《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“偽りの烙印”






 一人の少女が死んだ。
 
 少女は、氷の教えを背負う身で多くの許されざる罪を犯していた。
 故に、氷の教えは死した彼女に罰を与える。
 
 ―――異端者、その烙印を。
 
 穢れし者を白き罪の烙印で焼き、穢れ無き氷は護られた。
 だが、その白が偽りの白であったとするなら―――。
 
 
 

トーキョーN◎VA The Detonation
『偽りの烙印』

 
 
 
かくて、運命の扉は開かれた。










オープニングフェイズ1st
メインキャスト:真央
シーンカード:エグゼク
舞台:トーキョーN◎VA・とある真教教会(回想)

RLくろしろ: それは、君がまだ聖母殿への出奔を許される前の話。
RLくろしろ: 半人前どころか、当時は4分の一人前がいい所だった君。

RLくろしろ: 今回、外界に出る事になったのは聖母殿の退魔師と合同任務に当たる師への付き添いだった。
RLくろしろ: 最も、付き添いと言っても前線に出る事はなく――作戦会議を行う所を見学した後は「ここで待っていなさい」とお留守番。
RLくろしろ: 借り物の部屋の中は退屈で、歩き回っていいと許可されていた教会の敷地内を散歩するのが日課になっていた。

RLくろしろin舞台裏: 具体的な時期は特に指定しません。指定が欲しい場合は1年前くらいだと思って下さい>真央
真央in舞台裏: (-■_■)ゞ 了解

真央in舞台裏: ヾ(-■_■)シ お外は久々ナリよ
RLくろしろin舞台裏: アクション開始 タイミング見てRLがエレナを出します。
レティシアin舞台裏: ごーごーっ
真央: 「主よ・・・いつになったら私は、人々のために戦うことを許されるのでしょうか・・・」

真央: 未熟であるのは分かっている
真央: でも、人の役に立ちたいと言うはやる気持ちが
真央: そんな呟きを言わせる

真央: 「素振りも毎日欠かさず、お祈りもしています」

真央: 「主よ・・・」



RLくろしろ: 独り言を呟きながら歩いていると、通路の曲がり角に差し掛かる。
真央: ぶつぶつとロザリオを握り締め聖母の像を前に祈り(?)続ける
RLくろしろin舞台裏: Σぎゃあ、描写が微妙におかしくなった。まあええわ、修正かけよう。
真央in舞台裏: (-■_■) んが!?ロザリオについてんですよ。 聖母のレリーフが
RLくろしろin舞台裏: おお ロザリオについてるんだ
RLくろしろin舞台裏: 了解。何か礼拝堂みたいなとこにいるつもりだったのかと思った(笑
真央in舞台裏: (-■_■) 少なくともわたしのには
レティシアin舞台裏: おお。

|っ-∀-)っ なんと言うリカバリーw
RLくろしろ: 独り言に集中した散漫な意識でも、曲がり角を曲がるくらいの事は無意識にやってのける。
RLくろしろ: しかし――



RLくろしろ: 真央と時を同じくして、真央が今まさに曲がろうとしている通路の先から歩いてきた少女がいた。



RLくろしろ: エレナ「主よ……何時になったら私も聖母の御座を守護する騎士となる事を許されるのでしょう。」

RLくろしろ: 聖氷紋章を握り締めて呟く少女。

RLくろしろ: エレナ「素振りだってお祈りだって、毎日欠かさずしています。」

RLくろしろ: 曲がり角の前に差し掛かる、独り言に集中した散漫な意識でも曲がり角を曲がるくらいの事は無意識にやってのける。

RLくろしろ: エレナ「主よ……」
真央in舞台裏: (-■_■)ノ 二人して「主よ・・・」ごつんかよ
レティシアin舞台裏: 信仰深いのですよ。
RLくろしろ: しかし――
             ごつん
RLくろしろ: 曲がってきた人間をとっさに避けるようなまねは出来はしない。

