《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“Zwei-Yggdrasil-換魂の法”

Ending01 SC:カゲムシャ
SP:ALL Image:予期せぬ出来事
■Stege:ライフ=リヒ総合病院最下層






RL-LC: 光がゆっくりと――収まる

RL-LC: 収束された光は――やがて、元の暗闇へと変わり――……



RL-LC: 何の変哲も無い


RL-LC: 一つだけ、違っている点は――……



RL-LC: 『Re/Rise Program……』
RL-LC: トロンに膨大な量のデータが並んで居る事だ



鉄雄: 「───………」

鉄雄: 惚けた様に、其れを見つめている。

純徹: 「──……」
レティシア: 「あの、今のは……」

レティシア: 何ですか、と。お願いします、とは―

純徹: 前者の疑問は、シスターと同じだった。  後者の疑問は聞きたくもない。
純徹: 何が起きたか、問いかけの意図は、すべて目の前のトロンが弾き出してくれたように思う。
純徹: ディスプレイに並ぶデータをざっと一覧する。
純徹: そして推測が正しければ──どちらの疑問にも、答えられる気がした。

RL-LC: 「凄い――これ、INAUSのリカバリープログラム――……それも、基礎から――これなら、確かにIANUS疾患者も治療出切る……」
RL-LC: セリスが息を呑む声が聞こえる

純徹: (やはり──)

純徹: となれば、
純徹:       今の現象の、半分には答えが出る。
純徹: もう半分は、わからないままだったが──



RL-LC: 「―――……ん、ぁ――……」
RL-LC: 遥がゆっくりと眼を開く

鉄雄: 「───ぁ…」
鉄雄: 今、気づいたように、瞳の焦点が合う。

RL-LC: 「―――……ぉはようござい――ま……す?」
鉄雄: 「───………おは、よう…」

RL-LC: 遥はゆっくりと、首からリンクスを引き抜き――
RL-LC: 「もうっ駄目じゃないですかっ鉄雄さんっ!!」
RL-LC: 唐突に激怒した

鉄雄: 「な」
鉄雄: 思い切り仰け反る。

RL-LC: 「死んだら私は一体どうしたら良いんですかっ!!もうっこのお馬鹿っ!!」
鉄雄: 「……い、や、それは…ッ」
RL-LC: 「一生私に負い目を背負わせて生きていかせる心算ですかッ!?」

鉄雄: 背後のイヌへと視線を送る。…あわてたようにアートマンの表示を消しながら。

純徹in舞台裏: あ、 理不尽な怒りが。
レティシアin舞台裏: |ω・ζ
レティシアin舞台裏: |ω・ζ ヒロインの半身として連動して怒るべきでしょうか(何
RL-LC in舞台裏: うむ。
ジヴリル:                                     「はぁ──」
ジヴリル: 漏れた溜息は回避された悲劇に対する安堵か、

ジヴリル: 「やってられっか」と言うヤッカミか。



鉄雄: 「──違う。それは……」
鉄雄:  言い訳をしようとして、悩む。
鉄雄:  ものすごく言葉にしにくい。
鉄雄:  というか、説明して判断される時点で、成り立たない理由だ。

鉄雄: 「……ゆ、行方不明に、なろう、かと。

鉄雄:             ──言葉にしたら、より一層、自分が阿呆に見えてきた。

RL-LC: 「――どっちも同じですぅぅッッ!!」
ぺチン
鉄雄: 「だッ…」
ジヴリルin舞台裏: |∀-) こー、この瞬間だけ、ハルヒのOPのキョンの如く米神を押さえたくなった
鉄雄in舞台裏: (;゚-゚) HELP
純徹: #背景にて
RL-LC: 「――スミ君、このプログラム、起動出来る――?」
純徹: 「さて、どーしてくれますかね。このデータ。……一旦、別のDAKに移しとこうと思いますが、いいですかね? セリス」

純徹: イヌが助け舟を出す用意はないらしい。
純徹: 痴話喧嘩を放置したまま、目の前に映し出されるデータを検討し始めている。
鉄雄in舞台裏: ちょ、なんだそこのシンクロ具合ッΣ
純徹in舞台裏: いや、もう 自殺しかけた人の言葉なんぞ放置ですヨ。
RL-LC: 「レティシアさんッもうこんな人放って置いて行きましょうッ私お腹が空きましたからッ」
鉄雄: 「…待て、遥。俺は…」
レティシア: 「ぇ、ぁ、はい、えっとその……」

