《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“真なる心”

クライマックスフェイズ1st
メインキャスト:ALL
シーンカード:バサラ(逆)
舞台:レッドエリアの教会

ユリウス: ――聖母の祝福はまだ此処にあり。
ユリウス: 清涼で荘厳な空気が漂うこの場所は、まだ神のおわす場所。
ユリウス: 幾重にも補修が繰り返されたこの場所は、愛された場所である事は明白で。
ユリウス: ――その槍に、主が奪われた今であってもまだ、その世界を残していた。

          カツン
                カツン
RL柳生: 規則正しい足音が近づいてくる。
RL柳生: 遠くから、真っ直ぐに、迷いない足取り。

ユリウス: あの時も同じ。―あの時も。――全く変化の無い足音。

RL柳生: その足音が教会の扉を前に止まる。
          ギィィィ
RL柳生: 古びた扉が押し開けられた。
RL柳生: まず目に飛び込むのは、身の丈ほどの赤い槍。
RL柳生: 黒衣をまとった隻眼の麗人が足を踏み入れる。



RL柳生:      「約束の時は来た」



RL柳生: 厳かに告げ、赤い穂先がユリウスの心臓を指し示す。

ユリウス:      「約定に従い、答えを返そう」

ユリウス: 空気を裂く、張りのある言葉。

RL柳生:        「ならば聞こう、選択したのはその命か、その魂か!」

RL柳生:           冷たく澄んだ声が響く。



ユリウス:           一度、瞑目。次に響き渡るは王の勅。

ユリウス:        「“聖王”として応える。―王は法を遣わし、法に従うもの」

ユリウス:           清浄な、何処までも清浄な言葉と心。

ユリウス:        「そは天秤の護り手。―命に傾くも、魂に傾くもあらず」

ユリウス:           決意。―理想と共にある決意。取り戻させてくれたもの。



ユリウス:        「私が守るは平衡。釣り合い、鬩ぎあい、どれも喪わぬ―」

ユリウス:        「望むは――全てが存在する、未来」
ギャリックin舞台裏: ヾ(゜ω゜)ノ゛ かっこいいじゃないか
ギャリックin舞台裏: |皿・)
ギャリックin舞台裏: |皿・)ぬう
ギャリックin舞台裏: |皿・)こういう演出も
ギャリックin舞台裏: |皿・)いいなぁ・・・
ジヴリルin舞台裏: |∀-) うむ。
ジヴリルin舞台裏: |∀-) 見ていて楽しい
RL柳生:           黒衣の麗人は瞑目する。

RL柳生:         「王よ」          

RL柳生:           空気を切り裂く冷徹な声。。

RL柳生:         「その道は厳しい。脆き心にて歩める道ではない」       

ユリウス:           まるで氷のようで、まるで夜のようで。

ユリウス:         「承知。――確かに、我が心は脆弱。――だが、だからこそ」

ユリウス:           だからこそ、応えは光。意志の熱。



ユリウス:         「理想を追うと同じく、人の理想であり続ける。―願う心、王と呼ぶ人、託す理想」



ユリウス:           決意した事。全てを救うという傲慢と、全てを叶えるという不遜。

RL柳生:                「なれば」

RL柳生:           麗人は赤き槍を掲げ、聖王を真っ直ぐに見据える。

ユリウス:         「その全てが、私の心となる。――民―願い―と国―理想―が存在しうる限り……幾度折れてもまた、輝きを放つ」

ユリウス:           柄に手をかける。鞘よりもれ出た光は――純白。

ユリウス:                「共に歩もう―我等が闘争の言葉を持ちて」

RL柳生:           「なれば、我が槍は人の心の脆きを穿つ……御身に宿りしが真なる心か否か」

RL柳生:         槍をしごく。ぬらりとして怪しく光るは――真紅。

RL柳生:                「我が一閃を以って、見極めん」

ユリウス:                「来るがいい、“堕天の赤槍”――我が心、安くは無いっ」

RL柳生:            「では、参るぞ……王よ」

RL柳生:           槍を掲げる。

RL柳生:           空間に幾つもの波紋が浮かび、現れる長い影。

RL柳生:              槍。

RL柳生:           幾つもの槍が、虚空から染み出すように現れる。
RL柳生:            その数は九十九。
RL柳生:           黒衣の麗人の周囲を、破軍の槍が布陣する。

ユリウス:           迎え撃つは、人。
ユリウス:           その数は少ない、100どころか、その10分の一にも満たぬ。
ユリウス:           それが今、王の携える軍団。

ユリウス:           だが、紛うな。軍とは人なり。人が組み、軍となる。
ユリウス:           寡兵なれど―槍に負けることなどあろうかっ。



ギャリック:     「そう──」

ギャリック: “聖王”の背後に立つ男が口を開く。

ギャリック:     「雑魚なら任せればいい。 後ろに立つ者は君の味方だ」

ギャリック: 男はゆっくりと息を吸い──



ギャリック:      「君の背中を守るのは、“伝説”と“虹”──大虐殺の伝説と、君を支える素晴らしき者だ!!」



ギャリック: 王の味方たることを高々と宣言する。



RL柳生:           「そうか、お前か伝説……お前が奴の言っていた予想屋か……」
RL柳生:            麗人の口元に浮かぶ、極微かな笑み。

RL柳生:           「王の助太刀をすると言うなら、是非も無い」
RL柳生:           振り払うように、槍を一振り。



ジヴリル:            「だから、“聖王”は、成すべき事を──」

ジヴリル: 属性は闇。だが、纏うは光──
ジヴリル:                 ──儚き虹の如く、陽によって王に従う影の如く
ジヴリル: 揺らめく姿でその傍に侍り、現れる



ユリウス:            「――あぁ」
ユリウス: たった一言の返事。それは、信頼。

ユリウス:            「行くぞ、槍よっ」



RL柳生:           「参られよ、我が全力を持って御身を穿たん!!」










RL柳生:           ――シーンエンド――
RL柳生in舞台裏: ちなみに、データで語ると6トループ。
ギャリックin舞台裏: ガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン
RL柳生in舞台裏: 1レベルですけどw
ジヴリルin舞台裏: |∀-) うははははっw
ギャリックin舞台裏: |皿・)俺は精神戦用プロットしかできていないので ちぃとあれですがね。 
ユリウスin舞台裏: ―まぁ、トループくらいなら6程度なら止められると思うけど、止めたらゲストが止められないw
ギャリックin舞台裏: |皿・) [差分値] 18とかいけば 即殺できるだろ 実は私サブリミナル持ちですから!
RL柳生in舞台裏:


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