《難攻不落》っ!!!　トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“the Bleak MistStreet”

エルモ「───こいつが………」

「――――…」

「――ぶっさいくな面」

ダグラス、と呼ばれる男のホロを、じっと見詰める

「……世間的に、喜ばれない人物だよなァ」

「いや、確かにぶさいくですけど…」
「それで、この…ダグラスという人はどおいう人なのでしょう？」
とん、とホロを指でつついて

■Research　ダグラス＝エンゲルハード

推奨技能：〈社会：ストリート〉〈社会：スラム〉〈社会：警察〉〈社会：NOVA〉-3　〈コネ：ケインズ=ローダー〉
目標値：10　13　15

・Lv10：スラムで【誘拐事件】を起こし、【人身売買】を行っている【カーライルシンジケート】のカーポ。
・Lv13：ブラックハウンドの【汚職警官】と繋がっており、彼を逮捕させるのは難しい。
　　　　逆に言えば、【汚職警官】の後ろ盾を無くせば、逮捕も可能だろう。
・Lv15：マーダーインクの【クライド=フレイザー】をボディーガードに雇っている。
　　　　【カーライルシンジケート】内部には、ダグラスを快く思っていない者も居り、
　　　　特に【とあるカーポ】とは仲が悪いとされている。

すると、ホロの下に彼の詳細な情報が表示される
「ゎ、…こんな所に」

エルモ「え、こんな情報が、あったんだ？」
　　　　　　　　　　お古を使っていただけのエルモが知らない情報もまだたくさん眠っているらしい。

「ふーん。　つか、汚職警官ってだれだ？」

■リサーチ：汚職警官？

推奨技能：〈社会：ストリート〉〈社会：警察〉〈社会：NOVA〉-3　〈コネ：エルモ〉〈コネ：ケインズ=ローダー〉
目標値：10

「――って、判れば苦労しないか？」

ｍ：銀の目　Ｍ：〈盾の乙女〉toエルモ　ガンバレ、〈社会：警察〉＋〈事情通〉
Ｈ１０を進呈。

エルモ「それは聞いたことがあるよ」

「おお」

・Lv10：【グスターヴォ=デュダメル】と言う男が、スラム街でおきている【誘拐事件】等の捜査担当に当たっている。

エルモ「全然頼りにならない、腐った警官が居る───って。多分こいつの事だ」

「――ぐすたーヴぉ？　呼びづらい名前だなぁ」　もにゅもにゅと口を動かして、ちょっと噛んだらしい。

「ぐすたーヴぉ、…確かに呼びにくいですね」

エルモ「イタリア系移民らしいよ」

「なるほど」

エルモ「多分、先祖代々、マフィアの構成員だったんだろうね」

「筋金入りか」

「由緒正しいマフィア、ですか…よく警官になれましたね」

エルモ「あっちの人らってそーゆーのが多いんだって。お師匠が言ってた」

「裏技使ったんだろ？　どんなのか知らないけど」

エルモ「凄く意外な人物が、マフィアの構成員だって言うのが、珍しくないって」
エルモ「オメルタって言うルールがあって、仲間内にしか自分の正体を教えない、って言う姿勢を貫いてるから」
エルモ「外にはそれが分かりにくいとか…」

「で、この巻き込まれた事態を収拾するには、どーすりゃいいんだ？」

エルモ「僕は、子供たちを取り戻したい。それが、依頼だし………でも早くしないと売られちゃうし…」

「どっかの赤髪の少年(るび：げーむのしゅじんこう)の如く、叩き潰しに行くって事なんぞできんぞ」

「赤紙の少年？誰です？」
首かしげ

エルモ「………お師匠の敵は討ちたいけど───【クライド=フレイザー】………は………」

「――ほら、災厄前のゲームが復刻ででたじゃん。　運命夜」

「…あぁ」（ぽむ

「ぐらいどふれいざー？」

「…その、クライドはどんな人なんです？」

「カブト？」

エルモ「………」　エルモは軽く首を振る

「判らないと？」

エルモ「あいつは………」

■Reserch　クライド＝フレイザー

推奨技能：〈社会：ストリート〉〈社会：スラム〉〈社会：メディア〉〈社会：警察〉〈社会：NOVA〉-3
　〈コネ：エルモ〉〈コネ：ケインズ=ローダー〉
目標値：13　15　18

Ｍ：〈盾の乙女〉toエルモ　ガンバレ、〈社会：ストリート〉＋〈事情通〉　SKを進呈

19になるので突破ｗ

・成立：マーダーインクの殺し屋。殺害件数は3桁にのぼり、その銃口から生き延びたものは少ない
　　　　───と、言われている。年齢不詳。男性。カブトワリ◎。
・Lv13：【カーライルシンジケート】の【人身売買】を調査していた【ケインズ=ローダー】を
　　　　激しい戦いの末に、殺害した。
・Lv15：恐ろしい銃の使い手。BHKなどは高額の賞金を掛けているが、
　　　　恐らく正面からぶつかり合えば命はないだろう。
・Lv18：全身義体に大口径の二挺拳銃。
　　　　暗殺もこなすし、一度戦争となれば車両も単独で叩き潰す戦力を持つ。

「どこのトンデモ博覧会だこのやろー」

「――――…」　　　　　　　　　　　　　　　　　どくん―――
魔獣の本能【カタナ：バーサーカー】が、戦いを求めて鼓動する
それを、誰にも分からないようにぐ、っと飲み込んで
「…ケインズさん、見かけによらず強かったんですね」

「――」
「あーもー！　なんでこー、次から次へと」
「帰って寝たい！　だあ！？　家壊れてるし」　わしゃわしゃと頭を掻く。

エルモ「───どうしよう………鏡花を守らないといけないし」

「でー。　どーすんだこれ」

「…エルモくん、ケインズさんに依頼をしたカーポの名前は、分かる？」

エルモ「僕は、分からない。　………あ、タップ！タップの中に在るかも………」

「よし、捜してみましょう」

推奨技能：〈社会：ストリート〉〈社会：スラム〉〈社会：警察〉〈社会：NOVA〉-3　〈コネ：ケインズ=ローダー〉
目標値：15

ｍ：ディクショナリ：ストリート
Ｍ：〈社会：ストリート〉【外界】６＋３(ｲﾝﾃﾞｯｸｽ＋銀目)＋Ｄ６＝１５

「えーと、あーっと、これか？」

ケインズのリサーチ日誌が出て来る。
エルモ「………こんなのが、在ったんだ………」
そこに記されていた、最後の日付───

・Lv15：【ケインズ=ローダー】に、【カーライルシンジケート】の【人身売買】の調査を依頼したのは、
　　　　【フローリス=ジュアン】だ。

「ゎ、琴原ちゃんお手柄ですっ」

「――」
　ば、と部屋の端に座る女性を見る。

エルモ「………………？………………。………！」

おばさん「………あの人、そう言うのはマメに付ける方だったのね」
くす、と小さく微笑み、
おばさん「しょうがないわね」　溜息と共にこく、と頷く。

none