鉄雄:               ──視線を送る。

レティシア: 遥に手をぐいぐいと引っ張られながら―

レティシア: 「人は、出会った命の思い出と重さを抱えて生きていきます。だから、簡単に重い生き方をさせてあげないでくださいね」
レティシア: そういい残して、似た者の二人は消えていった。
RL-LC in舞台裏: ジヴジヴゥ 実ィ回収してぇ(笑)
鉄雄: 「…………………」

ジヴリル: 「ぷ、く、くくく………」
ジヴリル: 「ほら、何してるのさ。」
鉄雄: 「………ジヴリル…………」
純徹:                                          「──くっくっくっ」
鉄雄in舞台裏: 超☆笑われてるΣ
ジヴリルin舞台裏: |∀-) ………さて、 どう反応するのかw > 鉄雄
ジヴリルin舞台裏: |∀-) じゃ、鉄雄が退場したら、実を回収しますか。w
ジヴリル: 呆然としている鉄雄の後ろから声を掛け

ジヴリル: 「後の始末は僕と月海原さんでやっとくからさ。」
ジヴリル: 実の方に一瞬視線を送ってから、

鉄雄: 「……………──お前…」
鉄雄: 多少、恨みがかった瞳で見る。──自分に否があると分かっているだけに、どうしようもなさが堪らない。

ジヴリル: 「だ か ら」

ジヴリル:   「女の子がああいう台詞言う時は、追いかけて来いって意味なんだよ!
                                   愚図愚図するなァッ!!」

ジヴリル: ビシィ、と彼女の去った方向を指差し。

鉄雄: 「…………頼んだ」

鉄雄:  二秒程、何かを考える間が有ってから。
鉄雄:  ──踵を返し、走り出す。

鉄雄:  何処か三枚目な背中。─“HERO”にはなれず。未だ、“rookie”──





純徹: 「──どうにも、
純徹:            神とやらは、生きている者にはやさしくないらしい」
ジヴリル: 「ははっ──本当に。」

純徹: 走り去る背を見る表情は、ずっと口が笑っていた。

純徹: 「さて、」
純徹: 「此方を片してしまいましょうか」
ジヴリル: 「──ええ。」



ジヴリル: 「実を──外せるのかな?」
RL-LC: 「ええ、簡単に外せるわ」

ジヴリル: 右手………金属の義手………でそれを手に取る。

RL-LC: 軽い――金属の様な感触――それでいて、何処か暖かい

RL-LC: 「そのまま、引っ張れば良いの」
ジヴリル: 「知恵の実、ね。食べると楽園を追い出される──か。」

ジヴリル: そんなことを嘯きながら、回収──
RL-LC: プツプツ――と、繋がれた管が引きちぎられ、簡単に手の中に納まる

ジヴリル: 「後は余計なことをせずに、届ければ終わりかな。」
ジヴリル: そう言って月海原へ振り向き──



ジヴリル: 「助かりました。」
純徹: 「──いろいろとソツだらけですが」   苦笑しつつ
純徹: 「ご協力感謝」

純徹: ようやく見せる素顔で、謝辞を返す。

ジヴリル: 「治療とか大変でしょうけど、頑張ってください。」  セリスにもそう声を掛ける。
RL-LC: 「ええ、それに、罪も償わなきゃいけないしね」
ジヴリル: 「その辺は、月海原さんと相談って事で………では、僕もこの辺で。」



ジヴリル: 「──あなた方に氷の癒しのあらん事を。XYZ。」
ジヴリル: ぴ、と礼を送ると、そのまま姿が揺らいで見えなくなる。

純徹: 「……マヤカシ(デタラメ)だなぁ」



RL-LC: 「さて、どうしよっか、スミ君」
純徹: 「ふむ……と、その、前に」
RL-LC: 「私としては、捕まる前に、此処の人達だけでも治療したいんだけど――……出切る?」
純徹: 「……もういいか」   指で目を揉み解す。

純徹: 「具体的には、どうされるので? スイッチひとつで治せるのでしょうか」
純徹: 「プログラム解析に時間がかかるなら、すぐに、というわけにはいきませんね。如何したって時間が要るでしょうし」
RL-LC: 「このプログラムを指示通りに作って、それをIANUSに上書き、かな」
RL-LC: 「途方も無い作業だけど――そうね、頼めるかしら、その後千早にでも同じ技術を送りつけてやれば良いわ」
RL-LC: 「私は――ほら、これから、BHで事情聴取だし、ね」
純徹: 「──……」



純徹: 「セリス」
RL-LC: 「――……何?」
純徹: 「今回の件、君の事情徴収の態度、裁判での証言次第で、懲役は短縮できる見こみがあるでしょう」
純徹: 「無論、僕がそのために尽力するのは、吝かではありません」
RL-LC: 「ありがとう――でも、そうね、ありのままを話そうと思うの」
純徹: 「……」
RL-LC: 「だって、そうでしないと、何より私が私を許せないから」

