《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“Your Grip Hand On!!”

Reserach08
SP:ALL SC:カブキ
Image:月夜
Stage:トーキョータワー
RL LC(裏)
RL LC
待ち合わせの場所、トーキョータワー。
其処には既に先客が居た。
名を『銀灰』
その中でも自由意志を持った強力な固体『調整体』
それが二体。
女性と男性。
黒い衣装の二人はにらみ合いを続けていた。
RL LC(裏)
アクションッ
白(裏)
まずはジヴのアクションを見守る構え。
姫紗那(裏)
見守りつつ
RL LC(裏)
此処 展望台の上の 鉄骨むき出しの330メートル付近です。 落ちると死にます。
ジヴリル(裏)
|っ-∀-)っ 煉がお気に入りのスポットに決めてたら いつの間にか定番の待ち合わせスポットに…。
白(裏)
良いよなあw
姫紗那(裏)
タワーはイメージしやすくて 映えるんだよなぁ
ジヴリル(裏)
|っ-∀-)っ リアルにあるだけにねぇw
ジヴリル
        カッ
           カッ
              カッ

        ───カンッ!

其処に、闖入者一人。

「───」
       奇しくも、正三角を描く位置に現れたのは、もう一人の“銀灰”

「……? お前等」
RL LC
ばさりと女が髪を靡かせる。
ジヴリル
「……何をしてるんだ?こんな所で」
RL LC
「融通を利かせろ、と言う話を、しに来たって所かしら」
彼女の名は『篠塚燐』
柘榴がまぁ何か色々とやっちゃって味方になった人である。
対するは『アウトオブオーダー』
ジヴリル
「───ふむ」
RL LC
「―――……直接手を貸す事は出来ない」
最後の『銀灰』
ジヴリル
その表情を、じっと見詰める。
「…見守る、んだっけ?」
何時ぞやに彼が言っていた言葉を繰り返す。
RL LC
「―――……そうだな」
ジヴリル
「……見守るしか出来ないの? 君に許されてるのって、本当にそれだけ?」
RL LC
「……俺は、お前等とは……違う」
ジヴリル
「違わないよ。───違う存在だけど、違わない」
「僕がお前だったかも知れないなら、」
「お前が僕だったかも知れないんだ」
「僕に出来てお前に出来ないことなんか何にもない。違うか?!」
RL LC
「………確かに、理屈では、その通りだ、が」
ジヴリル
「……が?」
RL LC
「現実は違うだろう。俺はお前では無い。状況も違う」
ジヴリル
「知っている」
RL LC
「それに何よりお前の間違った認識は」


「俺は『銀灰』なんかじゃない」
ジヴリル
「───?」
「今、なんて…?」
RL LC
ばさりと外套を捨てる。
其処には、抜けるような紅い眼。
空のように蒼い眼。
そして銀の髪。
ジヴリル
「お前………」
ジヴリル(裏)
|っ-∀-)そ 突然変異過ぎる
白(裏)
なんと。
RL LC
「最初に言った筈だがな。黒は『銀灰シリーズ』の生産を停止した。俺が最後の一体だ、と」
ジヴリル
「ああ」
RL LC
「俺は、『銀シリーズ』全ての要素をつぎ込まれた『アウトオブオーダー/輪の外の存在』」
「煉であり、であり、柘榴であり――そしてお前だ、ジヴリル」
ジヴリル(裏)
|っ-∀-)っ きめらあああああああああああああああああ?!(爆笑
|っ-∀-)っ 右目は柘榴 左目は勇 髪は誰のだそれ、って所かw
RL LC(裏)
髪は煉の。 黒じゃなくなったのは 色々混合されちゃったから。
まぁまぁ最後の一体ですよ。 これくらい許してあげて。
ジヴリル
「………はっ」
「…ははは……」
                   ───驚いた。心底。
                   ───そして同時にその技術に付きまとうリスクにも、思い至る。
                   ───が。
「ははは……、なんだ。僕より強いんじゃないか」
                   ───敢て、そう言う。
RL LC
「俺は、お前の様には振舞えないんだ、ジヴリル」
ジヴリル
「……じゃぁ、
    何も出来ないからって、俯いて、指を咥えて
    見てるだけかよ!お前、見守るって言っておきながら、本気で見てるだけの心算なのか?!」
RL LC
「それ以外に何が出来る!!」
「俺は何色にも為れなかった黒色だ!!そんな俺に一体何が出来るって言うんだ!?」
ジヴリル
「出来るよ!
 お前は僕らの知らないことを知ってる!
 お前は僕らの感じてない感情を持ってる!
 あいつらを助けたいんだろうが!
 だったらなんで、
 カッコつけて手段を選んでやがんだ!」
RL LC
「―――……どうしろって言うんだ」
「確かに、俺はあいつ等を護りたい、でもな。その手段がねぇ」
ジヴリル
「一緒に来いよ。お前に出来ない事なんて、僕らがやっちゃうよ」
「あいつら、お前の兄弟なんだろ」
「───だったら、僕にだってそうだ。其処に居るでかいのにとってだってそうだ」
RL LC
燐「誰がでっかいのか」
べし。
ジヴリル
「お前以外に誰が───   あ、居るか」
                  煉「だから誰がでかいのか」      いつの間にか現れている
「要するに」
後ろに立つ“二人の魔法使い-兄と姉-”を親指で指しながら。
「……事が始まってしまえば、戦いなんてもんは“戦闘担当”に任しちゃえば良いんだよ」
                            煉「…扱い酷っ」
RL LC
「本気か……!?黒は既に獣の召還を終えてるんだぞ!?馬鹿げてる、あんな出鱈目に勝てる訳が無いだろ!!」
ジヴリル
「───要は」
                          「……  あ、これ誰かに言われたよな  ……」
「勝てる勝てないじゃなくて、勝つんだよ」
げし、とOut Of Orderの胸を拳で突く。
      「良くぞ吼えたな、ジヴリル。申し分なし」

