《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“銀色の虹” ─反撃─

リサーチフェイズ8th
メインキャスト:シェーラ
シーンカード:カリスマ
舞台:任意
柘榴
キュ――と皮をこする音が響く。
シェーラ
「やっぱり…ここに居ましたか…柘榴さん」
柘榴
ヒュっと足を回転させた後、振り向く。
「ああ――シェーラ
    すまない。一度は謝りに行こうか、とも思ったんだけどな」
シェーラ
「いえ……それはあまり気にしては…いますけど」
柘榴
「まぁ、昔から生真面目だからなシェーラは」
少し苦笑してから座る。
シェーラ
「貴方がいい加減すぎるんですの」
柘榴
「缶コーヒーだけど――飲む?」
シェーラ
苦笑しつつ、隣へ腰掛け
「――遠慮なく」
ちびちびと
缶に口をつけながら、宇宙を見上げる
柘榴
「こうやって、珈琲飲める奴でな」
唐突に話し出す。

「そんな程度の事が出来る奴なんだ、アイツは」
「ジヴリルもそうだったけれど、本当に最初は殺しに来たけど――」
「……ちゃんと言葉も、想いも届くと想う――少なくとも、そう信じたいんだ」
「そのために――出てしまった犠牲、君の友人の事を帳消しにしてくれ、とは言わない」
「言わないけれど――そうだな、うーん、どうしよう」

本当に困った顔をする。
シェーラ
「ねぇ」
口を挟む
「…ねぇ、柘榴さん」
柘榴
「ん?」
シェーラ
「私――…私、まだ未熟だから」
「きっと、彼女を見たら…柘榴さんやジヴ君がやろうとしてること全部無視して…」
一拍置き
「―――…全力で殺しますの」
柘榴
「………それで良いと、想うんだ」
何処か独白染みて
シェーラ
「うん…だから」
「明日、私は一緒には行きません」
その笑みは、苦いような、透明なような
「―――為すべきことを為してくださいませ。それが、貴方の大儀なら」
柘榴
「そんな大層なモンでもないんだけどね」
「ただ、そうだな――……」
一拍置いて、
「俺が彼女を助けたいように、君が彼女を殺したい」
「それは理由はお互いにあって――……譲れない部分がある」
シェーラ
「いいえ…そんな大層なものを掲げた方に…私はモノはもうしませんの」
柘榴
「違うよ、シェーラ」
「其処だけは違うんだ、シェーラ」
「大きいとか小さいとか、関係無い。本当に、どちらも等しい想いなんだ」
シェーラ
「譲れないものを護る意志こそ……ええ」
柘榴
「だから、背中は預けるよ」
「ああ、そうだ。うん、そうする」
「背中はシェーラに預けるよ」
「俺を信じられなくなったり、許せなくなったら、撃って欲しい。君の仲間の分まで」
シェーラ
「いえ…そうですね。後顧を絶ってきますの」
ぱちりとウインク
「忘れましたか?“鴉”は“跳”べるんです」
柘榴
「……そうだな、それじゃ、お休み」
ゴロン、とそのまま仰向けに倒れる。
シェーラ
「ええ、おやすみなさい。風邪は…引きそうにありませんね?」
ふわりと立ち上がり
階下への扉をくぐる
柘榴
「あ、シェーラ」
その背中に声を掛ける。
シェーラ
「はい?」
柘榴
「黒はその、セクシーだけど君には未だ一寸はや――ご、ごめんなさい、一寸無言で銃出さないで!!」
シェーラ
「―――…デリカシーが足りませんの。20点」
柘榴
「俺には俺の、“アイツ”には“アイツ”の、君には君の」
「ってね、俺にはこれ位の位置が丁度良いんだ」
シェーラ
「ふふ…本当に貴方らしい」
柘榴
空を仰ぐ。
星一つ無い闇夜。
世界と言う括りはその闇に似ていると想った。
其処を旅してきた人に鞭打つ行為だろう、とも。それでも―――……
「俺がやらなきゃ、一生誰もやんねーだろうしなぁ、ったく。恨まれ役まで買って出て……」
溜息と共に吐き出す。
「貸し一つじゃ済みませんよ――煉さん」
柘榴(舞台裏)
ちなみに 喋ってれば聞こえるわ って煉が言ってたんで。
RL揚(舞台裏)
|っ_A_)っ 人生を気楽に行きぬくコツは
|っ_A_)っ 都合の悪い台詞は聞こえない振りすることだって
|っ_A_)っ 《難攻不落》っ!!!の管理人が言ってた!
シェーラ(舞台裏)
|━w━)
刹那(舞台裏)
おまえや
シェーラ(舞台裏)
|━w━) ばっちゃがいうならしょうがない

■ 舞台裏
RL揚
◎ 刹那
刹那
S3,4 棄て
以上

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