ジヴリル： 音を立てて、風を切り、空を切る。

ジヴリル： そう、此処は、“奥道後”上空200ｍ

ジヴリル： [Ａ]起動：スリーアクション
ジヴリル： [m1]起動：Ｗラビット
ジヴリル： [m2]起動：JJF
ジヴリル： [m3]none
ジヴリル： [Ｍ]〈運動〉＋〈隠密〉＋〈元力：闇の王〉
ジヴリル： 【理性】7+2(闇)+2(JJF)+2(WR)+S7=２０

ジヴリル： 周囲に、光学迷彩を張り巡らせながら
ジヴリル： 誠を腕に抱え、空中を移動している。 ジヴリル： 「………この方が絶対早いって。」

ジヴリル： 　　　　　　　　　　　　───と、言うジヴリルの提案を呑んだのが間違いだったのだ。
ジヴリル： 　　　　　　　　　　　　───生身で空を飛ぶのは、その、怖い。



天宮： 「……僕、もうジェットコースターなんか、怖ないでー」
天宮： 空を。
天宮： 空を見る。
天宮： 地上なんか見れない。
天宮： 怖いからだ。

天宮： 「（師匠がこいつを薦めたわけが解った気がするわ……）」

天宮： 脳内師匠が爽やかに笑っている。
天宮： ああ、そうだ。あれは遠泳の時と同じ顔だったっけ・・・



ジヴリル： 「い、一応、秘密なんだからな、この羽根。
ジヴリル： 　他には内緒にしといてもらえると、その───助かる。」

天宮： 「言いたくても言えんわ」
天宮： その顔と、すぐ真後ろにある少年の顔がダブって見えた。



天宮： ――…空を自由に飛ぶ10分程前

天宮： 機動要塞“高野壱式”

天宮： 「……ちゅーわけや」
天宮： 出発前に師匠に関する話をしておいた。



天宮： ※リサーチ　空魁

RL柳生： 〈コネ：空魁〉12　18　追加で15

天宮： 〈コネ：空魁〉+〈交渉〉　【感情】4+1(Conection)+C9+4(cash)=18

RL柳生： 12　相も変わらぬ元気な老人。屈強で知られる部隊員10人に戦闘訓練をつけて平然としている。
RL柳生： 15　かって“夏”の奥地にある寺院の門を叩き、一年で“絶掌”の技を修めたと言う根も葉もないホラ話が噂される。
RL柳生： 18　人に隠れ、一人で血を吐いている所を見た。【体の調子】が思わしくないように見える。



ジヴリル： 「無茶苦茶だなぁ───でも、やっぱり、身体を悪くする時は悪くなるものかぁ。」

天宮： 「師匠は責任を感じとる。あんな無茶しはるんも、過去の贖罪のためや」
天宮： 師の過去を話すのは忍びなかったが、彼には話しておくべきだと思った。



天宮： ※リサーチ　【体の調子】
RL柳生： 【空魁の体】
RL柳生： 〈電脳〉15＋〈社会:テクノロジー〉16　or　〈隠密〉18＋〈社会:テクノロジー〉15　or 　〈コネ:最超〉　15
RL柳生： ※チーム組んでるなら共同作業可

天宮： 〈コネ：最超〉 【理性】7+SJ=17

RL柳生： ・かって“大津波”の際、取り残されたヒルコ達の為に三日三晩戦い続けた。
RL柳生： 　その代償に全身を瘴気に蝕まれている。
RL柳生： 　既に手の施しようもなく、今、立って動けているだけでも現代医学の常識を大きく超えている。
RL柳生： 　だが、それももう限界が近づいている。
RL柳生： ※アクト中、もしくは終了後死亡。



