アゼル： 目の前でくべられた木が白くなっていく。
アゼル： 軽く灰を崩し、新たな薪を放り込む。
アゼル： 火が、一際大きくなった気がした。

真央： 「あと少しで目的地へ着くというのに、この吹雪では進むのもままなりませんね……」
アゼル： 「――……聞いても、いいか？」
真央： 「はい？なんでしょう。私にお答えできることであれば」

アゼル： 「……アイツ、とは――……」
アゼル： 炎が男の横顔を照らす。その陰影はどこか優しい影を作る。
アゼル： 「――……どういう、関係だ？」 真央： 「彼は私の命の恩人です。今、私がこうして誰かのために戦うことが出来るのは、ジブリルさんが私の愚行を止めてくれた御陰なんです」
アゼル： 「そう、か――」
アゼル： ふと、微笑む。

アゼル： 「アイツも、そういうことが……できるようになった、か」
真央： 「あの時、憎しみに囚われた私を止めてくれなかったら、私は私でなくなっていましたから……」

アゼル： 「――……アイツのことは、好きか？」
真央： 「ええっと……嫌いではないですよ」　（苦笑
アゼル： 「そうか――……」
アゼル： 沈黙が、続く。 真央： 「私、誓いを立てたんです。親友と―――世に生きる人を等しく愛するって、だから」
アゼル： 先に沈黙を破ったのは少女――その言葉に、そっと耳を傾ける。

真央： 「……だから口になんて出せません。いえません。もう、こんなに私の天秤は傾いてる…」
アゼル： 「――……ん」
アゼル： くしゃ、と少女の髪を撫でる。 真央： 「満足のいく答えに……なりましたか？」　
真央： 上目遣いに聞いてみる

アゼル： 「……十分、だ」



アゼル： 少女の肩にコートを掛ける。
アゼル： 「……少し、仮眠を取る。起きたら――追撃を、開始する……少し、眠れ」
真央： 「―――……はい」
真央： 目をつぶる

アゼル： 「……眠れるか？」
真央： 「眠れないですよ―――でも、体を休めることならできます」
アゼル： 「……ん――……」
アゼル： 横になった少女の背を、軽く叩く。
真央： 「何か嫌な予感がするんです。ジブリルさんが捕まったって聞いた時から……言いようも無い嫌な予感が」

アゼル： 大丈夫、と言ってやるべきだろうか。
アゼル： 気休めを、必要としているわけではないだろうが――……
アゼル： だから、少し考えて、口を開いた。

アゼル： 「――祈れ」
アゼル： 静かに告げる。
アゼル： 「……今は、それしかできない」
真央： 「そうです…ね」

アゼル： 「……起きたら、忘れている――……大丈夫、だ」
アゼル： そっと、少女の頬に触れる。

アゼル： 「真央――」
真央： 「―――は……い？」

アゼル： 闇の中で男は優しく問う。
アゼル： 「アイツに会ったら……まず、何を言う……？」
真央： 「生きていて……良かった……と」　

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■舞台裏

◎レイ

レイ： アゼイリアの新アドレス・・・。
RL揚： 社会：アストラル　制御値　としようか。
RL揚： コネでも可

レイ： 〈社会：アストラル〉【理性】７＋S6＋銀の目１＝１４

RL揚： 判明──やはり聖母領内のある場所のようだ。



◎サファイア サファイア： Research……敵戦力
RL揚： 社会：アストラル
RL揚： 15

サファイア： m:銀の目起動
サファイア： M:〈社会:アストラル〉+〈事情通〉　生命:2+1(SE)+4(Skill)+H9(札)=16

RL揚： 一言で言ってしまえば
RL揚： “紅蓮の-Russus-”アゼイリアと、その従卒である火炎の精霊。
RL揚： そして、復活が予想される“火炎の魔獣”。
RL揚： だが、火炎の精霊──フランマは恐ろしい数が存在している。

RL揚： ゲスト“火炎-Flamma-”　　分心：“天使-FlammaAngela-”　　親衛隊：“天使-FlammaAngela-”
RL揚： 分心及び、親衛隊は[マヤカシ：ネクロマンサー]に選って召喚された[意識体-GHOST-]だ。

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