《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ"真なる心"

リサーチフェイズ4th
メインキャスト:ユリウス、ジヴリル
シーンカード:カリスマ(逆)
舞台:墓場

RL柳生: 登場判定:【社会:ストリート】【社会:N◎VA】【社会:アストラル】【社会:聖母殿】【コネ】

ジヴリル: ………人気のない、静かな広場に、墓石が並んでいる。
ジヴリル: その中を二人並び、途中で買った花束を抱えながら歩く。

ジヴリル:                        〈売買〉【外界】3+D6= 花束購入。

ジヴリルin舞台裏: |∀-) ダイヤなんてぺぺぺのぺぇいっ!!!w
RL柳生in舞台裏: 地味なw
ジヴリル: ▽リサーチ:【荒木静】について

RL柳生: 【社会:アストラル】【社会:聖母殿】【コネ:荒木宗重】 13 15 17
ジヴリル: [m1]起動:ホワイトムスク
ジヴリル: [M]〈交渉〉+〈コネ:荒木宗重〉【感情】5+2(白麝香)+1(コネ)+C10=18

ジヴリル: 彼女の事は昔、
ジヴリル: 荒木宗重その人の口から聞いた事があった──

RL柳生: ・真教の敬虔な信者で、かっては聖母候補にも名の上がった女性。
RL柳生: ・十八年前、【堕天の赤槍】に殺害される。そして、かの魔槍に殺害されたことをもって、死後、【殉教者】【聖女】の列に加えられた。
RL柳生: ・正式な名は、荒木・セレスティア・静。かっての世界宗教の退魔組織の誇る騎士団の、団長、副団長をその両親に持っている。

RL柳生: 以上。
ジヴリルin舞台裏: おおうっ?!w
ギャリックin舞台裏: おおー
ジヴリルin舞台裏: |∀-)ノ つわけで今の情報はユリウス君と共有完了。(ぁ
ジヴリル: そのような背景を、 行く道すがら、ユリウスに語って聞かせる。
ジヴリル: 兎に角口を動かしていないと──不安に押し潰されそうな気がしたから。

ユリウス: 「―セレスティア……それ、じゃぁ…」

ジヴリル:                   ──誰が?彼が?それとも………
ジヴリル: 「──そう、かも。」
ユリウス: 「―――……そういう、事だったのか。選択―」

ジヴリル: 見えて来た、かの女性の墓所を見ながら頷く。

ユリウス: それでも、それを聞いても―感情と精神が合致しない。
ユリウス: まだ、傷口は胸にある。決して見えない、塞がらない、穿たれた傷が。

ユリウス: 「…命か、魂か………」
ジヴリルin舞台裏: |∀-)ノ 此処はユリウス君の葛藤を見せる場として、イメージ的に一歩後ずさり。(ぁ
ユリウスin舞台裏: Σ( ◎m◎)
ジヴリルin舞台裏: |∀-) アニメで例えるとフレームアウト(何
ジヴリルin舞台裏:               そしてこっそりお茶をお代わりに行く
ユリウス: 手を伸ばし、墓を撫でる。
RL柳生: 墓石はひんやりとして冷たい。
RL柳生: 見ると、隅々まで良く清掃されている。
ユリウス: 特別な理由があるのかと思えば、そうではない。―過去から、ずっと繰り返されてきた事だった。

ユリウス: 「―――命か、魂か」
ジヴリル: 「──………」

ユリウス: 「―どちらを選ぶのが、正しいんでしょうね?」
ジヴリル: 「──正しい事なんて、分かりません。死ぬのは嫌だし…大事なモノを棄てたら──それは死んでいるのと同じこと」

ユリウス: 「―それでも、どちらかを選ばなければならない」
ジヴリル: 「だから…命を選んだ人はああして苦しんで……魂を選んだ人は、こうやって墓石の下に眠ってる。」

