《難攻不落》っ!!!　トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“螺旋楼”

静かにジャズが流れる店内
混み合う時間は過ぎ、客は数えるほどしか居ない

その奥まったボックス席の一つに陣取り、珈琲を砂糖なしで出してもらったジヴリルは、
「んっと、これと、これと」
コートの下から、幾つかの機材を取り出す。

[Ａ]起動：スリーアクション
[m1]起動：サイレント
[m2]起動：ナイトヘッド
[Ｍ]〈隠密〉＋〈元力：闇の王〉
【感情】5+1(静音)+1(夜頭)+3(闇)+CK(札)=２０

それは、型落ちしまくった旧式のタップ。以前北米のジャンクショップで叩き売られていたのを購入したのだ。
どうせ複雑なプログラムの使用などはしないので、よい買い物だったと本人は思っている。

M-77 AV40
　├隠：10　電制：10
　├ソフトウェア3つ準備
　├〈電脳〉達成値-2
　└ジャンク屋で買った旧式

「………さて、“羊飼い”の、資金の流れから確認しておこうかな」
リサーチあばうと：“羊飼い”の仕事振り

社会：ＷＥＢ，ストリート
１８

「ええと、先ずは………」
タップをウェブに接続し──あるソフトウェアをダウンロードする。

[ｍ]起動：ディクショナリ
[Ｍ]〈売買〉【外界】3+D6(札)=９
ウェブライブラリ購入

さくさくとインストール。

「よしっ」
　　　　　　　　　完全没入
行動は迅速に───
[ｍ]起動：ディクショナリ
[Ｍ]〈社会：ストリート〉【外界】ＤＡ=２１

電脳の海を泳ぎ渡り、“羊飼い”の帳簿にアクセスする。

資産の流れがうねっている、とでも言おうか。
総量は変わってない裏で、プラスとマイナスが増えているような印象。
帳簿外のどこかからスポンサーを得て、帳簿外のどこかへ使っている。
広橋が使っていただろう関係者をあたれば、もっと何か分かるかも知れないが……

＞広橋の関係者フラグが立ちました
　
以上

「ふむ………」
一定の成果を上げた所で、アクセスを切る。
ウェブから現世へ、[意識体-GHOST-]を引き上げながら考える。
収支が0なのが余計に臭い───。
　
───アウトロン。

「“羊飼い”の懇意にしていた人物を当たれる人が欲しいなぁ」

「あ、来てたんだ？」

………まぁ、そう言う人物の心当たりを期待してこの店に来たのだけれども。

「うん、ご馳走になってるよん」
ひら、と手を振り。

「ごめんね、ちょっと取り込んでて気が付かなかったよ」

「おやま。ちょっと頼みごとがあったんだけど、無理っぽい？」
冷めかけた珈琲のカップをとって口に運び、中身を啜る。

「何か調べもの？　ちょうど手が空いたところだから手伝えるよ」
ディクショナリ→〈芸術：コーヒー〉　【感情】５＋２＋C3＝１０
コーヒーのお変わりを出し、向かいの席に座る

「そっか、さんきゅー」

彼(彼女?)の事に付いては情報屋としても信頼を置いているので、素直に、調査対象に付いて尋ねる。

「ふみ、その関係者さんを探せばいいのかな？」

「真教教会の広橋浩介───この男が、頻繁に連絡を取っているとか、何か取引をしているとか」
「そう。そう言う情報が欲しいな」
「なんか上に黙ってよからぬ事をしてる気配があるのだよ」

「ん、まっかせて♪」

　　　　　　　　　　　　　　　　「ん、美味し」(珈琲

にこり、と微笑み
リサーチ：広橋の関係者

………既に自分でも調査を試みたのだが、流石にこの辺りのプロテクトは硬くて諦めていた。
C3破棄。

ストリート：１５で目星をつけてアポを取れます
ＷＥＢなら１８

闇医者の『赤熊』という人物にアポが取れた　アドレス入手

「闇医者……？　病気でもしてたのかなぁ？」

主に整形手術や指紋の描き換えなどだ。

「───赤熊」
アドレスを受け取り
「彼の仕事に関る部分で、非常に都合がいい人物か」
ある意味コネがあって然るべき人物である。

「整形手術、ね……」　呟く

「ねえジヴリル、ドッペルゲンガーって知ってる？」
にっ、と笑い、質問を口に出す

「───どっぺる？」
「カゲムシャみたいにそっくりなのが出て来る怪談だよね。………いや、本物も見たことあるけど」

「死んだはずの人間が、新たに死体になって現れた――それを、ドッペルゲンガーって表現したトモダチが居てね」

「ふぅん………」
「僕のそっくりが現れたら真っ先にクローンを疑う所だけど、普通の人が？」

「それで、そのことを調べてたんだけど……」
　ちょん、と『赤熊』のデータ――「整形手術」の部分をさす
「繋がってたら、面白いと思わない？」

「───いい？　ま、まぁ、在り得ない事は無いけど………何？繋がりそうな話なの？」

「んー、実は未だ判らないんだけどね。事情知ってそうな人、ここに呼んであるから……確認してみない？」

「ふむ………」
　指を顎に掛けて、考える。
「分かった。ちょっと興味あるし、そうさせてもらおうかな」

3杯目の珈琲を貰って、マルスの提案に頷いた。

田中

登場判定Ｃ５失敗
〈社会：Ｎ◎ＶＡ〉【外界】３+２＝５　で途中で買い食いしてる