純徹:                                    ──どいつもこいつも
純徹:                                       嘘吐き/言動不一致ばかりですか──

純徹: 「自分で自分が赦せない。それは構いません」
純徹: 「ですが、事の発端を忘れていませんか?  誰が、何を持ちこんで、何をしようとして、如何に『こうなった』か」

純徹: 「義務を果たしたいなら、君自身に課した使命も一緒に果たしなさい」
RL-LC: 「―――……じゃあ」
純徹: 「手順に拘るなら、再び、『出てきた』時に」
純徹: 「君自身の手で果たすべきだ」

純徹: 敢えて言葉を遮って、断言する。

RL-LC: 「早く帰ってくるから、それまで――待っててくれるのね?」
純徹: 「ええ。大切な一市民の命です。 保障してくれるでしょう」

純徹: 「権力なんざこういう時に使ってナンボです。 何が何でも、現状維持に努めますよ」

RL-LC: カツン、と一歩近寄って
RL-LC: 「じゃあ、私は行くけど――最後に、これを渡しておくわ」

RL-LC:                 《タイムリー》
純徹in舞台裏: え。
鉄雄in舞台裏: あ。
純徹in舞台裏: な、何されました?
ジヴリルin舞台裏: お。
DIVINE WORK《Timely》

RL-LC: 「スミ君――体、腐ってるんだもん、放って置けなくて」
RL-LC: 「これは私が作ったアンプル――どれ位効力がるかは解らないけどね」
RL-LC: 「使うかどうかも――スミ君に任せる、私が口出す事でも無いと思うし」

RL-LC: コツン、と一歩離れて

RL-LC: 「でも、私に位、ちゃんと話して欲しかったなぁ、体の事」
RL-LC: 口を尖らせてそう告げて――……
純徹in舞台裏: むしろ、出所した時、患者さんの覚醒に使って欲しかったです。セリスさん……。w <タイムリー
RL-LC in舞台裏: いやぁ―― そんな、やられっぱなしは性に合わんなぁ(笑)
純徹: 「…………いや、だって、」
純徹: 「カッコ悪いじゃないですか」
RL-LC: 「そうかしら――?まぁそうね、でも私、スミ君のそう言う所、好きだったなぁ」

RL-LC: そうして彼女もこの場を去っていった
純徹in舞台裏: むぅ…… RLさん。
RL-LC in舞台裏: ほい?
純徹in舞台裏: 個別EDで使って良いでしょうかね? 《タイムリー》。
RL-LC in舞台裏: 勿論です。
純徹in舞台裏: 彼女の手で覚醒したことにしたいので。
RL-LC in舞台裏: OKです、ではこの場を締めていただけますか(笑)
鉄雄in舞台裏: ……出所後スか。
純徹in舞台裏: 内々に伝えますよ。 治療の見こみがあるのは。
純徹: 「──……やれやれ」

純徹: 其は貴きものなり。
純徹:                 紳士たるもの、辛さに目を背けず、顔に出さず、心を清くし、常に貴人たれ。

純徹: ──そんな口癖を聞かされて育ってきたものの。
純徹: やはりガラではなかったようだ。 ──しっかり、見抜かれていた。

純徹: 懐に入れてある弾倉ケースを取り出す。弾倉を抜いた所に、アンプルを布で包んで入れておく。
純徹: 気遣いを無下にするのは、何かが違うからだと判断した。

純徹: 「──……もう少しだけ、待ってもらえませんかね?」

純徹: コールドスリープの中、治療の時を待つ者たちを一瞥して、ぽつりと言い洩らす。
純徹: 本当に幸せになるべき人のために、我が儘と誹られようとも。
純徹: 今一時、時を守り続けようと誓いながら、
純徹:                              万全を期すべく、再びトロンへと向き直る。
PiPiPi





RL-LC:                       『ProgramError 666... Re/Take?』





純徹in舞台裏: ∑ プ、プログラム・エラーって?!
RL-LC in舞台裏: ああ、いえ、あのプログラムエラーはほら。 スミさんがこれから治すんですよ。
RL-LC in舞台裏: 〈製作:魔法数理学〉でッ
純徹in舞台裏: ∑ おぅいッ
鉄雄in舞台裏: Σ
レティシアin舞台裏: |ω・ζ RL、やりたい放題だな!





SeenEND





鉄雄in舞台裏: (;゚-゚) てか、スミさんがかっこいいんですけど。
鉄雄in舞台裏: (;゚-゚) 鼻血吹いていいですか?






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