ジヴリル:                 ──冷たくて強い風が二人の間を吹き抜ける。



ジヴリル: 「………でも、敢えて──言います。僕は…どちらも選んで欲しい。」
ユリウス: 「…………」

ユリウス: 一つ、手を胸に当て。

ユリウス: 「――それは、戦い、乗り越えられることの出来る人だけが選べる選択です」
ユリウス: ――悔しさと、哀しさが混じった声。



RL柳生: 「よう、坊主。約束を果たしてもらったみてぇだな」
RL柳生: ジヴリルには馴染みの柄の悪い声が響く。 柄杓と桶を持った性格の悪そうな老人がいた。
ジヴリル: 「荒木さん………」

ジヴリル: 「はい。」
ジヴリル: 小さく首肯し、

ジヴリル: 「この方が、荒木宗重師です。」 と、ユリウスに紹介する。
ユリウス: 「―ユリウス・シュテルンです」―紹介を受け、会釈。
RL柳生: 「荒木だ。直に会うのは初めてだな、"聖王"さんよ」

RL柳生: 鷹揚に答え、二人の横を素通りし、墓前に立つ。
RL柳生: 二人を振り向かぬまま、墓石に水をかけ、 ついで両手を揃えて、頭を下げる。
RL柳生: 目を閉じたまま、語る。

RL柳生: 「命か、魂か……難しいこたぁ、俺にはわからねえ」
RL柳生: 「けどな、一つだけ分かることがある」
RL柳生: 「親より先に死ぬ程、罪なこたぁねぇってこった」

RL柳生: 呟き、もう一度墓石に水をかける。



RL柳生: 「お前さん……もう、戦わなくても良いぜ」

RL柳生: ふと、ユリウスに呟く。

ユリウス: 「……え?」
RL柳生: 「お前さんは、何もせずにじっとしてりゃあ良いってこった。 全部の片は、俺がつけるからよ」
RL柳生: 古武士の目が、若き騎士を労るように見る。

ジヴリル: 「荒木師──?」
ジヴリル:                      この件が俺の最後の仕事になる
ジヴリル: 「──それって………」
ギャリックin舞台裏: ・・・ こいつー 死にそうだな
ジヴリルin舞台裏: |∀-) 死にフラグーw
ユリウス:                   ――つまりは、そういう事。

ユリウス: 「……貴方なら、勝てるのですか?」
RL柳生: 「勝てるね。あいつのことは、俺が一番分かっている。 あいつの片目を潰したの、誰だと思っているんだ?」
RL柳生: 答えた彼の左手はサイバー化されている。

ユリウス: 「―――」
ユリウス: 自分自身を省みる。戦うことを想像する。
ユリウス: ―浮ぶ映像はいつも同じ。あの槍で貫かれ、終わるだけ。 100度想像し、100度そういう結末を迎えた。
ユリウス:     自分ではアレに勝てない、どう足掻いても勝てない、勝てない、勝てない…。
ユリウス:     だが、彼なら勝てるという。彼なら――。

ユリウス: 「……」
ユリウス: 一瞬、ジヴリルに視線を送り。

ジヴリル: 「………。」
ユリウス: 「―お願いします」

ユリウス:        錆びた剣は、錆びたまま。
ユリウス:        無表情で、抑揚もない声で―無力さだけを噛み締めながら、頭を下げた。

RL柳生: 「分かった」



ジヴリル: ──この人に任せて、全てが上手く行くのだろうか………

RL柳生: 不意に、ジヴリルの頭がくしゃりと撫でられる。

ジヴリル: 「………!」

RL柳生: 「安心しな、坊主。言ったろ、しとめるだけなら、何とかなるってよ」
RL柳生: 何時かのように、不敵に笑う。

ユリウス: 「………っ…」

ジヴリル: 凍てついた魂、停止した思考、弱った心………それらが全て、全てこの老人に背負わせようとしている。
ジヴリル: ………だと言うのに、この人は笑い──

ジヴリル:                    ──ぎしり、と
ジヴリル:                    ──鋼の右拳が音を立てた。
ジヴリルin舞台裏: |∀-) そして一生懸命、荒木の死にフラグを立てる。
ユリウス: 「………」
ジヴリル:                    ──無力なそれは、空虚に響き──



