RL揚： 今日も、外は激しい吹雪である──



真央： 吹雪の中を歩き続ける、次なる人の居る場所へと――
真央： 彼が浄化派に捕まったと知って、不安に駆られて外に飛び出した
真央： 別の人に会いに行こうとしていた気もするが……

真央： 「ジブリルさんを捜していればきっと会える―――」
真央： そう思ってひたすらに領内でのアゼイリアと呼ばれる人物の情報を集た 真央： 「聖女とも呼ばれるほどの人が何故………」
真央： 集めた情報からは彼女がそのようなことをするような人物にはとても思えなかった。

真央： 「きっと話せば分かってくれるはず……」
真央： そう思いながらも雪で足元はおぼつかない
真央： バランスを崩して雪原に倒れこむ




アゼル： 「――……気がついたか？」
真央： 「―――………え？」

アゼル： 目が覚めれば、そこには黒い服の男。 黒髪に蒼の眼。腰にはS字の柄を持つ剣――騎士剣。
アゼル： 背景の白に、酷く黒が映えていた。

真央： 「いけない……こんな所で寝てしまうなんて」
真央： 「すいません、お恥ずかしい所を……って、吹雪の中見ていたのですか？」
アゼル： 「……ん」
アゼル： 少女に視線を落とす。

アゼル： 「立てる、か？」
真央： 「はい、ご迷惑をおかけしました。ええと、貴方は……」　
真央： 立ち上がりつつ、もう一度いでたちを見直す

アゼル： 「――……“光 -Lux-”」
真央： どこかで見た、いや聞いたことがあるはずの…

真央： 「貴方が！神父アゼル」
アゼル： 名を呼ばれ、微笑む。 剣が、小さく揺れた。

アゼル： 「――真教聖母殿･異端改宗局第四課 戦闘神父――……“光 -Lux-”アゼル･クライス、だ」
真央： 「よかった、お会いすることが出来て光栄です。今回の第５特務分隊の生存者の捜索について、お力になれればと来た次第です」 アゼル： 「――……」
アゼル： 静かに少女を見つめている。声はない。

真央： 「真央=ウェルマといいます。ご同行させてください」
真央： アゼルの目を見つめ懇願する アゼル： 「――何故……？」
真央： 「それは、ええと……その、ですね」

真央： （なんでだろう、彼の行方が分からなくなったと聞いて取る物とりあえず飛び出して来てしまったし…）
アゼル： 「――……もう、いい」
アゼル： そっと、少女の髪に積もる雪を払う。

アゼル： 「それで、十分だ」
アゼル： 優しく、ただ優しく微笑んだ。本当に、それだけで理解したかのように。

アゼル： 「――来い」
真央： 「はいっ！！」
アゼル： 少女に外套を預け、男は雪の中を歩く―― それでいい、と男は思う。本当に大事なものは、いつも言葉に出来ない。

アゼル： 「……幸せ、だな。アイツは――」
真央： 「……何か、仰いましたか？」
アゼル： 「――いや、なんでも……ない。征こう――……真央」 アゼル： ざく、ざく、と雪を踏みしめる音。
アゼル： 背中には少女。
アゼル： 幼子たちの顔が浮かぶ。彼と、彼女と――見知らぬ女。

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■舞台裏 ◎レイ

レイ： リサーチ【復活阻止の手段】　
RL揚： 推奨技能：〈社会：アストラル〉　〈社会：真教or聖母殿or聖母領〉　〈コネ：アゼイリア〉〈コネ：賢者系〉〈コネ：学者系〉
RL揚： 目標値：10　13　15　神業

レイ： 〈社会：アストラル〉【感情】３＋Ｃ１０＋報酬点２＝１５

RL揚： ・Lv10：有史以来、同様の【因子】持った者が、生贄とされて魔獣の復活を試みられた事例は5件。
RL揚： 　　　　その内2件は復活阻止に失敗し、大災害が記録されている。
RL揚： 　　　　一つは14世紀半ば、“病原”の名を関する魔獣によって齎された黒死病。
RL揚： 　　　　一つは1902年の西インド。一夜にして街と人を焼き尽くした火山の鳴動もかの【火炎の魔獣】の眷属の力だ。

RL揚： ・Lv13：阻止に成功した先例は3件、手段は3種。いずれも犠牲を強いると言う。

RL揚： ・Lv15：1つ。5千の人の魂を生贄に捧げ、その飢えを満たす事で送還する事が出来る。
RL揚： 　　　　1つ。復活の前に、【因子】を宿した宿主が死ねば、その復活は阻止される。
RL揚： 　　　　最後の一つが行われたのは、1908年のツングースカである。



◎サファイア

サファイア： 登場判定でS2破棄

サファイア： Research:アゼイリアの扱う精霊について
RL揚： 〈社会：アストラル〉〈社会：ストリート〉　〈コネ：アストラル系〉
RL揚： 制御値。

サファイア： m:銀の目起動　M:〈社会:ストリート〉+〈事情通〉　　山札 サファイア： 　　　　　　　　　　　【理性】7+1(SE)+4(Skill)+SA(札)=23 RL揚： ・制御：アゼイリアが操るのは、火炎の精霊である。
RL揚： 　　　　【火炎の魔獣】とは全く違う存在であり、嘗てはアストラルの隠れ里で平和に暮していたが、
RL揚： 　　　　数年前の神災の折に里が崩壊。止むを得ず人里に現われた所、絶滅騎士団に討伐される。
RL揚： 　　　　窮地に陥った精霊たちを救ったのがアゼイリアであり、以後、彼女と契約をし今に至る。
RL揚： 　　　　特に強力な個体が、“火炎-Flamma-”【フランマ】と名乗っている。





RL揚： ━─━─━─━─━─━─　中　断　━─━─━─━─━─━─





RL揚： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Next 2　200606012200～

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