 頭上から、声が響く。
 タワーの天辺に、風に吹かれて立つ夏人。
 腕を組んたまま、四人を見下ろし頷いた。
姫紗那
「ホント夏人というのは皆こうも派手好きなんでしょうか」
上に飛ぶ姿は確認していたが、まさかこの為だったとは
苦笑を浮かべるも――
「まぁ、そのくらい鍛えられている……と解釈すれば良いでしょうか」
肩まで掛かる髪の毛をかきあげながら姿を顕す
ジヴリル
「………白順、姫紗那」
RL LC
「たったこれだけの人数で挑もうってのか?」
ジヴリル
「……甘いね」
「もっとだよ。───僕らの後ろにはもっと沢山、沢山居る」

「みんなで、倒しに行く」
           「だから───お前も来い!」
姫紗那
「確定された危機を呆然と見逃すほど人は愚かでは有りません」
「どのような感情であっても、切欠さえあれば一つに纏まることは出来ます」
「アナタはこのまま滅びることに納得を?」
「――……」    腕組みし、成り行きを見守る。
 そして、ふっと顔を上げた。
「死中に活あり……」
「もし、お主が死を免れぬと決めたならば、それも良し」
「なれば、どのように死ぬるか位は己で決めよ」
「ここで座して死ぬか、それとも飛び込みて死ぬるかだ」
 そして、口を閉じる。
RL LC
「………」
深い沈黙。
何かが言いたくて、それでも――その一歩が――……
ジヴリル
  「─── 在るよ。 ───」
  「─── お前にも力はある。 ───」
  「─── お前にしかない力がある。 ───」

 ガツ

ジヴの拳が、再び、
OUT OF ORDERの胸を突く。

       DIVINE WORK《Catastrophe》
ジヴリル
DIVINE WORK《Catastrophe》

───  ドク、ン  ───

「どれだけ体を弄られて様が
「誰かのクローンとして生み出されて様が、
「───其処にある魂だけは、

            ───  ドク、ン  ───

        「───そいつだけは、お前のもんだろ?」

突いた胸の奥、魂と言う炉の中に、火が入る。
RL LC
「死には……しない」
「俺は、生きる。生き抜くために、そのために、手を、かそう」
ゆっくりとジヴリルに触れる。
ジヴリル
                             「十分さ」
RL LC
「持って行け。俺達の分だ」
柔らかい黒ひ光がジヴリルに移る。
「これは私の分」
燐が手を添える。
ジヴリル
に、と笑みを浮かべ、頷く。
「─── 行って来る」
RL LC
「頑張って」
「頼んだぞ……俺達の……未来を」
ジヴリル
「───分かってるさ、兄弟」
RL LC





そうして、運命の扉は開かれた。
一度は敗れた結末に、もう一度挑む。
三度目は無く、全ての決着は今、此処に。





                     トーキョーN◎VA The Datonation

                      『Your Grip Hand On!!』




                                           ReStart!!
RL LC
                                   魂:+2 合計:46

■ 舞台裏
RL LC
none

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