RLくろしろ: エレナ「きゃっ!?」
真央: 「ん、きゃあ」

真央: ぶつかってバランスを崩し尻餅をつく
RLくろしろ: ぶつかった相手もまた、バランスを崩して同じように尻餅をついていた。

RLくろしろ: エレナ「いたたた……」

RLくろしろ: 自分と同じように修道服に身を包んだ少女。

真央: 「いたたたぁ・・・すいません、すいません!考え事とお祈りをしていたものでっ」

RLくろしろ: 綺麗に結い上げた金髪と、朝の空のように爽やかな蒼い瞳が印象的な少女だった。

RLくろしろ: エレナ「え? あ――わ、私の方こそすいません、すいません!考え事とお祈りを……え?」
真央: 「・・・え?」

RLくろしろ: きょとんとしている、咄嗟に全く同じことを言い合ったのがびっくりしたのだろうか。

RLくろしろ: エレナ「……ぷっ」
真央: 「ぷ・・・あはははは」

RLくろしろ: 暫くの沈黙の後、蒼い瞳を弓なりに細めて少女が吹き出す。
RLくろしろ: それをきっかけに、素直な、さっきまでの悩みを吹き飛ばすような素直な笑みが零れてくる。

真央: 「同じ・・・こと、言う人が、いる、なん・・・て・・・」(笑いが止まらない
RLくろしろ: エレナ「ふふっ……それ、私の台詞。あはっ、おっかしいの――」
ジヴリルin舞台裏: |∀-) 二人して天然同士
レティシアin舞台裏: 私達PTも、天然が多くないですか?(笑)
ジヴリルin舞台裏: ジヴ「僕は違うっ?!」
ジヴリルin舞台裏:                      |∀-) 違うと良いなぁ

RLくろしろin舞台裏: こんないい子なのに
RLくろしろin舞台裏: すでに惨殺決定
RLくろしろin舞台裏:                                   RL悪ですまん -=三Σ(っ ´▽`)っ
真央in舞台裏: (-■口■)」 どこのどいつだ殺したやつ出てこい
RLくろしろin舞台裏: (ι ´▽`) ふふはははははは。
RLくろしろ: は、と軽く息をついて笑いすぎて溢れた涙を拭い。

RLくろしろ: エレナ「私はエレナ、エレナ・アロライト。……貴女は?。」
真央: 「わたしは真央、真央・ウェルマ。剣士・・・見習いよ」

RLくろしろ: 二人は名乗りあい、そして――。

RLくろしろ: エレナ「そう――マオ、マオか。よろしくね。」

RLくろしろ: ごく自然に――似た者同士惹かれ合ったのか――友人となった。
真央in舞台裏: (-■_■) ともよ、天然の友よ・・・殺した奴を私は許さん!!
レティシアin舞台裏: 怒りがっ
RLくろしろin舞台裏: しかも、腸が煮えくり返るような酷い殺され方をした挙句汚名を…
RLくろしろin舞台裏: そんな激怒スタート
RLくろしろ: 君と彼女の交流は続いた。
RLくろしろ: 住む場所は遠くて、直接会える事は少なかったけれど。
RLくろしろ: 電話越しに何度も話をし、互いの夢を語り合い、時に励まし合った。
RLくろしろ: そして、君が“半人前剣士”と呼ばれるようになって暫く――。



RLくろしろ: エレナ『聞いてマオ、私……ついに、ついに聖騎士の一人として聖母の御座を守護する事になったの。』

RLくろしろ: 彼女は、とても嬉しそうな笑顔を通信画面で見せてくれた。
RLくろしろ: 一足先に一人前になってしまう彼女、しかし――君の心に妬みなど産まれない。
RLくろしろ: 自分でも不思議なほど、君は純粋に彼女の夢の成就を喜んでいた。

真央: 『おめでとう、私もすぐに追いつくから・・・いつか一緒に』

RLくろしろ: エレナ『うん……ありがとう。――それでね、もう礼服や騎士剣は頂いたんだけど……どうしても、誰よりも先にマオに見てもらいたいの。』
RLくろしろ: エレナ『――最初に会った教会、覚えてる?。1週間後の朝、あの通路で……待っててくれないかな。』

RLくろしろ: そう言って、はにかむような笑みを浮かべる彼女。
RLくろしろ: 立場は変わろうとしているけど、その笑顔だけは昔のままだ。


真央: 『うん、わたしも見てみたい。行くよ・・・あの場所に』



RLくろしろ: そうして、君と彼女は約束を交わした。
RLくろしろ: 二人の約束はこれまで破られた事はなく、これからも破られる事はないと思っていた。
RLくろしろ: しかし――





RLくろしろ: 5日後、君はエレナ・アロライトが殺害され。
RLくろしろ:     あろう事か、異端者の烙印を押されたという信じ難い事実を知った。





RLくろしろ: シーンエンド


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