《難攻不落》っ!!!　トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“oracle”

オープニングフェイズ1st
メインキャスト：トリストラム・黒沢
シーンカード：カリスマ
舞台：グリーンエリア・オフィスビル街
RL TIO
黒沢が緒方と一緒に駆けつけた時には、もうあらかたのことは終わっていた。
ビル内にサイバーサイコが乱入、死傷者を多数出したのち、突入チームに射殺――
いや、実際は格闘戦になったすえ、スティングナイフで斬られたので斬殺なのだが、ニュースにはそう載る。
ともかく、後は事後処理と裏付けの事情聴取というところ。
黒沢
「あいやぁ……こいつぁヒデェや」
RL TIO
緒方「……派手に暴れたらしいなぁ」
パテーションとトロンの残骸、人間の遺体が散らばっている。
黒沢
「……事情聴取で済むんなら現場に呼びつけないでよ。俺がこーゆースプラッタ嫌いなの知ってるでしょーに」
と、ぶつくさ言いながら、極力血だまりを直視しないように努力するも、報われていない状態である。
RL TIO
白い液体がぶちまけられている。
黒沢
「……なぁ、おがっちゃん、これもしかしなくてもアレかい？」
ナナシア(裏)
牛乳だな。
RL TIO
緒方「義体の循環液だな。犯人と、被害者の何人かは義体だ」
黒沢
「勘弁してくれぇ……」　天井を振り仰ぐ
RL TIO
緒方「そう言うなよ、俺ン中にだってそいつが流れてる」
緒方は数ヶ月前、銃撃戦で重傷を負い、体を“剣”型に換装したばかりだ。
黒沢(裏)
|っ－∀－)っ
|っ_Ａ_)っ　とか言いながら、自分もこういうのを量産する武器を持っているんだがｗｗｗ
ナナシア(裏)
ｗｗｗｗｗｗｗ
量産されるボディなのですがｗ
堅護(裏)
ｗｗｗｗｗｗｗ
黒沢
「生きて動いてるならいーんだよ。ぶちまけたところ見せないで頂戴。　ったく」
「……で、話が聞けるような奴が生き残ってたのかい？」
げっそりした表情で同僚に尋ねる
RL TIO
緒方「怪我人は病院、無事な者は基地で事情聴取してるとこだが――まあ、ちょっと見てくれ」
と、壁の弾痕を差す。
黒沢
「あーん？」
　血まみれの壁を見るよかましだ、とそちらを見やり
RL TIO
緒方「どうも、このオフィスを借りてる社員の何人かは犯人に応戦したらしい」
緒方「まあ、届け出と携帯許可は出ている銃だが――」
緒方「Ｍ９８Ｆ１のピアシング。自衛用にしちゃ大袈裟な銃じゃないか」
黒沢
「軍用といっても通用する代物だね。……対装甲なんて穏やかじゃない」

「襲撃者も義体……襲撃も想定の内と言わんばかり、って訳かい？」
「おがっちゃん、被害を受けた会社（ココ）、何屋さんだっけ？」
すっとぼけた口調だが、目だけは笑っていない──
RL TIO
緒方「広告屋だが――臭うな。これで終わりじゃないかもしれん」
緒方「……犯人自体の身元は前があったんでもう割れてる。つまらん喧嘩屋だ」
黒沢
「しょうがねぇなぁ……今日もまた残業ですよ。おがっちゃん、手分けしようか。分担はどーする？」
RL TIO
緒方「俺は犯人の後ろを洗ってみる。そっちはこの会社の裏を取ってくれるか」
緒方「“カン”だが……このヤマ、裏がでかいかもしれん」
緒方のカンは良く当たる。
黒沢
……得にろくでもない方向に事件が転ぶ時には、という枕詞がつくあたり、同僚の受けが良くないのが玉に瑕だ

「おーらい。晩飯時に一度打ち合わせしようや。……ふらんす屋でセットメニューが安いらしいよ」
RL TIO
緒方「ああ……しかしまた女房に恨まれるな」
黒沢
「嫁さんも元イヌでしょうに。わかってくれるさぁー」
　気休めを言って肩を叩きつつ
RL TIO
緒方「最近”ご無沙汰”なんだ。今日は早く帰る約束でなあ」
黒沢
「へいへい、ごっそさん──」
　　　止めてあった覆面パトカーに乗り込み彼と別の方向へ走り出す
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