんな感じ。
RL揚
少年「ちょっ、う、うわっ!」
そんな状況の中彼は部屋の中に飛び込んでくる。
少年「ねぇ!」        ………鏡花に向かって
鏡花
「え、あ、まて! ああああ! ブルーベリーの初回限定プロモデータクリスががぁぁ!!!?」
RL揚
ウォーカーは鏡花が悲鳴を上げたそれを摘み上げて引き上げていく。

少年「クリス───データクリスはっ?!音楽のじゃなくて!」
鏡花
「まてー!? 侍ヘブンの稀少な限定DVDがぁ!?」
 がくーん、と膝を付き――。
鏡花(裏)
orz ←こんな形
RL揚(裏)
|っ-∀-)っそ あるのかよさむらいへぶん!www
※《難攻不落》っ!!!のセッションでたまに出てくる時代劇のタイトルです
シュナ(裏)
|n-ω-`)n …さり気にミーハーなのか、鏡花w
澄「ふむふむ、プレゼントにはそこら辺がいいのか」メモメモ
RL揚
少年「早く!」
肩を掴んでガクガク揺さぶってくる。
鏡花
「五月蝿い! アタシの哀しみが判るかこのやろー!?」 逆に相手の肩を掴んで揺さぶる。
 俗に言う、逆切れである。
RL揚
少年「間違えたって気が付いたら、アイツラ戻ってくるぅぅぅぅ~~~~っ?!」  がくがくがく
シェイクされながら、悲鳴のように叫ぶ
鏡花
「――……」
「で? アンタは一体なんなんだ?」
「とりあえずSSSには連絡したから。 大人しく連行されろ?」
RL揚
少年「フェイト!」   少年は半泣きで部屋を見回し
              ゴオオオオオオオオオオオオオオ………!
鏡花
「――……だー! またくるの!? ニューロ!」
RL揚
                はい、SSSです………え? あの、声が遠いんですけど───ぷっ、つーつー…
鏡花
「ニューロ!」
RL揚
                おかけになった電話は、現在回線が使用できない状態になっております
少年「来てくれるんなら、アレ捕まえてっていっておいて!」
鏡花
 ――……。
「切れた。 問答無用にジャミングされたっぽい」
RL揚
少年「だあああああ?!」
鏡花
 偶然、壁から自分の制服が足元に落ちてきた。
 制服を持って――。

「――逃げないと死ぬ?」
RL揚
少年「わりと」
鏡花
「恨むぞ、犯罪者」
犯罪者=少年
RL揚
少年「フェイトだってば!」
鏡花
「――不法侵入に住居破壊。 罪障はこと細かいぞ? 逃げ切れたら自首しろ?」 信頼してないっぽ。
 ごそごそと制服のポケットを漁る。
「でーたくりすでーたくりすっと・・・・・・これか?」 ころん、と出てくる。
RL揚
少年「それ?僕が落とした奴………じゃ、じゃぁ、逃げるよ!」
手を引っ張られる。窓に出来た大穴ではなくて、普通の家の入り口を目指して。
鏡花
「……1つ確認。 コレ、笑うところ?
 大穴から見える巨大な手。
RL揚
少年                「泣いて良いと思う!」

どがしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!
鏡花
 その手は、盛大に鏡花の家を吹っ飛ばした――。




  後に彼女は語る。

  いいかげんアタシに平凡な日常を返せと。

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