RL柳生: 「ま、始まりの責任は俺にある。ケジメつけるだけさ。気にすんな」

ジヴリル: 「始まりの──………」         じゃぁ、やっぱり──

RL柳生: 「まぁ、もうちっとマシな終わりをくれてやりたかったんだが…… それ以上は、強欲って奴だったな」
RL柳生: 言って、苦く微笑。

RL柳生: その背を翻し、古武士の姿は遠ざかる。

ユリウス: ―突き刺さる何か。その痛みに胸を抑えながら、もう届かぬ背中に手を伸ばす。
ユリウス: 行かせてはいけないという心と、自分には何も出来ないという絶望があいまう。
ユリウス: ――何かに、記憶の何かに重なるその痛みに苦しみながら―がくり、と膝をついた。
ジヴリルin舞台裏: |∀-) ああ、荒木かっけー(ぁ





RL柳生: 墓地から街へ。 古武士の歩みは規則正しく進む。 その足が、不意に止まった。

ギャリック: [登場判定]〈社会:ストリート〉【生命】2+手札8=10 成功

ギャリック: 「──お久しぶりですね」
ギャリック: 古武士の前には、男が一人。

RL柳生: 「おう、久しいな。ゲイリング・ゲニスハイム」
RL柳生: 予期していたように、古武士は目を細める。

ギャリック: 「今はちょっと変えましてね。ギャリックと名乗っています。 彼らには会った後ですか」
RL柳生: 「ああ」

ギャリック: 少し笑い、問いかける
RL柳生: その笑みに応じ、ついで庭の草でも引きにいくような口調で、

ギャリック: 「どうでした。彼らは」
RL柳生: 「まあまあだな。まあ、昔の俺より三枚ほど上等だ。が、騎士の坊ちゃんは折れてるな」



ギャリック: ・レスティア・セレスティアについて 〈過去よりの使者〉az〈コネ:レスティア・セレスティア〉【理性】5+手札Q+修正2=17

ギャリック: 「上等です。 ──ここで一つ予言をしますよ」
ギャリック: 遙か昔の彼女と、目の前にいる彼を思い出しながら言う。
RL柳生: 「ほほう、聞いてみようか」

ギャリック: 「今回の事件で不幸な奴は一人も出ませんよ。 貴方も、彼女も、ジョージも──もちろんユリウスも」
ギャリック: ニィッ、と男はいつものように笑い。

RL柳生: ・大異変前の世界宗教の、退魔の騎士団の団長。
RL柳生: ・使い手を破滅に導く魔槍を振るい、何百体と言うアヤカシを屠ってきた屈強な聖騎士。
RL柳生: ・N◎VAが「東京」と呼ばれていた時代、アヤカシと人の争いで起きた大地震を食い止めるため、その身を犠牲にし、殉教した。
RL柳生: ・その際、「東京」の街を救うために、その魂を魔槍に売った。以後、《悪魔の血族》として世界を暗躍している。
RL柳生: ・その後は、聖者を狩る者【堕天の赤槍】として九十九人の聖者を破滅させている。

RL柳生: 以上。



ギャリック: 「俺の予言ははずれたことが無いのが売りだ。 一つ、信じてください」
RL柳生: 「ほう……」
RL柳生: にっと、古武士は笑い。

RL柳生: 「面白ぇな。よし、乗った! 俺はお前さんに賭ける事にするぜ!!」

RL柳生: ぴしゃりと古武士を打ち合わせ、背を翻した。

RL柳生: 「じゃあな、伝説。俺は俺の仕事をしてくる……後は任せるぜ?」
ギャリック: 「ええ、任せておいてください」

RL柳生: その言葉に、古武士は振り返らず。
RL柳生: ただ、その手を大きく左右に振った。

■舞台裏





RL柳生:           ――中断――


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