ジヴリル： 「───………」

天宮： 「……師匠はもう、長くない」
天宮： 依頼を受けた時、最超から聞いた言葉。

RL柳生： 『あいつは昔からそうだった――
RL柳生： 　　　　いつだって、体を張ることしか知らん。本当に不器用な奴だった――』

ジヴリル： 「………本当に、命がけで………」

天宮： 「あの人はいつもそーやった。わやする事しか知らんかった」

天宮： ――ほんま、しょーもないやろ？

天宮： 力無く笑う。

天宮： 「せやから、はやせなあかんねん」
ジヴリル： 「───うん。」

ジヴリル： なんとしても、作戦を成功させたい。
ジヴリル： そのためにも、僕らの持ち帰る情報は少しでも正確で有る必要が有る───



ジヴリル： リサーチ：【地下からのエネルギー】

RL柳生： 〈コネ：最超〉〈社会:テクノロジー〉　12　15 ジヴリル： |m－∀－)ノ⌒H3破棄、失敗。
天宮： 〈社会：テクノロジー〉　【感情】4+1(Outfits)+CQ=15

RL柳生： 12　死国の地下から漏れ出す謎のエネルギー。自然を活発化させ、異常な蟲や森を形作る大きな要因。
RL柳生： 15　漏れ方にムラがある。そのエネルギーの乱れは何か生き物の呼吸を思わせる。
RL柳生： 　詳しいデータを知るためには、“奥道後”でのデータ収集が必要だ。 ジヴリル： 「見えた───あの辺りだよ。」

ジヴリル： 着陸態勢に入る。“奥道後”───ヒルコ達の巣窟。その最奥。
ジヴリル： たたた、と数歩地面を走って止まる。無事に着陸成功だ。



ジヴリル： 「………空魁師………貴方の贖罪は───」

ジヴリル： 森を見上げ、呟く。あの時の表情が、頭を過ぎる。
ジヴリル： 僕が、“家族の”墓を参ったと告げた時の。



ジヴリル： リサーチ：【亡くした家族】

RL柳生： 〈コネ:空魁〉〈コネ：最超〉　15 ジヴリル： 〈交渉〉az〈コネ：空魁〉【感情】5+CQ=１５



ジヴリル： ───あの表情は───

RL柳生： 15　彼にはかって娘がいた。
RL柳生： 　娘はヒルコであったが、人間の男と結ばれ子をなした。
RL柳生： 　だが、ささやかな幸せもヒルコを迫害する暴徒の手で打ち壊さる。
RL柳生： 　夫は殺害され、娘とその赤子も追い込まれた先の死国の樹海で森に呑まれて消えた。

RL柳生： 以上



ジヴリル： 「………そう、あの目は………」
ジヴリル： 「───僕の、お師匠と、同じ目だったんだ。」 レイド： 〈製作：ヴィークル〉＋〈コネ：ジヴ〉【理性】8+S6＝14

レイド： 近くにある大地の裂け目から、機械音が聞こえてくる
レイド： 暫くして現れるのは…噴射音…それと風を切る音

ジヴリル： 「───こんな深部に、ウォーカー？」

レイド： 白い機体に多数の傷を負った、ヴァローナ 天宮： 「……」
レイド： と、大きな音を立て二人の近くに着地する

天宮： 「このウォーカーは……」
レイド： 「…こんな所で、なにやってんだ、餓鬼共?」

ジヴリル： 誠と顔を見合わせ、そのヴァローナへと駆け寄る。

ジヴリル： 「やっぱり───！」
天宮： 「レイドさん！」

レイド： 「…ジヴリルに、天宮か……なんで、お前らがコンビでこんな所いるんだ？」
レイド： ハッチが開いて中から、アーマーギアを着込んだ男が出てくる

ジヴリル： 「こっちもそれを聞きたいところなんですけど───今、奥道後の方から来ましたよね？！」
レイド： 「あー…まぁ、ちとばかし、な？」
天宮： 「――…詳しい経緯を聞かせてくれますか？」
レイド： 「あぁ…ちと、面倒な事になってるからな」と、二人の前でメットを外し、語りだす RL柳生： そんな三人を照らす夕日の光。
RL柳生： それが彼方の山すそに落ちていく。

RL柳生： そして、東の山が赤く輝き、

RL柳生： 天をも焦がすような巨大な火柱が噴き上がった。

RL柳生： それも一瞬、赤い光の残滓を残し焔は消える。

RL柳生： 場所は……

RL柳生： 　　　　　　　　　　“石鎚山”





RL柳生： 　　　　　　　　　　――　中断　――

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■舞台裏

none

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